♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥♡♥♥
Title
クワイエット・プレイス DAY 1
2024.6.28公開
アメリ映画
Staff
監督/マイケル・サルノスキ
製作/マイケル・ベイ他
Cast
サミラ:ルピタ・ニョンゴ
エリック:ジョセフ・クイン
アレックス・ウルフ
ジャイモン・フンスー
Story
社会現象ともいえるあの超ヒット作「クワイエット・プレイス」の3作目。
『音を立てたら”超即死!!”」という強烈なキャッチフレーズが観客の度肝を抜いた1作目の、471日前のニューヨークを襲ったとてつもない恐怖が描かれます。
そこは『ホスピス』。
末期患者の”終の棲家”です。ここで暮らすサミラは、愛する猫と明日をも知れぬ闘病生活を余儀なくされていました。
痛みを和らげる「パッチ」を皮膚に貼り付け、その日をしのぐ辛い人生がまもなく幕を下ろそうとしているのでした。
病院の仲間たちとマンハッタンのある劇場に「人形劇」観劇に行ったその日に、世界的な異変が起こります。
得体の知れない怪物軍団が街を縦横無尽に埋め尽くし、「音」への反応を通して人や建物を破壊しまくるのです!!
彼らは目が見えない巨大で狂暴な怪獣。ちょっとした「音」でも即座に襲いかかってきます。
劇場を出たサミラと猫でしたが、どこへ行っても破壊は止まりません。念願であった自宅へと帰ることができた彼女と行動を共にいたのは猫だけではありませんでした。
地下鉄へ避難した時に出会ったエリックという青年が一緒でした。「避難船」が出る港まで行くようにエリックを諭しますが、イギリスから法律の勉強にきたエリックは怯えてしまい、独りになるのを怖がります。仕方なく自宅で避難生活を始め、助け合います。
自分は残り少ない命だからと諦念し、せめて将来あるエリックだけは助けたいと、恐怖をものともせずに活路をさがすサミラはとても勇敢な女性でした。
彼女の心の支えとなっている猫が幸い(^-^)怪我もせず、いたるところで彼女とエリックに合流する「奇跡」には微笑んでしまいますよね。
破壊されつくす街を描くSFXは『凄い!!』のひと言でした…
Title
フィリップ
2024.6.21公開
ポーランド映画
Staff
監督/ミハウ・クフィェチンスキ
製作/ミハウ・クフィェチンスキ他
Cast
フィリップ:エリック・クルム・Jr.
ピエール:ビクトール・ムーテレ
リザ:カロリーネ・ハルティヒ
ブランカ:ゾーイ・シュトラウプ
フランチェスコ:ジョゼフ・アルタムーラ
ルカス:トム・ファン・ケセル
バウムラー:ガブリエル・ラープ
スタシェク:ロベルト・ベツキービッチ
マレーナ:サンドラ・ドルジマルスカ
Story
第二次世界大戦の最中にポーランド人作家に起きたある実体験が基になっています。
1941年。
ワルシャワ・ゲットー在住のポーランド系ユダヤ人たちが集う舞台で、ナチスの襲撃で恋人と家族を惨殺されたフィリップ。
2年後にはフランス人になりすまし、ドイツのフランクフルトの高級ホテルでウェイターとして生計を立てていました。
彼の心に巣くったナチス・ドイツへの憎しみと復讐心は、やがて形あるものへと現れていきます。
それは、ドイツ人女性を自分のとりこにし、捨てるという卑劣な行為でした。当時のドイツの法律では、”純血維持”の名目で外国人と付き合った女性は告発され、髪を切られるという戒めもありました。
ウェイター仲間で親友だったピエールまでもがナチスに殺され、最後の糸が切れてしまったかのようなフィリップは、深夜のホールで号泣します。
かけがえのない友を奪われた彼はさらなる計画を実行する日を待つのです。
戦争ものは数多く存在しますが、今作はそれらとはちょっと違った視点からナチス・ドイツとの関りを表現しています。実話ということもあり、深い感銘と絶望を観客に与える作品となりました。
Title
チャレンジャーズ
2024.6.7公開
アメリ映画
Staff
監督/ルカ・グァダニーノ
製作/レイチェル・オコナー他
Cast
タシ・ダンカン:ゼンデイヤ
パトリック・ズワイグ:ジョシュ・オコナー
アート・ドナルドソン:マイク・ファイスト
ダーネル・アプリング
A・J・リスター
ナダ・デスポトヴィッチ
ナヒーム・ガルシア
ヘイリー・ゲイツ
ジェイク・ジェンセン
Story
大学進学を控えたタシは、学生テニスの世界では人気・実力を誇るトップ・プレイヤー。
タシと同じく大学進学を視野に入れたアートと、プロを目指すパトリックは大の仲良し。タシへの憧れを持つ将来性あふれるテニスプレイヤーなのです。
次第に深まる3人の友情と、複雑な恋愛感情がないまぜになったキラキラした青春を謳歌していた彼らでした。
しかし、誰もが羨む成功をすでに手にしていたタシは、試合中に足を怪我してしまい、当時親しくしていたパトリックとの仲も冷えていきます。
そんな失意の時にタシを支えたのは、パトリックと公私共にライバルであったアートでした。
やがて2人は結婚し、娘に恵まれます。現在パトリックとアートは、テニスプレイヤーとして転戦を繰り返す日々を送っています。
アートにはコーチとしてタシが常に付き添い、アートがトッププレーヤーになる夢を持ち続けています。その裏ではスランプを噂され、心身ともに疲弊し引退が心の片隅によぎるアートでもありました。
一方、パトリックはというと、その日の食事や宿泊費にも困るほどの困窮生活に転落していました。そんな中、ある大会で再会した3人に過去がよみがえってきます。
くっついたり離れたりを繰り返してきた彼らの、テニスを中心にした青春の輝きと男女としての危うい人生模様が生き生きと描かれ、テニスファンだけでなく、映画を観た人たちに大きな感動を与えてくれるでしょう。
とにかくゼンデイヤ、ジョシュ、マイクのテニスの腕前には驚かされました!!
彼らにはそれぞれテニスの経験があるんでしょうね。そうでなければ、プロと見間違うほど豪快で緻密な試合運びのシーンは撮れなかったでしょう。
タシにとってはどちらがより自分にふさわしいパートナーなのか?
パトリックとアートの人間性について少し考えてみました。
パトリックは派手な言動で周囲を楽しませる魅力が満載のようですが、時と場合によってはうるさすぎるし、軽薄さが鼻につくような…
アートはその点、柔らかな感性と誠実に人や自分と向き合える能力をもっているなと感じました。
よって、タシのパートナー(結婚相手)としてはアートに軍配をあげちゃいました。
それでも、終盤になると「もしかして、パトリックの方がタシに似合っているんじゃないのか?」と感じさせるシーンがありましたね。
結論としては、タシは両方とも親友として離れがたいのではないかと推測しました。
皆さんはどう思いましたか?
Title
ドライブアウェイ・ドールズ
2024.6.7公開
アメリ映画
Staff
監督/イーサン・コーエン
製作/イーサン・コーエン他
Cast
ジェイミー:マーガレット・クアリー
マリアン:ジェラルディン・ビスワナサン
スーキー:ビーニー・フェルドスタイン
ギャング1:C・J・ウィルソン
ギャング2:ジョーイ・スロトニック
ボス:コールマン・ドミンゴ
コレクター:ペドロ・パスカル
カーリー:ビル・キャンプ
ゲイリー・チャネル上院議員:マット・デイモン
Story
古い付き合いのジェイミーとマリアンがまさかの事件に巻き込まれるコメディ。
お堅いマリアンは伯母を訪ねてフロリダ州・タラハシ―に行くことにしますが、同居しているスーキーと喧嘩別れになり家を追い出されたジェイミーも同行することになります。
ジェイミーは発展家のレズビアンで誰彼ともなく関係を楽しむ享楽主義者ですが、マリアンはそんなジェイミーとは距離を置いています。
どうせ旅行するならタダで車に乗れ、お金も稼げる「車の配送(ドライブ・アウェイ)」を思いつきます。
あてがわれた車で颯爽と出発した2人は行く先々でレズビアン・バーに寄り道をし、罪悪感”0”のジェイミーは一夜の相手を物色することを繰り返します。
そんな気になれないマリアンは独りで過ごすしかありません。たまたま夜に歩いている所を警官に見咎められ、留置場に入れられる羽目になります。
そんな不穏な道中にさらなる暗雲が垂れ込めてくるのでした。なんとギャングに追われていたのです。
彼らは「ある物」を彼女たちが運転するトランクに入れており、それはどんなことをしても奪還すべき「大事な物」だったのです。
さすがに、イーサン・コーエンの監督作だけあって、もう際どいシーンの満載で、「こんなんあり!?」という呆れる表現も溢れかえりで「アメリカってこんなんなの?」と引いてしまいました。
それでも、可憐なマリアンと奔放なジェイミーとのコンビは相性がピッタリだと感じられました。
なぜかマット・デイモンが窮地に落とされた上院議員として登場したのには笑えました(^-^)
ジェイミーを振った警察官スーキー役のビーニー・フェルドスタインがとても面白いです。
ジェイミー役のマーガレット・クアリーは、2022年5月公開の「マイ・ニューヨーク・ダイアリー」とは違った魅力を見せてくれますよ。
Title
恋するプリテンダー
2024.5.10公開
アメリ映画
Staff
監督/ウィル・グラック
製作/ウィル・グラック他
Cast
ビー:シドニー・スウィーニー
ベン:グレン・パウエル
クローディア:アレクサンドラ・シップ
ピート:ガタ
ハレ―:ハドリー・ロビンソン
キャロル:ミシェル・ハード
レオ:ダーモット・マローニー
ジョナサン:ダレン・バーネット
ロジャー:ブライアン・ブラウン
イイニー:レイチェル・グリフィス
マーガレット:チャーリー・フレイザー
ボウ:ジョー・デビッドソン
Story
メチャクチャ楽しい映画がやってきました!!
新しいラブ・コメです💚
このところ人気爆発気味のグレン・パウエルが本領発揮した感がありますね。
あの「トップガン マーベリック」のハングマン役で人気急上昇中の彼が仕掛ける”恋”のやり方?が最高に面白いのです。
カフェでベンが並んでいるとそこへトイレを必要としているビーが入ってきます。一度はスタッフにトイレ使用を断られるのですが、ベンの機転で事なきを得ずの結果になります。
これがきっかけでお互いに意識し合い、一夜を共にすることになりますが、ベンが眠っているのを起こすに忍びないことも手伝ってそっと部屋を出ていくビー。
そこへたまたまベンに会いにやってきた友人のピートとベンの会話を聞いてしまったビーは、彼に悪い感情を抱いてしまいます。
ビーの気持ちを知らないベンは、彼女の姉の結婚式が行われるシドニーへの旅で再会。そんな事情を知らないビーの姉と婚約者は、結婚式までの数日間にビーとベンの仲を取り持とうと画策します。ややこしいことに、ビーの両親はビーの元カレを招待してしまい、周囲を巻き込んだ騒動へと発展していきます。
心の奥ではお互いに好感を持っていそうなビーとベンですが、2人ともプライドが邪魔をしてなかなか本心をさらけ出すことができないまま、結婚式当日を迎えてしまいます。
男女の機微を描いた作品は数多いですが、このジャンルに新しい風が吹いてきたように感じました(^-^)
ほんとに楽しいラブ・コメですので、ぜひご覧ください!
恋愛映画としても参考になる良作ですね。
Title
お終活 再春!人生ラプソディ
2024.5.31公開
日本映画
Staff
監督/香月秀之
製作/米澤義一他
Cast
大原千賀子:高畑淳子
大原亜矢:剛力彩芽
大原真一:橋爪功
桃井梓:松下由樹
菅野涼太:水野勝
菅野敬一:西村まさ彦
山田一夫:石橋漣司
丸山英恵:凰稀かなめ
Story
「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」の第2弾。
熟年夫婦の今後の生き方を探る、誰にとっても為になりそうな楽しいコメディ。
何事にも無関心、批判的な意見を量産する夫・真一にもめげず、自分の「夢」に真摯に向かい合い、周囲を巻き込みながらキラキラ輝く千賀子の姿が感動を呼びます。
若い頃にシャンソン歌手を目指して習っていたシャンソンを再開することにした千賀子は、数十年ぶりに恩師の家を訪問します。
そこにいたのは恩師の娘・英恵でした。彼女と新しい絆を築きつつ、かつての夢を全力で引き寄せようとする千賀子と家族の暖かい関係が、いつの間にか忘れかけていた”人”とのつながりを改めて学ぶ機会になりそうですね。