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映画コラム

ここでは、私が実際に劇場で観て印象に残った映画を取り上げていきます

<ミミの宝石箱>

http://daiana-rose.seesaa.net/

<キャメロンの部屋>

http://blog.goo.ne.jp/jullia_2009


2018.5.22

Title

ダリダ あまい囁き

2018.5.19公開

フランス映画

Staff

監督/リサ・アズエロス

制作/ジュリアン・マドン他

Cast

スベバ・アルビティ:ダリダ

リッカルド・スカマルチョ:ブルーノ

ジャン=ポール・ルーブ:リシャール・モリス

ニコラ・デュボシェル:ルイジ・テンコ

Story

フランスの国民的歌手ダリダの伝記物語です。

まず、ダリダ役のスベバ・アルビティの美しさに圧倒されます!!

この世の者とは思えないその美貌。

スタイルの良さ。

存在感の大きさ脱帽でした。

 

ダリダその人に良く似た女優をよくも見つけたものだと驚愕します。

監督が彼女を見つけたのは幸運以外のなにものでもないのでしょう❤

まるで、ダリダを演じるために生まれてきたかのようなスベバ・アルビティの心底からの努力を認めることができるのではないでしょうか。

 

ダリダという名前は聞いた覚えはありませんでしたが、歌を聴くと「あっそうそう!」と思い出しました。

あれらの歌を歌っていたのがダリダだったのですね。

 

幾度かの若い恋人との激しい恋と別れ(それも哀しすぎる別れも・・・)

平凡な主婦を夢見ていたダリダが情熱をかけて愛した男性たち。

この映画で観るかぎり、彼女よりも若いですね。

 

伯爵のリシャールとの出会いでなんとか大人の男性と付き合い出したと安心していたら、やっぱり甘えたな力不足の恋人だったようで…

 

理想の男性に恵まれなかったのかもしれませんし、その仕事、生き方、環境が実りある恋愛を拒んだのかもしれないですね。

 

何度も観たいと思わせる映画でした❤♡❤



2018.5.20

Title

ピーターラビット

2018.5.18公開

オーストラリア・アメリカ・イギリス合作

Staff

監督/ウィル・グラック

制作/ウィル・グラック他

Cast

ローズ・バーン:ピア

ドーナル・グリーソン:トーマス・マグレガー

サム・ニール:マグレガーおじさん

Story

あのピーターラビットの実写化が映画で観られるなんて思ってもいなかったことが実現したのですね~!

子どもから大人まで、それも世界中で誰でも知っているお話です❤

 

動物と俳優の動きがピッタリで、現代のCGの凄さには驚くばかり。

ローズ・バーン扮するピアは心優しい女性。

となりに越してきたちょっぴり偏屈青年のトーマスとのロマンスもいい感じで進行していきますが、それを快く思わないピーターと姉妹たちとの強烈な戦争がおもしろくて笑いっぱなしでした!

ドーナルはシリアス系もこういうコメディもこなせる演技の幅の広い俳優ですよね~♪♪

 

前年の2017年は原作者のビアトリクス・ポターの生誕150周年、さらに今年は彼女の没後75年というメモリアルだとか。

いいタイミングでの公開は全世界をハッピーにしてくれることでしょう(^。^)y-.


2018.5.18

Title

ランペイジ 巨獣大乱闘

2018.5.18公開

アメリカ映画

Staff

監督/ブラッド・ベイトン

制作/ボー・フリン他

Cast

ドウェイン・ジョンソン:デイビス・オコイエ

ナオミ・ハリス:ケイト・コールドウェル

マリン・アッカーマン:クレア・ワイデン

ジェイク・レイシー:ブレット・ワイデン

ジョー・マンガニエロ:バーク

Story

姉弟が経営する悪徳企業の遺伝子操作のミスにより、誤って巨大害獣に変身させられた動物3頭がある使命を負い、大都会で乱闘を繰り広げるアクション?映画でした(^_^.)

 

ロックさまが主役の映画は必ず観に行く私ですが、この映画は予告編も観た覚えがなく、行き当たりばったりで決行したのでした❤

 

でも、面白さという面では大正解でした!!

怪獣ものと分かったので、怖いのが出てくるのかとちょっとビビりましたが、3頭ともそれほどの怖さはなく、

わりとリラックスして観ることができました。

 

ゴリラのジョージと心を通わせるデイビスには驚かされましたが、ジョージが赤ちゃんゴリラの時から育て上げたと知り、納得。

動物と心を許し合うというのはいいものですね~★

 

一番の収穫は、悪徳姉弟の姉の方のクレアをマリン・アッカーマンが演じており、その凄い迫力にくぎ付けになりました!!

クレアのファッションもお楽しみ下さいね。



2018.5.13

Title

マルクス・エンゲルス

2018.5.12公開

フランス・ドイツ・ベルギー合作

Staff

監督/ラウル・ベック

制作/ニコラ・ブラン他

Cast

アウグスト・ディール:カール・マルクス

シュテファン・コナルスケ:フリードリヒ・エンゲルス

ビッキー・クリーブス:イェニー

オリビエ・グルメ:ジョセフ・プルードン

Story

マルクス生誕200年記念として制作されたそうです。

マルクス・エンゲルスと言えば、共産主義の始まりを作った人としてしか知りませんでした。

とても有名な人たちですが、実際に何をしたかまでは知る機会がなかったので、

今作を見れば少しは理解できるかもしれない、とかなり期待して行きました。

 

政治や闘争の話となるとやはり難しくなかなかついて行きづらいものでしたが、

歴史的に見れば、かなり重要な時代の記録とも言えるので、

映画で理解できなかったところは、本で調べたりしないと、

本当のところはわからないままになりそうです。

 

現在は社会主義とか共産主義は衰えているわけですが、

本来の理想とはかけ離れているのではないかと、感じられるのです。

国民全体が自由と平等となることを望んだにもかかわらず、

社会主義でも支配層がいて、

労働者がそれを支えているのが

現状のようですね。

 

人間の本性はいつの時代も変わらないのだと思います。

「持てる者」と「持たざる者」

に二分されるのがこの世の常でしょう。


2018.5.12


Title

モリーズ・ゲーム

2018.5.11公開

アメリカ映画

Staff

監督/アーロン・ソーキン

制作/マーク・ゴードン他

Cast

ジェシカ・チャステイン:モリー・ブルーム

イドリス・エルバ:チャーリー・ジャフィー

ケビン・コスナー:モリーの父

マイケル・セラ:プレイヤーX

ジェレミー・ストロング:ディーン・キース

Story

スキー選手としての生命を断念し、新たな人生に挑戦する実在のポーカールーム経営者を

ジェシカ・チャステインが演じます。

今作のジェシカは評判通りの豪華なセレブの姿を堪能させてくれて、

思わず見とれてしまいました。

どちらかと言えば、古風な顔立ちのjジェシカですが、

ビシっと決めたらもう適う者なし!!の迫力でした。

 

ポーカーの世界を全然知らないので、ストーリーにはついて行けず、

その代わりにジェシカのファッションに焦点を合わせて(^_^.)映画を楽しみました♪♪

 

女ひとりで男性客、それも富豪たちを相手にギャンブルの経営なんて凄すぎますよね~。

しかし、順調な時はいいですが、いざ事が起これば大変な窮地に立たされる非情な世界なのでした。

 

それでも自分にできる限りの対応に執着する大胆な姿勢には感嘆するばかりでした。

ポーカー好きな人にはおもしろいと思います❤


2018.5.11

Title

ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた

2018.5.11公開

アメリカ映画

Staff

監督/デビッド・ゴードン・グリーン

制作/トッド・リーバーマン 

     ジェイク・ギレンホール他

Cast

ジェイク・ギレンホール:ジェフ・ボーマン

タチアナ・マズラニー:エリン・ハーリー

ミランダ・リチャードソン:パティ・ボーマン

リチャード・レイン・Jr:サリー

ネイサン・リッチマン:ビッグD

Story

「普通のダメ男がなんで英雄になれたの?」と正直思いました(~_~;)

それが2013年ボストンマラソンの爆破テロで両足を切断せざるを得なかったジェフ・ボーマンだったのでした。

 

じっくり見れば、いえ見なくても本当にじれったくなるようなダサいジェフ。

甘えたで、人任せ・・・

 

やっぱり大勢の家族(仲間)に囲まれた人ってどうしても幼稚さが抜けないわねエ~と常々感じている私ですが、この映画の主人公はまさにバリバリのロールモデルと言えそうでした。

 

そんなダメ男がどのようにして『英雄』になりえたのか?

そこには、自分を必要としてくれる人たちの真摯なまなざしがあったのです。

 

理不尽なテロ被害により両足切断なんて、どう考えても受け入れることができないことですが、そんな彼をわが心の慰め、励ましとして人生を賭けて受け止めてくれている何人かの人たちと接することで、自分の在り方を理解するジェフの姿に打たれました。

 

ここまで来るのに要した時間は長く、苦しいものでしたが、無駄ではなかったのです。

清々しい表情からは自分も人生を生き直すチャンスをつかんだジェフの喜びと決意がうかがえました。



2018.5.10

Title

シューマンズ バーブック

2018.4.21公開

ドイツ映画

Staff

監督/マリーケ・シュレーダー

制作/マリーケ・シュレーダー

Cast

チャールズ・シューマン

シュテファン・ウェーバー

デイル・デグロワ

ジュリー・ライナー

コリン・フィールド

Story

伝説のバーテンダー、ドイツのチャールズ・シューマンのドキュメンタリー。

革新的レシピ本『シューマンズバーブック』の著者でもある彼が、カクテルを求めて各地を訪ねていく旅を描いています。

 

カクテルの世界ではかなり有名な方らしく、行く先々で感動の対面が繰り返されます(^_^.)

渋い銀髪が印象深く、人生を知り尽くした感のある表情や

たたずまいに惹かれていきました。

彼の来ているスーツがとてもお似合いで、日頃見慣れている男性のスーツ姿とはまた違った魅力がありました。

スーツの色も様々で、「もしかして、色違い?」な楽しみ方ができますよ❤

 

世界各地で「カクテル愛」を語るバーテンダーたちにの姿や話にもうなずける部分が多くあり、お酒が強くない人でも楽しめる映画ですね。

日本では居酒屋が一般的に思われますが、バーという”大人の世界のカクテル”を味わいたい気持ちが湧いてくると思います。


2018.5.7


Title

オー・ルーシー!

2018.4.28公開

日本・アメリカ合作

Staff

監督/平柳敦子

制作/ハン・ウェスト他

Cast

寺島しのぶ:節子/ルーシー

南果歩:綾子

忽那汐里:美花

役所弘司:小森/トム

ジョシュ・ハートネット:ジョン

Story

43才のOLが突然今までと違った人生を歩きだす!というお話は過去にも形を変えてあったと思います。

本作も人生に疲れてしまったような、無気力のOLが登場します。

でも、今の世の中にまだこんなOLがいるのかなぁ、と意外に思いました

 

望めばある程度のものは手に入るだろうと思われる現代。

鬱々とその日暮らしをしている女性はいつの時代にも存在するのかも・・

その辺のところをもう少し丁寧に描いて欲しかった。

バリバリと仕事をこなしているシーンとか、

会社の人たちとのもっと生き生きした関わり方とかですが。

 

まあ、見方を変えれば、生き生きしたシーンが無いことこそがこの主人公の生の姿ということでしょうか。

43才といえば、会社でも幹部になれていればいざ知らず、

平凡なOLでは将来の目標も持てず、

周囲からは冷ややかな目で見られて、肩身の狭い思いを味わっているのでは?

という想像も当たらずしも遠からず・・・かもしれませんね。

 

「結婚」「家庭」という呪縛。

今も昔も女性が置かれている立場にそれほごの違いはないように感じます。

 

そんななげやりの節子に人生の転機が訪れます!!

まさに、晴天のへきれき・・・という状態でしょうか。

 

カワイイ姪っこの代役でしぶしぶ行った怪しげな『英会話教室』。

ですが!、担当の男性講師がイケメン&フレンドリー!!

 

人生”初”のめまいを起こしそうな「ハグ」(^。^)

おまけに、教室で使うニックネームまであり、その名は「ルーシー」

かわいい名前ですよね~❤

いきなり異世界に飛び込んでしまった節子の

新しい人生へのカウントダウンが始まってしまったのです。

 

戸惑いながらも退社後に再度教室に足が向いてしまう節子が

偶然出会う、小森という生徒の中年男性と共に

アメリカ英語の世界に浸りきった挙句に聞かされたジョンの突然の帰国・・・??

 

あっけなく元の世界にしぼんでしまった節子に、新たな転機がまたまた訪れるのですね~。

 

それは姪っこ美花とジョンの後を追ってまさかのロサンゼルス行き。

しかも、美花の母親である気の強~い、実の姉が同行するというおまけ付きヽ(^。^)ノ

 

姉妹二人の珍道中は意外な方向転換を余儀なくされるのですが、

このあたりの描き方もちょっと説明不足のような気がします。

せっかくの美花の駆け落ちもどきのアメリカ行きの動機や、

ジョンの背景の不透明さが雑な印象だし、

節子のせっかくの新天地への情熱、憧れ感などもあまり胸に迫ってこない。

 

ただただ節子の衝動的な行動に「あれれ?」となり、

日本女性をこんなふうに表現してほしくないな、と興ざめも。

なんだがひと昔前のお気軽映画のような気もします。

 

なにはともあれ、今作は第67回カンヌ国際映画祭や

第31回インディペンデント・スピリット賞にノミネートされたりと

案外評価が高かったので、良しとしましょうね♪♪


2018.5.6

Title

アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル

2018.5.4公開

アメリカ映画

Staff

監督/クレイグ・ギレスビー

制作/ブライアン・アンケレス

     マーゴット・ロビー他

Cast

マーゴット・ロビー:トーニャ・ハーディング

セバスチャン・スタン:ジェフ・ギル―リー

アリソン・ジャネイ:ラヴォナ・ハーディング

ジュリアンヌ・ニコルソン:ダイアン・ローリンソン

Story

1992年に発生したあの「ナンシー・ケリガン襲撃事件」は今も覚えています。

でも、それが映画になるとは思っていませんでした。

 

『悲惨な事件だった』ということと、『ケリガン選手を襲った犯人のトーニャ・ハーディングはなんて恐ろしい女性なのか…』という複雑な気持ちをずっと抱いていました。

 

しかし、この映画を観ると、なんとトーニャは犯人ではなく、憐れな若い女性だった!!ということになっているのです。

まあ、どこまでが事実で、真実かは当事者たちにしかわからないわけですが、あの事件にこんな背景があったのかと知っただけでも良かったような気がしています。

 

間接的であっても事件の共謀者だったらしい、またその育ちが想像を絶するようなトーニャと鬼のような母親。

 

そして彼女らを取り巻くおマヌケな男性陣などが正気とは思えない考え方や行動を取り続け、最終的にはトーニャから生きがいであるスケートを奪ってしまうのですが、これは実際にあったことなのだろうか?と半信半疑になるほどの狂気の世界がこれでもか、というくらい迫ってきて、哀しくもあり、おかしくもありの、まれに見るぶっ飛び映画となりましたね~(^。^)y-

 

トーニャを演じるマーゴットがなんとも可憐で一生けん命で凄いです❤

アカデミー賞主演女優賞ノミネートもうなずける迫真の演技でした。

惜しくも受賞は逃しましたが、これからの彼女の女優人生に大きな影響を与えるすばらしい経験になるでしょうね。

 

さらに、忘れてはならないのが、鬼母ラヴォナです。

こんな母親を持ちたくはないですね。

自分がトーニャだったら恐ろしすぎて、声も出せないと思います。

 

ましてや同じ家に住むなんて、もう自殺行為でしょう。

こんな鬼母でトーニャの人間形成がうまくいくはずもありませんし。

 

今だったら、福祉関係者などに引き裂かれているのではないでしょうか?

そう思うとトーニャも憐れな犠牲者と言えますが、それはそれとして、鬼母に叱咤されたからこそのスケートのトップクラスになれたのも事実。

 

願わくば、トーニャからスケートを奪わないですむような措置がなされていれば、とつくづく思いました。



2018.5.5

Title

ザ・スクエア 思いやりの聖域

2018.4.28公開

スウェーデン・ドイツ・フランス・デンマーク合作

Staff

監督/リューベン・オストルンド

制作/エリク・ヘンメンドルフ他

Cast

クレス・バング:クリスティアン

エリザベス・モス:アン

ドミニク・ウェスト:ジュリアン

テリー・ノタリー:オレグ

Story

現代アート美術館でキュレーターとして活躍するクリスティアンは、新しいプロジェクト『ザ・スクエア』という不可思議な展示物を公開することになります。

 

その目的は、その場所を通して、他人を思いやる空間にするというものですが、その所がちょっと理解しづらいので、先に進めばわかってくるのでは?という淡い期待を抱きつつ、漫然と画面を見つめ続けるのですが、いっこうにハッキリしない映画でしたね(^_^.)

 

なにが言いたいのかすら理解不能。

どうしてこのような映画が作られたのかさえさっぱり見えてこないなんて、私にとっては前代未聞の出来事でした。

 

この映画の監督は意図して作ったのだろうというのですが、「まさに狙いどおり」というオチがつくのかもしれないですね。  



2018.5.4

Title

ホース・ソルジャー

2018.5.4公開

アメリカ映画

Staff

監督/ニコライ・フルシー

制作/ジェリー・ブラッカイマー他

Cast

クリス・ヘムズワース:ミッチ・ネルソン大尉

マイケル・シャノン:ハル・スペンサー准尉

マイケル・ペーニャ:サム・ディラー

ナビド・ネガーバン:ドスタム将軍

トレバンテ・ローズ:ベン・マイロ

Story

2001年9月11日のアメリカ同時多発テロの翌日に早くもテロ撲滅を賭けてアフガニスタンへ赴き、5万人というテロ集団を相手に壮絶な戦いを仕掛けた米特殊部隊の実録映画です。

 

こんな作戦が秘密裏に行われていたなんて…と心底から驚きました。

さすがは強大国アメリカ!!

やることが凄いですよね。

しかも、険しい山岳地帯という悪条件の元、まるで西部劇のように馬を駆って戦うとは…(汗)

 

この映画は並大抵の映画ではありません。

全編が本物と見紛うほどの迫力&迫真の映像で、戦争と戦場の恐ろしさを見せつけてくれます。

 

プロデューサーがあのブラッカイマーとくれば、最高の作品になることまちがいなしの大プロデューサーですから!!

どうすればこんな凄い映画が撮れるのか???

尊敬する以外ありませんよね~(^。^)y-

 

ネルソン大尉にはノリに乗ってるクリス・ヘムズワース。

スペンサー准尉には名脇役のマイケル・シャノンという盤石の配役です。

マイケル・シャノンと言えば、なんとなく悪役…が染みついているような不気味な俳優かな?という固定観念が哀しい(^。^)ですが、今作ではとても魅力的な経験豊かな兵士としての役柄で、これからはナイスガイの役も廻ってきそうな予感がしちゃいました!

 

一番強烈だったのは、タリバンや現地の人たちの異様な雰囲気ですね。

とても我々と同じ人間とは思えないような異星人…のような独特の怖さを感じました。

文化や環境などが違うと人もこんなに違うんだ、と改めて思い知りました。

 

とにかく、もの凄い映画ができたものだと感動したのも事実です。

グランドゼロには彼ら12人の銅像が立っているそうですので、英雄の姿を見てみたいものですね❤


2018.5.1

Title

きみへの距離、1万キロ

2018.4.21公開

カナダ映画

Staff

監督/キム・グエン

制作/ピエール・エバン

Cast

ジョー・コール:ゴードン

リナ・エル・アラビ:アユーシャ

フェイサル・ジグラット:カリム

ムハンマド・サヒー:杖をついた盲目の老人

Story

アメリカ・デトロイトの施設で、

アフリカの石油パイプラインの石油泥棒を監視するロボットを遠隔操作しているゴードンは、

ふとしたきっかけで恋人と親が強制する結婚相手との間で悩む美少女アユーシャを知ります。

 

ゴードン自身も最近恋人に振られて落ち込んでおり、

仕事にも身が入らない日々を送っている孤独な青年でした。

アユーシャが本当に結婚したいのは、カリムというハンサムな青年。

二人はとうとう駆け落ちというところまで追いつめられていて、

その決行の日を恐れと共に期待を込めて待つ身でした。

その為に必要な資金を得るためにカリムは危険な仕事を請け負ってしまいます。

いよいよという時に運命の歯車は情け容赦なく大きく回りだすのでした。

 

遠隔操作でギクシャク動き回る蜘蛛型ロボットが、

まるで意志のある者のように思えてきて感情移入してしまいました。

現代ではこんなことも軽~くできてしまうのですね❤

 

気になってしかたがないアユーシャの危機を察したゴードンが、

思い切った行動に出るのですが、かなりリスクが高く、

下手をすると自分の人生までも危うくなることに・・・

 

ゴードン役のジョー・コールがなんとなくひ弱そうで、

観ている方もヒヤヒヤしどうしなのですが、

アユーシャを助ける決意をしたときは「カッコイイ」と思っちゃいました(^。^)y-

ラストは感動ものです!!

ぜひ、劇場でご覧くださいね~♪♪


2018.4.30

Title

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー

2018.4.27公開

アメリカ映画

Staff

監督/アンソニー・ルッソ/ジョー・ルッソ

制作/ケビン・ファイギ

Cast

ロバート・ダウニー・Jr:トニー・スターク/アイアンマン

クリス・ヘムズワース:ソー

マーク・ラファロ:ブルース・バナー/ハルク

クリス・エバンス:スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ

スカーレット・ヨハンソン:ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ

Story

6個の「インフィニティ・ストーン」を奪取することに執着する最大の敵サノスを相手に、歴代のヒーローたちが立ち向かう先に何があるのでしょうか?

 

あまりにも壮大なスケール&息をつかせない展開に、頭がクラクラしそうでした(~_~;)

最近はこのようにヒーローが集まって戦う映画が多いですよね。

もはや個体でのヒーローの時代は終わったのでしょうか?

 

サノスの人間?離れした強大さは並みはずれていて、無敵そのものです!

攻撃してもすぐに立ち直る凄さは異常ですし、そもそも「インフィニティ・ストーン」を身に付けなくても十分強いでしょう!という違和感がぬぐえないのでした。(負け惜しみ?)

 

このままで行くと地球&宇宙はいったいどうなるのか?

心配は絶えません(^_^.)❤


2018.4.29

Title

君の名前で僕を呼んで

2018.4.27公開

イタリア・フランス・ブラジル・アメリカ合作

Staff

監督/ルカ・グァダニーノ

制作/ピーター・スピアーズ他

Cast

アーミー・ハマー:オリヴァー

ティモシー・シャラメ:エリオ

マイケル・スタールバーグ:パールマン教授(エリオの父)

アミラ・カサール:アネラ(エリオの母)

エステー・ガレル:マルシア

Story

1980年代。

陽光溢れる北イタリアを舞台に瑞々しい青春のひとときが描かれます。

 

風光明媚な避暑地で家族と共にひと夏を過ごしにきたエリオが、年上のオリヴァーに惹かれていく様子を静かに、時には苛立たしさに囚われる二人を見つめるカメラが、貴重なシーンを紡ぎだしていきます。

 

そんな一瞬の輝きを永遠に焼き付けて、私たちに残してくれた作品に感謝の気持ちが湧いてきます。

 

繊細に、大胆に、とめまぐるしく変わる若い息吹が真正面から捉えられていて、眩しさにめまいがするほどでした。

 

彼ら二人の世界に嘘や騙し、ごまかしは入る余地がないほどの濃密な時間のなかで紡がれる峻烈な恋…

 

エリオの両親の深い愛情がまた切なさと美しさを倍増させます。

 

音楽はスフィアン・スティーブンス。

軽く、優しい声がこの映画にピッタリでした❤



2018.4.28

Title

ロンドン、人生はじめます

2018.4.21公開

イギリス映画

Staff

監督/ジョエル・ホプキンス

製作/ロバート・バーンスタイン他

Cast

ダイアン・キートン:エミリー

ブレンダン・グリーソン:ドナルド

レスリー・マンビル・フィオナ

ジェイソン・ワトキンス:ジェームズ

ジェームズ・ノートン:フィリップ

Story

夫が亡くなり、ロンドンの高級マンションで一人暮らすエミリー。

同じマンションの女友だちと優雅に付き合いつつも、亡き夫が残した借金に心を痛める毎日が続いています。

しかも、夫には愛人もいたという衝撃の事実まで…

 

周囲からは満ち足りた人生と見えそうですが、今までの長い人生で仕事の経験もなく、将来までも不安になり、焦りが募ってまさに「人生の危機!!」状態なのです。

 

ある日自宅から興味本位で双眼鏡で覗いた先に、むさ苦しい老年(エミリーど同世代❤)の男性のナチュラルな姿に驚きながらも次第に興味が募っていき、アンケートを利用してその男性の住む小屋へと近づきます。

 

その男性ドナルドはここに住み着いて17年になるホームレスだったのです。

小屋の周りには自前の野菜畑などが広がり、悠々自適&自給自足な生活を謳歌していたようです。

 

何度か小屋に通ううちに、その安らぎを感じさせてくれる自然に囲まれたドナルドの日常に溶け込んでいくのでした。

 

折しもこの一帯は廃墟となった病院の跡地の開発がすすめられており、エミリーの友人フィオナも大乗り気なのです。

問題はドナルドがここの所有権を持たないことで、それによりまた家を失う危機に直面していることでした。

 

気さくなエミリーは、なんとかドナルドの力になろうと奮闘しますが、思いがけない誤解が生じたりして前途洋洋とはいかないのでした。

 

ダイアンの魅力が爆発!!です♪♪

こんなにカワイイ老女が他にいるでしょうか?(^_^.)

ダイアンといえば、もちろんファッションですよね~❤

さまざまな着こなしで私たちの目を楽しませてくれます。

 

ブレンダン・グリーソンは誰でも一度は映画で観たことがありそうな英国の名優です。

最近は息子さんのドーナルも活躍中ですね。

父の後を追う名優への階段を確実に上がっていると思われる好青年です。

 

エミリーの息子フィリップを演じたジェームズ・ノートンは、エレン・ペイジ主演作「フラットライナーズ」にも出演していました。

いかにもお坊ちゃん風の爽やかな俳優です。

 

この映画のように自然に囲まれて生活する…

なんと贅沢で心惹かれる人生でしょう。

いつかこんな環境で生きてみたいと感じた人は多いと思います❤

 

2018.4.22

Title

アンロック 陰謀のコード

2018.4.20公開

イギリス映画

Staff

監督/マイケル・アプテッド

制作/ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ他

Cast

ノオミ・ラパス:アリス・ラシーン

オーランド・ブルーム:ジャック・オルコット

マイケル・ダグラス:エリック・ラッシュ

トニ・コレット:エミリー・ノウルズ

ジョン・マルコビッチ:ボブ・ハンター

Story

過去に重要なテロ受刑者を攻め落とせず、現在はケースワーカーとして働く、元CIA尋問官のアリスが現場復帰することにより、意外な陰謀に巻き込まれていきます。

 

CIAとイギリス情報部MI5との連携にもかかわらず、謎の組織に陥れられたアリスですが、持ち前の鋭い勘や、実行力を駆使して、見えない敵を追い詰めていく様子はハラハラドキドキの極上サスペンスです。

 

ノオミの凄さがいかんなく発揮されていて、彼女のファンにとっては垂涎ものでしょう(^。^)

●彼女って、こんなにアクション強かった?

●男性顔負けの縦横無尽の活躍がカッコイイ!!

と、今さらながら惚れ惚れとしてしまいました。

 

思えば、2009年の『ミレニアム ドラゴン・タトゥの女』3部作でのリスベットが凄かった!!

「どんな女優が出てきちゃったの??」

というくらいショックでした❤

 

それからアレよアレよと言う間にハリウッドのトップ女優に君臨…ですからね~。

堅い役柄もソフトな役柄も難なくこなせるマルチ女優ですから、引く手あまたなのは言うまでもありません。

 

印象に残っているのは2012年のレイチェル・マクアダムス共演の『パッション』

派手な広告業界で働く二人の女性の壮絶な関係がたまらなく恐かったです。

女どうしって気をつけないと、足の引っ張り合いでお互いに破滅することもありそうなので、気をつけたいですね♪♪

 

元海兵隊員のオーランド・ブルームの久方ぶりの登場には感慨深いものがありました。

甘いマスクを抑えぎみの渋いやり手の工作員という役が見事にはまっていてステキでしたね~。

もっといろんな映画に出てほしいです。

 

MI5のトニ・コレットがまたカッコイイ!!

大柄ですし、不敵な面構えが役柄にピッタリで迫力満点!

ライフルをぶっ放す後半のアクションは豪快でした(^。^)y-

 

ジョン・マルコビッチもいつもの飄々としたおとぼけ演技である種の緊張感を与えてくれています。

 

とにかくスパイ=CIA/MI5ものは文句なく面白いですね!



2018.4.21

Title

レディ・プレイヤー1

2018.4.20公開

アメリカ映画

Staff

監督/スティーブン・スピルバーグ

制作/ドナルド・デ・ライン他

Cast

タイ・シェリダン:パーシヴァル/ウェイド・ワッツ

オリビア・クック:アルテミス/サマンサ・エブリン・クック

ベン・メンデルソーン:ノーラン・ソレント

リナ・ウェイス:エイチ/ヘレン

サイモン・ペッグ:オグデン・モロー

マーク・ライランス:アノラック/ジェームズ・ハリデー

Story

2045年の近未来の世界が舞台です。

なんとなく荒廃した風景が続き、不安な気持ちが高まるようなイメージが付きまとう…

そんな時代に生きる、ゲームに夢中な人々の異様な姿が恐ろしさを感じさせます。

 

「オアシス」というゲームの創設者で大富豪のハリデーの遺産を勝ち取るべく、無数の人々が最後のゲームに群がるなかにパーシヴァルもいました。

 

両親を亡くし、おばの世話になっている彼が頼るのは「オアシス」でした。

 

次第に仲間も増え、共同してゲームの勝者を目指す彼らに襲いかかる運命の歯車が回り出します。

 

ゲームに入り込み、チューブでつながれた状態で身体を動かしバーチャル世界を駆け巡るシステムは、先日観たパシフィック・リムと同様ですが、それとはまた違った世界観が私たちの度胆を抜きます。

 

スピルバーグ作ですが、よくもこんなアイディアを思いつくものですよね~♪♪

クリエイターという人たちの才能ってどうなっているんでしょう(^。^)y-.

凡人ではとても追いつかないはるか彼方の知性なのでは???と脱帽です❤

 

それでも、こういう最先端の技術が観られる映画って最高ですよね~!!



2018.4.19

Title

さよなら、僕のマンハッタン

2018.4.14公開

アメリカ映画

Staff

監督/マーク・ウェブ

制作/アルバート・バーガー

     ロン・イェルザ

Cast

カラム・ターナー:トーマス・ウェブ

ジェフ・ブリッジス:W・F・ジェラルド

ケイト・ベッキンセール:ジョハンナ

ピアース・ブロスナン:イーサン・ウェブ

シンシア・ニクソン:ジュディス・ウェブ

Story

社会人になり、将来の計画もない、孤独な青年トーマス。

ある日、女友だちと行った店で父親と愛人を見かけ、不審を募らせていき、ついにはその愛人を付け回すことに…

このことを知ったら母を悲しませる、と悩むトーマス。

そんな折、謎めいた隣人と知り合い、いつしか親子ほども年が違う彼の言葉に影響されていきます。

 

愛に惑い、青春に惑い、人生に惑う若者を突き動かすものの正体を、いつしか自分自身で見つける日が来るのを見守る保護者のような感覚に襲われる観客。

今いる場所から踏み出せないことを『モラトリアム』というそうですね。

 

ケイト・ベッキンセールのセクシーさに驚きました!!

これほどまでに妖しい魅力を持った女優だとは知りませんでした。

こんな雰囲気を持つ美女に見つめられたらどんな男性も夢中になると思います。

 

トーマスの母親役のシンシア・ニクソンも印象的でした。

普段の母親はぼんやりとした感じで何を考えているのかわからない不穏な空気が漂っていましたが、

父親の出版社のパーティでの「凛」としたムードはそれらを一掃するぐらいの存在感を放っており、世間体の顔を覗かせていたのが新鮮な驚きでした。

 

忘れてはならないのが、謎の隣人役のジェフ・ブリッジスですね。

いつものむさ苦しさよりも少しましな感じで、ちょっと安心しました(^_^.)

彼の助言は、青臭いトーマスには珠玉のプレゼントだったように思います。

 

『モラトリアル』青年の新しい旅立ちを静かに見守りたいと思います。


2018.4.15

Title

ラブレス

2018.4.7公開

ロシア・フランス・ドイツ・ベルギー合作

Staff

監督/アンドレイ・ズビャギンツェフ

制作/アレクサンドル・ロドニャンスキー他

Cast

マルヤーナ・スビバク:ジェーニャ

アレクセイ・ロズィン:ボリス

マトベイ・ノビコフ

Story

大企業勤務のボリスと美容院経営の美女ジェーニャは離婚調停中の仲の悪い夫婦。

 

ひとり息子のアレクセイはある夜、両親の言い争いを耳にし、二人とも自分を望んでいないことを知ってしまいます。

 

まだ12歳と多感な少年アレクセイが、翌朝登校したはずの学校に行っていないことが判明。

 

ボリスとジェーニャはしぶしぶながらも息子を探すことにします。

頼りない警察よりもボランティアたちの方が真剣に捜索してくれる、となんと警察に助言されるしまつ。

 

とにかく捜索隊が組まれ、マンション付近から近くの川や森、はてはアレクセイと友達が知っている「基地」までも探すことになりますが、依然として行方は分からないまま。

 

両親はそれぞれのパートナーと連絡を取りながらも、手を尽くしてアレクセイを探します。

 

傷心の少年はいったいどこへ行ってしまったのでしょうか?

犯罪に巻き込まれたのか、誘拐されたのか、事故に遭ったのか…

 

両親ともが自分が今よりも幸せになることばかりに焦点が当てられ、そばにいる子どものことがないがしろにされる暗闇の世界。

 

サスペンスフルななかにも現代人が抱える問題提起など社会的な側面もある作品ですが、自分勝手な大人に振り回される非力な子どもたちの問題を真剣に考えさせられる映画でした。



2018.4.14

Title

パシフィック・リム アップライジング

2018.4.13公開

アメリカ映画

Staff

監督/スティーブン・S・デナイト

制作/トーマス・タル他

Cast

ジョン・ボイエガ:ジェイク・ベントコスト

スコット・イーストウッド:ネイト・ランバート

ジン・ティエン:リーウェン・シャオ

カイリー・スバイニー:アマーラ・ナマーニ

Story

前作『パシフィック・リム』の続編で、それから10年後の世界を描きます。

 

巨大イェーガーのパイロットとして敵の巨大ロボット&KAIJUたちと闘うジェイクと、その仲間たちの成長物語でもありますよね。

 

とにかく巨大ロボットがこれでもか!と暴れるシーン満載で、瞬きする間もありません(^_^.)

そこに中国マネー&それに手を貸す悪賢い悪党!までもが参戦してきて、世界を混乱の渦に巻き込むストーリーはわかりやすいですし、この分野につきものの最先端ハイテク機器が駆使される様は楽しくてたまりませんヽ(^。^)ノ

 

最期はなんと日本の富士山がモチーフになっていて、「???」な展開ですが、単純に楽しめる作品でした!!

 

それにしても、主役のジョン・ボイエガはまさに売れっ子ですね~❤

あれも、これもといろんな映画に出ており、今最も旬な俳優の一人だと言えるでしょう。


2018.4.14

Title

女は二度決断する

2018.4.14公開

ドイツ映画

Staff

監督/ファティ・アキン

制作/ヌアハン・シュケルチ・ボルスト他

Cast

ダイアン・クルーガー:カティヤ・シェケルジ

デニス・モシット・ダニーロ

ヨハネス・クリシュ:ハーバーベック

サミア・アチャル:ヌーリ・シェケルジ

Story

ドイツ・ハンブルク。

ドイツ女性のカティヤはトルコ移民の夫ヌーリと一人息子を爆発事故で失い、それがネオナチのテロと知り、非情な裁判にも耐えていくのですが、彼女の心には大きな穴が開いたままでした。

 

思うように進まない裁判が決着した時、カティヤの心は今は亡き愛する夫と息子の元と向かうのでした…

この決断がありえない終末へと彼女を導きます。

 

誰もが求め、望む正義とは何なのか?

立場によりその概念は変化しますが、尊い生命が無意味に奪われた時、私たちはどんな決断をし、どんな結末を迎えるのか、と自問させる映画となると思います。

 

ファティ・アキン監督の『50年後のボクたちは』はとっても楽しく、胸にジーンとくる映画でした❤

こんな映画を撮れる監督の才能が今作を特別なものにしたんでしょうね。

 

私の大好きなダイアン・クルーガーはこの作品で

「第70回カンヌ国際映画祭」で女優賞を獲得しました。

ダイアンの演技が認められた瞬間でした。



2018.4.12

Title

ボス・ベイビー

2018.3.21公開

アメリカ映画

Staff

監督/トム・マクグラス

制作/ラムジー・アン・ナイトー

Cast(声の出演)

アレック・ボールドウィン:ボス・ベイビー

スティーブ・ブシェーミ

ジミー・キンメル

リサ・クドロー

マイルズ・バクシ

トビー・マグワイア

Story

マーサ・フレイジーの絵本『あかちゃん社長がやって来た』が原作。

7歳のティムの家にやってきた赤ちゃん。

実は、壮大な計画を持つビジネスマン?だった(^_^.)というお話です。

 

ボス・ベイビーの可愛さがたまりません!!

表情がコロコロ変わり、笑いも随所に盛り込まれているので、常に笑いっぱなしの状態でした❤

 

赤ちゃんが黒ずくめのスーツ姿って、怖いような頼もしいような・・・

でも、そのスタイルにはちゃんとした理由がありました。

 

目的を達成するために、奮闘するボス・ベイビーと敵対しながらも、

タッグを組むことも覚えたティムのとてつもない大冒険が、

観客をパラレルワールド(^_^.)に連れて行ってくれますよ~♪♪


2018.4.8


Title

ジュマンジ ウェルカム・トゥジャングル

2018.4.6公開

アメリカ映画

Staff

監督/ジェイク・カスダン

制作/マット・トルマック他

Cast

ドウェイン・ジョンソン:スペンサー/スモルダー・ブレイブストーン博士

ケビン・ハート:フリッジ/ムース・フィンバー

ジャック・ブラック:ベサニー/シェリー・オベロン教授

カレン・ギラン:マーサ/ルビー・ラウンドハウス

リス・ダービー:ナイジェル

Story

1995年の『ジュマンジ』の続編。

仲良くない4人の高校生(^_^.)が放課後の居残りで見つけたゲーム『ジュマンジ』の中に取り込まれて、危険そうなジャングルにワープするのです!

 

しかも、本当の自分とは似ても似つかないキャラに変身してしまっている恐ろしさ…を乗り越えて苦難に立ち向かう姿は、ヒーロー!!って感じで、皆大活躍するのです。

 

オシャレと男の子への興味で生きていた軽~い女子高生と、さえない女子高生&スポーツバカな男子高生と、頭はいいけど気が弱いオタクな男子高生のコンビがとってもいいですね❤

世界中で大ヒット更新中のこの映画、ドウェイン・ジョンソンの新しい代表作!!になるようですね♪♪

 

アクション美女のマーサ役はなんとカレン・ギランでした❤

「この人、どこかで見たな…」と思っていたら、昨年11月公開のエマ・ワトソン主役の「ザ・サークル」でメイの友人を演じていて私がひと目ボレした女優でした。

やっぱり私の目に狂いはない!と自慢しちゃいます(^。^)y-

 

とにかく楽しい映画なので、もう一回観たいな~♪♪


2018.4.6

Title

修道士は沈黙する

2018.3.17

イタリア・フランス合作

Staff

監督/ロベルト・アンド

制作/アンジェロ・バルバガット

     ロベルト・アンド

Cast

トニ・セルビッロ:ロベルト・サルス

コニ―・ニールセン:クレール・セス

ピエルフランチェスコ・ファビーノ:イタリアの大臣

マリ=ジョゼ・クローズ:カナダの大臣

Story

バルト海に面したドイツの高級リゾートホテルで国際通貨基金会議が行われる前日、専務理事のロシェが自身の誕生日を祝うのに招待した一人の修道士サルス。

 

厳格な修道会に属するサルスを深夜自分の宿泊する部屋に招き入れ、『告解』を始めるロシェの真意はどこにあるのでしょうか?

 

折しも翌日の会議では重要な決定がなされようとしている刹那、なぜ『告解』を急ぐのかという疑問が残ります。

 

翌朝、ロシェが死んでいるのが発見され、最後の目撃者らしきサルスが容疑者扱いされることに。

 

カトリックの世界では『告解』を聞いた聖職者はその秘密を絶対に漏らしてはならないという厳しい掟があるのですが、

これが不審死ともなると、警察は謎を解明しなければならないわけで、当然サルスにも尋問がなされます。

 

豪華なリゾートホテルの限られた空間の中で、飛び交う推測、政治家たちの陰謀、策略、駆け引きなとが渦を巻く混沌とした空気を、読んだか読まないかわからない、サルスの無表情が際立ちます。

 

一見すると世捨て人扱いされそうな聖職者の前職が、

実は”数学者”だったというオチが謎の解明を促すように思われます。

 

身勝手な政治家たちと、清貧を旨とする修道士サルスの対比が、現代社会にも通じる問題を提起してくれているような気がします。

 

なによりも、物言わぬサルスの無表情から読み取れる表情が有言なのは演出のうまさではないでしょうか。

 

ラストの方でサルスから絵本作家のセスに手渡されたもの。この場面にこの映画の持つ崇高さが表れているのでしょうね。



Title

ヴァレリアン 千の惑星の救世主

2018.3.30公開

フランス映画

Staff

監督/リュック・ベッソン

制作/ビルジニー・ベッソン=シラ

Cast

デイン・デハーン:ヴァレリアン

カーラ・デルビーニュ:ローレリーヌ

クライブ・オーウェン:フィリット司令官

リア―ナ:バブル

イーサン・ホーク:客引きジョリー

Story

28世紀の宇宙空間で、銀河パトロールする連邦捜査官のヴァレリアンとローレリーヌの活躍がすごいです!!

息をつかせぬ展開に手に汗握る壮大な宇宙ロマンの旅に誘ってくれますよ~❤

 

スターウォーズシリーズとはまた違った宇宙ものの楽しさが味わえます。

 

あのリュック・ベッソン監督が総力を挙げて、今まで見たこともない華麗な『千の惑星の都市』を作り上げたファンタジーの世界。

さまざまなクリーチャーが登場するので、斬新さに目が離せないくらいです(^_^.)

 

物語の核となるのは、30年前に絶滅したはずの惑星の住人「パール人」が自らの再生を賭けてのサバイバル!!

あまりにも美しすぎる「パール人」に目が釘付けになりました♪♪

神と見紛うばかりの神々しさ…

穏やかで平和的な性質を絶滅の危機に陥れたのは何だったのか?

 

リア―ナが躍り狂い、イーサン・ホークがショーマンシップを発揮するなど見どころもたくさん。

なによりもヴァレリアンとローレリーヌのコンビの絡みが楽しさを倍増させてくれます❤

 

こんな楽しい映画は観ないと損ですよね~(^。^)y-.。