Title
ダンケルク
2017.9.9公開
アメリカ映画
Staff
監督\/クリストファー・ノーラン
制作/エマ・トーマス
クリストファー・ノーラン
Cast
フィオン・ホワイトヘッド:トミー
トム・グリン=カーニー:ピーター
ジャック・ロウデン:コリンズ
ハリー・スタイルズ:アレックス
アナイリン・バーナード:ギブソン
ケネス・ブラナー:ボルトン海軍中佐
トム・ハーディ:ファリア
キリアン・マーフィ・謎の英国兵
マーク・ライランス・ミスター・ドーソン
Story
第2次世界大戦のフランスの海岸、ダンケルクでの戦いを史実に忠実に描いたクリストファー・ノーラン監督の最新作です。
私たち日本人にはあまりなじみのない地名と史実だと思いますが、こうやって映画として観ると、大変な闘いだったのだろうと察します。
故国イギリスを向こうに目にしながら、海にはばまれなかなか帰国できないもどかしさと恐怖がドクドクと波打って観客のこころの中にも入ってきて、臨場感に浸らされます。
脱出・撤退を目指す若い兵士役にはほとんど無名の俳優を使ったそうですが、その意図とおり現実感あふれる作品になっています。
Title
スキップ・トレース
2017.9.1公開
アメリカ・中国・香港合作
Staff
監督/レニー・ハーリン
制作/ジャッキー・チェン他
Cast
ジャッキー・チェン:ベニー・チャン
ジョニー・ノックスビル:コネー・ワッツ
ファン・ビンビン:サマンサ
エリック・ツァン:ヤン
シー・シー:レスりー
Story
数々のヒットを飛ばしてきたレニー・ハーリン監督の最新作。
ジャッキー・チェンと組むのは意外な気もしますが、監督のインタビューを見ると、かなりノリノリの様子で、観る前からこちらも楽しくなりました。
ジャッキーと言えばドタバタ!がお約束ですが、今作も期待を裏切りません(^_^.)
最初から最後までノンストップで映画の中を駆け巡ります!!
ジョニー・ノックスビルの映画作品は初めて観ましたが、これが優れもの!です♪♪
ビジュアルはジョシュ・デアメルに少し似ていますが、さすがにコメディアンだけあってメチャクチャノリがいいし、演技も上手いです!!
サマンサを演じるファン・ビンビンもとてもかわいくきれいだし、ロシアの女格闘技のアクションは目が離せません。
ジャッキーの撮影現場の和気あいあい感がよ~く出ていて文句なしにおもしろいですヽ(^。^)ノ
Title
ボブという名の猫 幸せのハイタッチ
2017.8.26公開
イギリス映画
Staff
監督/ロジャー・スポティスウッド
制作/アダム・ロルストン
Cast
ルーク・トレッダウェイ:ジェームズ・ボーエン
ルタ・ドミンタス:ベティ
ジョアンヌ・フロガット:ヴァル
Story
ロンドンでストリートミュージシャンとしてその日暮らしのジェームズがある日出会い、ボブと名付けられた茶トラの猫とのほのぼのとしたストーリーは実話とのことです(^。^)y-
苦しい生活を余儀なくされたうえに麻薬依存症との戦いにも苦しむジェームズはいつしかボブと離れられない絆を感じていきます。
このボブ、実は本人が演じているそうで、とても味わいのある演技を披露してくれていました❤♡❤
猫好きの私にはたまらない映画です!!
ホームレスという社会の裏面を見させられてつらい場面も多々ありましたが、ハッピーエンドということで、心に残る一作となりました。
Title
エル ELLE
2017.8.25公開
フランス映画
Staff
監督/ポール・バンホーベン
制作/サイード・ベン・サイード他
Cast
イザベル・ユペール:ミシェル
ローラン・ラフィット:パトリック
アンヌ・コンシニ:アンナ
シャルル・ベルリング:リシャール
ビルジニー・エフィラ:レベッカ
Story
ゲーム会社の社長であるミシェル。
そんな彼女が突如悪夢に襲われるサスペンス。
卑劣な犯人は誰なのか?がこの映画の鍵を握ります。
フランス人の不可解さを見せられたような虚脱感と理解不能な精神構造にある意味、イライラさせながら最後まで突っ走ったような疲労感が残りましたが、ラストの展開でようやく「肩の荷が下りた」(^_^.)ような清涼感を感じたのは私だけでしょうか?
この映画は人の心の奥底に潜む心理をうまく表していると思います。
こういう映画はやはりバーホーベンならではの傑作となるのかもしれませんね。
それにしても、ミシェルを演じたイザベル・ユペールは凄い女優だと感じました。
これほどのリスクのある女性を淡々と表現できるとは肝が据わっていると言えると思います。
一説によると、あまりにもリスクが大きすぎてハリウッドで引き受ける女優がいなかったとか…。納得です♪♪
Title
ワンダー・ウーマン
2017.8.25公開
アメリカ映画
Staff
監督/パティ・ジェンキンス
制作/チャールズ・ローベン他
Cast
ガる・ガドット:ダイアナ
クリス・パイン:スティーブ・トレバー
ロビン・ライト:アンティオぺ
ダニー・ヒューストン:ルーデンドルフ
デビッド・シューリス:パトリック卿
Story
世界中で話題沸騰のワンダーウーマン!!
とうとう公開されましたね♡
ボックスオフィスも破竹の勢いのようで、うれしい限りです。
ガルは麗しい美貌のワンダーウーマンを演じるために生まれてきたのでしょうね♪♪
とにかく画面から目が離せません!
悲惨で醜い戦争を終わらせるために奮闘する姿は素直にこころを撃ちます。
実直な面と、ユーモアも持ち合わせたワンダーウーマンの活躍は、
万人の心をわしづかみにすることまちがいなしです★☆★
相手役のクリス・パインが意外性もあり、役柄によく合っていましたね~。
ダイアナを幼少時から鍛えあげた島の将軍役のロビン・ライト。
凛々しく頼もしい軍人でした!
Title
パターソン
2017.8.26公開
アメリカ映画
Staff
監督/ジム・ジャームッシュ
制作/ジョシュア・アストラカン他
Cast
アダム・ドライバー:パターソン
ゴルシフテ・ファラハニ:ローラ
バリー・シャバカ・ヘンリー:ドク
Story
今メキメキと頭角を現しているアダム・ドライバーの主演映画。
詩が大好きな、アメリカの地方都市パターソンでバスの運転手をしている寡黙な男性パターソン。
毎日きまりきった生活を淡々と繰りかえす日常を切り取っています。
魅力的な妻と、ちょっと愛想のない犬とのほのぼのとした
1週間の物語ですが、そこには少しの変化も起きたりして、「あぁ、みんないろいろあるんだな…」という共感も持つことができたりして、幸せそうにも見えて孤独も抱えていそうなパターソンにどんどん引き付けられていくのでした。
毎晩犬との散歩の途中で入るバーのマスターもいい感じで「こんな店なら行ってみたい」とちょっと思ったりもします。
これまでに観てきたアダムの映画とは違った顔を見られるのもいいですよ~(^。^)
Title
ブランカとギター弾き
2017.7.29公開
イタリア映画
Staff
監督/長谷井宏紀
制作/フラミニオ・ザドラ他
Cast
サイデル・ガブテロ:ブランカ
ピーター・ミラリ:ピーター
ジョマル・ビスヨ:セバスチャン
レイモンド・カマチョ:ラウル
Story
フィリピンのスラム街で懸命に生きるストリートチルドレンのブランカと盲目のギター弾きピーターのロードムービー。
荒廃した土地。貧しい生活を営む社会の底辺を切り取った映像が強い印象を与えます。
都会に住む人にとってはもう過去のこととなった。時代に取り残されたようなフィリピンの今もある現実に悲哀を感じました。
人間の生きる原点を見たような気がします。
ブランカ役の少女は可憐さがただよう美少女。
ピーターも含めて、彼女以外は全て実際にスラムで選んだ子どもたちとのこと。
現実感に溢れている描写はそれゆえにでしょう。
ピーター役の老人は映画ができ上がってまもなく他界されたそうで、なおさら胸が痛みます。
Title
ベイビー・ドライバー
2017.8.19公開
アメリカ映画
Staff
監督/エドガー・ライト
制作/ナイラ・バーク他
Cast
アンセル・エルゴート:ベイビー
リリー・ジェームズ:デボラ
ケビン・スペイシー:ドク
ジェイミー・フォックス:バッツ
ジョン・ハム:バディ
エイザ・ゴンザレス:ダーリン
Story
犯罪組織の逃がし屋をやむなく引き受けるベイビーと呼ばれる若者。
そこには仕事を断れない事情があるのですが、最高のドライバーテクニックは彼を助け、時には危機に陥れます。
心を通わせる女性に出会ったベイビーは果たしてこの稼業から足を洗うことができるのでしょうか?
とんでもなく緻密な計算に支えられた逃がし屋のテクニックには脱帽です!!
カーアクションは数限りなく見てきましたが、ベイビーのドライバーテクニックは本当に度胆を抜かれますよ~ヽ(^。^)ノ
ベイビー役のアンセルは「ダイバージェントFINAL」にも出演しています。
ピュアな表情がたまりません。
デボラ役のリリー・ジェームズ。
ずいぶん大人になってとても魅力が増しましたね~❤
Title
ダイバージェントFINAL
2017.8.19公開
アメリカ映画
Staff
監督/ロベルト・シュベンケ
制作/ダグラス・ウィック他
Cast
シャイリーン・ウッドリー:トリス
テオ・ジェームズ:フォー
オクタビア・スペンサー:ジョアンナ
マイルズ・テラー:ピーター
アンセル・エルゴート・ケイレブ
ナオミ・ワッツ:イブリン
ジェフ・ダニエルズ:ディビッド
Story
シリーズ第3弾。
巨大なフェンスに隔離されたシカゴの街から脱出して、世界がどのように変化しているかを知ろうとするトリスと仲間たちが
危険を侵してまで突き進みます。
前2作を観たかどうか確信がないので、ストーリーについていくのもやっとという感じでした(^_^.)
でも、それぞれの関係性はストーリーが進むにつれて理解していけるように作られていますので、初心者の方もご安心下さい♪♪
荒廃した未来図は見るも無残な光景で、「人類に未来はあるのか?」という暗~い心境になってしまいました。
いつかかこんな日がくるのでしょうか?
Title
ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦
2017.8.19公開
チェコ・イギリス・フランス合作
Staff
監督/ショーン・エリス
制作/ショーン・エリス他
Cast
キリアン・マーフィ:ヨゼフ・ガブチーク
ジェイミー・ドーナン:ヤン・クビシュ
トビー・ジョーンズ:ヤン・ゼレンカ=ハイスキー
Story
ナチスNoスリーのハイドリヒを暗殺すべく、チェコに侵入したエージェントの2人が協力者と共にミッション遂行に全力を尽くすのです。
現在でもナチスドイツ映画を観ると、恐怖心が込み上げてきます…。
当時の人たちはどんなにか過酷な数年間を過ごしたことでしょう。
どんな戦争でも悲惨ですが、ナチスドイツの罪は永遠に消えることはあり得ないと思います。
密告者により追い詰められた彼らは自身の未来を断念して、壮絶な最後へ向かっていきます。
ヨゼフ役のキリアンは知る人ぞ知る才能豊かな俳優です。
数々の出演作を誇り、彼の演技から目が離せませんよね♡
相棒役のジェイミーはモデル出身のハンサムガイ。
端正なマスクが今作でも光ります!
Title
エブリシング
2017.8.5公開
アメリカ映画
Staff
監督/ステラ・メギー
制作/レスリー・モーゲンスタイン他
原作:/ニコラ・ユン
Cast
アマンドラ・ステンバーグ:マデリン
ニック・ロビンソン:オリー
アナ・デ・ラ・レゲラ:カーラ
アニカ・ノニ・ローズ:ポーリーン
Story
難病の為、長い間家から出ることができない生活をしてきたマデリン。
18才を迎えて、新しい世界へと旅立つ姿を描いた作品。
外にでるまでどんな症状が出るのかわからないまま、室内で過ごしてきたマデリンが命がけで踏み出す一歩。
あきらめていた恋への予感がマデリンの心を揺り動かしていきます。
ある日、彼女は隣に引っ越してきた同年代の少年オリーをかばうために無我夢中で戸外に飛び出します。
大切なものを守るために。
やがて自分の未来を見据えた決意の行動がもたらすものとは…
マデリン役のアマンドラはなんて瑞々しい表情をするのでしょう!!
ティーン独特の魅力にあふれた演技は、観ているものの心を溶かすことまちがいなし、ですよね~♪♪
オリー役のニックもハンサム過ぎず(^_^.)等身大の少年の揺らぎを見せてくれます。
Title
甘き人生
2017.7.15公開
イタリア映画
Staff
監督/マルコ・ベロッキオ
制作/ベッペ・カスケット
Cast
バレリオ・マスタンドレア:マッシモ
ベレニス・ベジョ:エリーザ
バルバラ・ロンキ:マッシモの母
グイド・カプリーノ:マッシモの父
Story
9歳のマッシモの前から突然消えたやさしい母。
死んだと聞かされても心の中では受け入れられないまま大人になったマッシモはジャーナリストとして世界中を駆け巡る日々を送っているのでした。
この映画は実話に基づいているそうですが、幼い男の子の心情が淡々と綴られていきます。
そして、彼はとうとう真実に出会い、ようやく本当の自分の人生を取り戻していくのでした。
Title
ウィッチ
2017.7.22公開
アメリカ映画
Staff
監督/ロバート・エガース
制作/ジェイ・ボン・ホイ他
Cast
アニヤ・テイラー=ジョイ:トマシン
ラルフ・アイネソン:ウィリアム
ケイト・ディッキー:キャサリン
Story
1630年アメリカ・ニューイングランドでつましい生活を送るトマシン一家に襲いかかる不幸の数々を恐怖と共に体験するような錯覚を覚える映画でした。
開拓地の教会との決別がそもそもの理由でしたが、当時としては集団を離れての親子のみの生活は無謀でもありました。
トマシンの弟である赤ん坊のサム、続いてすぐ下の弟ケイレブの失踪と死が一家を絶望へと突き落とします。
根底に横たわっているのは、魔女への恐れでした。
この時代はまだまだ不可思議なことは魔女の仕業と恐れられていたのでしょうね。
哀しい迷信に惑わされる人々の恐怖心はいかほどだったでしょうか…。
主役のトマシンを演じるアニヤはしっとりとした美少女でした。
もしかしたら、第二のクロエ・グレース・モレッツになる予感がします(^。^)
Title
静かなる情熱 エミリ・ディキンスン
2017.7.29公開
イギリス映画
Staff
監督/テレンス・デイビス
際作/ロイ・ボールター他
Cast
シンシア・ニクソン:エミリ・ディキンスン
ジェニファー・イーリー:ラヴィニア(ヴィッキー)・ディキンスン
キース・キャラダイン:エドワード・ディキンスン
キャサリン・ベイリー:ヴライリング・バッファム
Story
19世紀に生きた実在の詩人の伝記映画。
戒律に縛られた時代。
押し付けられた宗教や当時の考え方に真正面から立ち向かい、その繊細な精神を詩へと昇華した、ほとんど無名だった女性詩人エミリ。
静かな外見からはちょっと想像できない自立心を持つエミリは、信頼する妹のヴィッキーと、裕福な家庭出身の親友バッファムと強い絆で結ばれていました。
居心地の良い家庭や親友たちと離れることこそ彼女が恐れ続けたことですが、時の流れに逆らうすべはなく、やがて両親の死、自身の不治の病等を通して、人生を見つめることになります。
シンシア・ニクソンがエミリを演じていますが、すばらしい演技力ですね♡
その時々の心の襞をあますところなく伝えてくれます。
また、親友バッファムとの機知に富んだ会話が二人の知性と教養の高さを示していますよね。
当時の保守的な女性像とはかなりかけ離れているとさえ思います。
エミリの父親役でキース・キャラダインが出ています。
彼の映画は初めて観ましたが、品の良いオーラに惹かれました。
あのデビッド・キャラダインの弟さんですが、あまり似ていないようです。
そのうち、エミリの詩を読んでみたいと思っています。
Title
ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ
2017.7.29公開
アメリカ映画
Staff
監督/ジョン・リー・ハンコック
制作/ドン・ハンドフィールド他
Cast
マイケル・キートン:レイク・クロック
ニック・オファーマン:ディック・マクドナルド
ジョン・キャロル・リンチ:マック・マクドナルド
ローラ・ダーン:エセル・クロック
リンダ・カーデリニ:ジョーン・スミス
パトリック・ウィルソン:ロリー・スミス
Story
ファストフード店の先駆けとも言える『マクドナルド』がどうやって現在の形になったかの成功物語。
私はマクドナルドにはほとんど行きませんが、創業者の映画となるとそれは別物、ということで興味深く拝見しました(^_^.)
なんでもそうですが、創業というのは大変な苦労がつきものですし、まさにアイディア勝負!!
売れなければどんなに資金を投入しようが、労力を惜しまず働こうが失敗という現実が待っているわけですよね。
二人の兄弟が始めたファストフード店がいつの間にかビジネス拡大を目指す第三者に乗っ取られる?という構図はある意味震撼ものですが、始めた二人がどんなに食い下がっても、次々にアイディアを出し、自分の資産をつぎ込み、フランチャイズを成功させたクロックには勝てないと思いました。
これもビジネスの怖さであるとともに面白さでもあるのでしょう。
クロックを演じたマイケル・キートンははまり役ですね~♪
悪人でもなく、善人でもなく((^。^)y-)飄々とした個性で楽しませてくれます。
さらにうれしいことに私の好きなパトリック・ウィルソンも出ていますねェ~♡
あの「オペラ座の怪人」のファントムの敵(^_^.)役のハンサムな俳優さんです。
だいぶおじさんになりましたが…。
マイケル・キートンが述懐しているように、マクドナルド創業者の物語がなぜ今までなかったのでしょうか?
たしかに、これも謎ですね…。
Title
夜明けの祈り
2017.8.5公開
フランス・ポーランド合作
Staff
監督/アンヌ・フォンテーヌ
制作/エリック・アアルトメイヤー他
Cast
ルー・ドゥ・ラージュ:マチルド
アガタ・ブゼク:シスターマリア
アガタ・クレシャ:マザー・オレスカ
バンサン・マケーニュ:サミュエル
Story
1945年12月ポーランドの修道院を舞台にして描かれるヒューマンドラマ。
赤十字の医療活動に従事するフランス人医師マチルドは
一人のシスターからある修道院への援助を依頼されるのですが、
そこには厳しい現実が待っているのでした。
ソ連兵に妊娠させられたシスターたちの運命をゆだねられたマチルドは
懸命に自分の使命を果たしていきますが、
いろんな制約のなかで彼女は「神」と「信仰」と「シスターたちの戸惑い」にぶつかります。
自身も危険を感じつつも、新しい命を第一に考えようとする姿勢は
周囲との軋轢を生みだすことになり、
やがて悲劇も起きてしまいます・・・
Title
トランスフォーマー 最後の騎士王
2017.8.4公開
アメリカ映画
Staff
監督/マイケイル・ベイ
制作/ドン・マーフィ他
Cast
マーク・ウォールバーグ:ケイド・イェーガー
ローラ・ハドック:ヴィヴィアン・ウェンブリー
ジョシュ・デュアメル:ウィリアム・レノックス
ジョン・タトゥーロ:シーモア・シモンズ
アンソニー・ホプキンス:エドマンド・バートン
Story
トランスフォーマー第5弾となる今作。
一応全部観てはいるのですが、なかなかストーリーについていけずじまいです・・・
ややこしい名前のオンパレードですし、どれがどれやらこんがらがって覚えきれません!
皆さん、わかって観ていらっしゃるのでしょうか?(^_^.)
でも、ビジュアルは迫力満点で、どうやって撮影されているのか???と戸惑いばかりで、映像世界の進歩には目を見張るものがありますよね。
ヴィヴィアン役の女優が良かったです。
とても美人ですし、表情も豊かでブレイクして欲しいなあ♡♡
途中で映画の舞台がイギリスに飛び、あれって感じですが、それには深~い理由がありました(^。^)y-.
Title
ザ・マミー 呪われた砂漠の王女
2017.7..28公開
アメリカ映画
Staff
監督/アレックス・カーツマン
制作/アレックス・カーツマン他
Cast
トム・クルーズ:ニック・モートン
ソフィア・ブテラ:アマネット
アナベル・ウォーリス:ジェニー・ハルジー
ジェイク・ジョンソン:クリス・ヴェイル
Story
古代エジプトの悲劇の王女・アマネット。
彼女の悪の目論見がトム・クルーズを襲う…
あのトムがこんなエンターテインメント色が濃い映画に
主演するのはある意味驚きでした。
なんとなく(^_^.)ゾンビ映画のようヽ(^。^)ノ
それにしてもアマネットの怨念、執念、悲哀等は、ある程度共感しないでもないですが、目的の為にはどんなことでもいとわない…という心情には同情の余地はないでしょうね。
でも、時代は古代エジプト。
権力を持つことがどれほど重要であるかを考えると、引くに引けない運命の犠牲者とも言えるかもしれません。
軽~いノリの相棒とのコンビも観ていて楽しさが溢れていて、こんなトムの脱力感も涼しげでした♪♪
Title
ビニー 信じる男
2017.7.21公開
アメリカ映画
Staff
監督/ベン・ヤンガー
制作/ブルース・コーエン他
Cast
マイルズ・テラー:ビニー・パジェンサ
アーロン・エッカート:ケビン・ルーニー
キアラン・ハインズ:アンジェロ・パジェンサ
Story
スーパーライト級から2階級上げてチャンピオンになり、
さあ、これからという時に交通事故に遭い、
首を骨折してしまったビニー。
周囲も腫物に触るかのように扱います。
あと3か月で試合ができなければ、タイトル返上という屈辱をプロモーターから告げられるのでした。
彼は先の希望も断たれ、焦る日々を送りながらも
自分の力と可能性をひたすら信じ、
トレーニングを始める決意をします。
そんなビニーに共感し、トレーナーのケビンは
共に地下室で黙々と復帰への準備にまい進します。
事故発生から1年後、幸運にも
スーパーミドル級チャンピオンの
ロベルト・デュランとの決戦の日が訪れるのです…
医者からは「歩くこともできないかもしれない」と
宣告を受けながら、
驚異的な回復力を証明したビニーの実話は
観るものに勇気と感動を与えてくれることでしょう。
♪♪エンディングで実際のビニーや家族、
周囲の人たちが出てきますので、
最後まで席を立たないようにして下さいね♪♪
Title
パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち
2017.7.22公開
フランス映画
Staff
監督/マレーネ・イヨネスコ
Cast
マチュー・ガニオ
アニエス・ルテステュ
ウリヤーナ・ロバートキナ他
Story
知る人ぞ知るバレエの殿堂『パリ・オペラ座」
現在のオペラ座の舞台裏が見られる貴重なドキュメンタリー。
それぞれの演目、キャストによるレッスン風景が、見る者を魅了します。
普段私たちはこんな役作りの場面に立ち会うことはありえないので、ダンサーたちの真摯な表情や心理的なものまで推し量る楽しみが味わえます。
Title
歓びのトスカーナ
2017.7.8公開
イタリア・フランス合作
Staff
監督/パオロ・ビルツィ
制作/マルコ・ベラルディ
Cast
バレリア・ブルーニ・テデスキ:ベアトリーチェ
ミカエラ・ラマッツォッティ:ドナテッラ
Story
診療施設に入れられた二人の悩みを抱える女性のロードムービーとも言える傑作だと思います!
観る前はよくある恋愛ものだと思っていた私。
しかも、ドナテッラの写真を見て『男性』だと思い込んでいたのです…(^_^.)
それなのに、映画はどんどん悲惨な方向へ怒涛の展開を見せるではありませんか!!
「なに、これ??」といぶかりつつ、イタい二人にもう感情移入してヒヤヒヤ・ドキドキ~♡
あきれるほど破天荒でいて、どこか苦しく、哀しい愛すべき女性が生身のまま人生の闘いに翻弄されながら真実に向いながら走り続ける姿は涙なくしては観られませんでした。
ドナテッラには、「もっと気を軽く持ったらいいのに…」と思い、ベアトリーチェには「こんなはた迷惑な人!」と軽蔑さえ感じかながら、それでも二人から目が離せない…
いままで経験したことのない、なんてすばらしい映画なんだろう!と感嘆しました♡♥♡
Title
ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣
2017.7.15公開
イギリス・アメリカ合作
Staff
監督/スティーヴン・カンター
『Take mMe To Church』演出/デヴィッド・ラシャベル
Cast
セルゲイ・ポルーニン
Story
ウクライナ出身のセルゲイは19才という若さで英国ロイヤル・バレエ団のプリンシバルを究めるのですが、惜しくも退団への選択をします。
そこにはどんな苦悩があったのかをドキュメンタリーで私たちに伝えてくれるのです。
バレエという至高の世界で生きるダンサーとはどんな存在なのでしょうか?
華やかな舞台しか知らない観客はその裏にある、何倍もの苦闘を知ることはまれですよね。
レッスンに明け暮れる地味な積み重ねは想像できても、その心の中にまで入ることはできないのですから。
セルゲイの赤裸々な心の葛藤まで見せてくれるこの映画は彼のファンならずとも最高の贈り物と言えると思います。
事実、この映画を観るまでセルゲイというダンサーを私は
知りませんでしたから。
でも、今は彼の大ファンになりました!!
とても素晴らしいダンサーであり、魅力あふれる男性です。
子どもの頃からひたすら踊り続けてきた(そうしなければならなかった…)彼の心の奥底からの言葉がズキン!ときます。
両親にも打ち明けられなかった想い。
ラストの方で漏らすセルゲイのさみしげな表情が切なくなりました。
Title
ヒトラーへの285枚の葉書
2017.7.8公開
ドイツ・フランス・イギリス合作
Staff
監督/バンサン・ペレーズ
制作総指揮/ミヒャエル・シール他
Cast
エマ・トンプソン:アンナ・クヴァンゲル
ブレンダン・グリーソン:オットー・クヴァンゲル
ダニエル・ブリュール:エッシャリヒ警部
Story
1940年ドイツ。
一人息子の戦死の通告を受けた夫婦が、哀しみを抱えながら、息子の死は戦争自体にあることを命を賭けて市民に訴え続ける姿を追います。
これはドイツ軍に残されていた記録から小説になったものの映画化だそうです。
ヒトラーの政策への反発が本当に戦争を終わらせるかどうかということが描かれているわけではなく、恐怖政治に果敢に戦いを挑んだひと組の夫婦の愛の物語でもあると感じました。
極限のなか、人はどこまで自分を追い込めるのでしょう。
そして、285枚の決死の葉書は果たして何を生み出したのでしょうか?
Title
残像
2017.6.10公開
ポーランド映画
Staff
監督/アンジェイ・ワイダ
制作/ミハウ・クフィェチンスキ
Cast
ボグスワフ・リンダ:ヴワディスワフ・ストゥシェミンスキ
ゾフィア・ビフラチュ:ハンナ
Story
第2次大戦後のソビエトのスターリン影響下のポーランドで、反体制派の全英画家ストゥシェミンスキの苦闘を描く伝記映画。
芸術を政治に組み込ませまいとして闘った末、力尽きて生涯を終えるまでを描きます。
数々の嫌がらせと迫害に徐々に追い詰められながらも不屈の抵抗を続ける崇高な精神には感銘するものがありますが、「ここまでして自分の主義主張を貫くべきなのか?」という疑問を抱きながら映画を観ました。
もちろん、体制側に寝返るのを潔しとしない論理は理解できますが、自分と愛する娘の人生・自分を慕う学生たちの運命を計りにかけると、どうなのだろうか…とわだかまりが残るラストでした。
Title
ライフ
2017.7.8公開
アメリカ映画
Staff
監督/ダニエル・エスピノーサ
制作/デビッド・エリソン他
Cast
ジェイク・ギレンホール:デビッド・ジョーダン
レベッカ・ファーガソン:ミランダ・ノース
ライアン・レイノルズ:ローリー・アダムス
真田広之:ショウ・ムラカミ
アリヨン・バカーレ:ヒュー・デリー
オルガ・ディホチナヤ:エカテリーナ・ゴロフキナ(キャット)
Story
火星で採取された未知の生命体が国際宇宙ステーションで大暴れします!
恐いです!
観察の初期段階でなぜ完璧に隔離しておかなかったのか…?との疑問を抱きつつ、ついに衝撃のラストまで一気に突き進みました。
いつも濃い役柄のジェイクがここではほぼ一般人(^_^.)として存在しており、途中まで彼だとは気が付きませでした。
また真田広之がクルーとして参加していて、日本人として誇りに思いながら『がんばって!』と心の中で応援(^_^.)していました。
他に二人の女性クルーがいて、どちらも非常に美しく、清楚で理知的。
映画を真実味があるものにしてくれていました。
「一匹(一頭?)の凶暴なエイリアンなんて、どこかに行ってしまって!!」と叫びたいくらいの恐怖が襲いかかってきます。
こんなことが将来本当に起きたらと思うと、「宇宙開発なんてやめよう!」と思ってしまうのも仕方ありませんよね~。
Title
ボンジュール、アン
2017.7.7公開
アメリカ映画
Staff
監督/エレノア・コッポラ
制作/エレノア・コッポラ
フレッド・ルース
Cast
ダイアン・レイン:アン・ロックウッド
アレック・ボールドウィン:マイケル・ロックウッド
アルノー・ビアール:ジャック・クレマン
Story
フランシス・フォード・コッポラ監督の妻である、エレノア・コッポラの初めての長編映画♡♥♥
80歳でこの才能披露なんて、もったいなさすぎますよね~♪♪
どうしてもっと早く監督にならなかったのかしら?と思います。
瑞々しい感性で全編が覆われていて、エレノア・コッポラ監督の人となりと才能があますところなく表現されており、
特に女性にとっては一種のバイブルともなりうる作品に仕上がっています。
パリへの道中での、さまざまなフランスの風景(顔(^_^))を堪能できるし、
グルメの楽しさも、尽きることのないハッピー感を与えてくれます。
ダイアン・レインの清楚な美しさと、豊かな表現力がなければ、
ありきたりのバカンス&アバンチュールものとなったのでは…と思ったりもして(^。^)y-.
さすが、ダイアンですよね~~。ステキすぎます!!
こんな年の取り方をしたい……♥
Title
ジョン・ウィック チャプター2
2017.7.7公開
アメリカ映画
Staff
監督/チャド・スタエルスキ
制作/ベイジル・イバニク
Cast
キアヌ・リーブス:ジョン・ウィック
リッカルド・スカマルチョ:サンティーノ・ダントニオ
ルビー・ローズ:アレス
ジョン・レグイザモ:オーレリオ
カシアン:コモン
ローレンス・フィッシュバーン:キング
ルビー・ローズ:アレス
Story
伝説の元殺し屋ジョン・ウィック。
前作もすごかったですが、2作目はさらにアクション満載で、息もつかせない迫力でキアヌが暴れまわります。
これでもか!!と敵を倒していく連続シーンは不謹慎ですが、爽快感さえ覚えてしまいます(^_^)
怒らせたら怖い、ジョン・ウィック…
淡々と敵のアジトに潜入、目的達成するまで手を抜くことはありえないのです。
今作は裏社会の謎めいた存在を目の当たりにできるので、私たち庶民(^_^)には目からウロコ状態…
こんな世界もあるんだなぁ、とビックリするやら、おびえるやらで、とても忙しいのでした。
しかも、キアヌのアクションが凄すぎます!!
ガンプレイと同時に、柔道??のような、格闘技??のような技をくりだすのですから。痛快といってもいいでしょうね。
ラストに登場する、鏡?ガラス?の空間は美しくさえありました♡♡
Title
ハクソー・リッジ
2017.6.24公開
アメリカ映画
Staff
監督/メル・ギブソン
制作/テリ・ベネディクト
Cast
アンドリュー・ガーフィールド:デズモンド・ドス
テリーサ・パー、マー:ドロシー
ルーク・ブレイシー:スミティ・ライカー
ヒューゴ・ウィーヴィング:トム・ドス
サム・ワーシントン:グローヴァー大尉
ヴィンス・ヴォーン:ハウエル軍曹
Story
『武器を持たない』兵士として戦場に赴いたデズモンド。
彼は本当に自分の意志を貫くことができるのでしょうか?
実話をもとにした映画ですが、デズモンドは重い誓いを一途に守ろうとする衛生兵として、過酷な戦場で極限の働きを余儀なくされるのでした。
訓練とはまるで違う、銃弾が飛び交う中で、彼の戦友たちも決死の応戦をして次々に倒れていきます。
一人黙々と負傷兵を崖下に降ろしていく姿に涙が溢れてきました。
もう理屈もなにも存在しない地獄のなかで、最善の策を取った勇気ある行動は英雄の証だったと思います。
リアルな表現にこだわりを持つメル・ギブソン監督らしく、
戦場のシーンは目を覆いたくなる惨状で、実際の戦闘とはこんなものなんだ!!と彼自身が叫んでいるかのようでした。
デズモンドを演じたアンドリューの表情は、なんともいえない哀しみと優しさ、そして生来の無邪気さを表現していて、
デズモンドという人の崇高性までも感じさせてくれました。
アンドリューの出演作は殆ど観てきましたが、この映画で格段の飛躍を遂げたと確信しました。
彼の今後がとても楽しみですね~(^_^.)
上官役のサム・ワーシントン、ヴィンス・ヴォーンも良かった~ヽ(^。^)ノ
Title
おとなの恋の測り方
2017.6.17公開
フランス映画
Staff
監督/ローラン・ティラール
原作/コラゾン・ド・レオン
Cast
ジャン・デュジャルダン:アレクサンドル
ビルジニー・エフィラ:ディアーヌ
セドリック・カーン:ブルーノ
Story
携帯電話をレストランに忘れたディアーヌのもとに知らない男性から電話がかかってきます。
そこから始まる二人の恋の行方が気になりますよね~。
こういう出会いはこれまでの映画やドラマでも何回かあったような気がしますが、あらためて気づかせてくれるものがありました。
携帯電話を届けてくれたのは、小さい大人の男性…
戸惑うディアーヌはそれでも彼のことが気になり、いつしか付き合うことになっていきます。
「友人や家族に紹介してもらっていない」とのアレクサンドルの言葉にうろたえるディアーヌは、とりあえず自分の両親に会わせる段取りを整えるのですが、このシーンはなんだかぎこちない空気になってしまいます。
人を見かけで判断してしまうのは私たちの陥りがちな偏見ですが、「恋人としての王子様のイメージが捨てきれない」と正直に打ち明けるディアーヌには共感してしまいました。
でも、体は小さくても度量の大きいアレクサンドルはとてもステキな男性でした!
そばにいてもらいたい恋人として認めたディアーヌもすばらしい女性ですよね♡♡
ディアーヌの秘書女性の、アレクサンドルへのうれしそうな対応が心地良かったです。
アレクサンドルもこんな女性と付き合ったらもっと気楽に恋愛ができたかもしれませんね~♪♪
Title
オリーブの樹は呼んでいる
2017.5.20公開
スペイン映画
Staff
監督/イシアル・ボジャイン
制作/フアン・ゴルドン
Cast
アンナ・カスティーリョ:アルマ
ハビエル・グティエレス:アーティチョーク
Story
お祖父ちゃん子のアナはお祖父ちゃんに言葉をもう一度話してもらいたい一心で無謀な賭けにでるのですが、
観ていてハラハラドキドキでした!
この映画のように、古いオリーブの樹は実際に売買されて、遠い他国に移されているのが現状らしいですね。
長年の親友ともいうべき、オリーブの樹と離れてしまったお祖父ちゃんの心はどこかへ飛んで行ってしまったのでしょう。
アルマのお父さんは家族の為に最善のことをしたにもかかわらず、
アルマから距離を置かれてしまい、親子の関係は修復できないまま。
「お祖父ちゃんの樹を取り返す!!」との決意を胸に、おじと同僚とのドイツへの旅が敢行されます。
ある大手会社のロビーに飾られているお祖父ちゃんの樹の奪還ははたして成功するのでしょうか?
ちょっと変わったスペイン映画に出会いました。
主人公も、知らない女優が演じており、
多少の違和感(^。^)y-を持ったまま、
最後まで観てしまいましたが、
どこか心に残る映画になりました。
Title
ローマ法王になる日まで
2017.6.3公開
イタリア映画
Staff
監督/ダニエレ・ルケッティ
制作/ピエトロ・バルセッキ
Cast
ロドリゴ・デ・ラ・セルナ:ホルヘ・ベルゴリオ(1961~2005)
セルビオ・エルナンデス:ホルヘ・ベルゴリオ(2005~2013)
ムリエル・サンタ・アナ:オリベイラ判事
Story
第266代ローマ方法に選出された南米生まれのベルゴリオ神父の生き様から私たちは何を選びとるのでしょう。
常に民衆に暖かい目を注ぎ、壮絶な狂乱の歴史を生き抜いた力強さは勇気と忍耐を教えてくれています。
どのシーンでも、「自分ならどうするか?」「何ができるだろうか?」と自分に問いながら答えを探し求めました。
しかし、ベルゴリオ神父のように自分の主張を貫ける人はそうはいないと思います。
何よりも大切な仲間を次々と失っていくなかで、自らの信仰をも揺らぐこともあっただろうとも感じました。
真摯なベルゴリオ神父に比べると、時たま出てくる上司の司教はなんと脱力感を感じさせることか…。
優雅にお茶を飲んだり、民衆が迫害されていても自分は関係ない、というスタンスを堂々と繰り広げる姿からは聖職者の顔は見えてきませんでした。
教会と言えども、それはやはりただの組織でしかないのでしょう。
上に行けば行くほど民衆(信者)の心から離れていくむなしい宗教の実態を見る気がしました。
Title
セールスマン
2017.6.10公開
イラン・フランス合作
Staff
監督/アスガー・ファルハディ
制作/アレクサンドル・マレ=ギィ
/アスガー・ファルハディ
Cast
シャハブ・ホセイニ:エマッド・エテサミ
タラネ・アリシュスティ:ラナ・エテサミ
ババク・カリミ:ババク
Story
アーサー・ミラー作「セールスマンの死」という戯曲に出演する俳優夫婦に突然訪れる恐怖の連鎖…。
妻と夫のすれ違いが始まり、家庭に波風が立っていく様子が緊張感を伴って迫ってきます。
悲惨な事件をなぜか表沙汰にしたがらない妻に、夫は次第に不満を募らせ、やがて思いもしない結末へと突き進む展開はスリリングであり、実際の誰にでもありうる…という感情を引き起こしていきます。
壊れたかに見える夫婦の関係は修復可能なのでしょうか?どうにも気になる結末ではありました。
Title
フィフティ・シェイズ・ダーカー
2017.6.23公開
アメリカ映画
Staff
監督/ジェームズ・フォーリー
制作/マイケル・デ・ルカ他
Cast
ダコタ・ジョンソン:アナスタシア・スティール
ジェイミー・ドーナン:クリスチャン・グレイ
エリック・ジョンソン:ジャック・ハイド
リタ・オラ:ミア・グレイ
マーシャ・ゲイ・ハーデン:Dr.グレース・トレヴェリアン・グレイ
キム・ベイシンガー:エレナ・リンカーン
Story
2015年に大ヒットした『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の続編。
前作は見逃しましたが、予備知識がなくてもすんなり入っていけます。
これは、世間的に絶対的なパワーを持つクリスチャンだからこそ成り立つ映画だと実感しました(^_^.)
そこにこそ観客は惹きつけられ、納得して楽しめるのでしょうね。
それにしてもダコタ・ジョンソンは魅力に溢れた女優ですよね~♡♥♡
ため息ものです…
観ていて飽きのこないルックス&個性で、主役に抜擢されたのもうなづけます。
全編を通して、ゴージャスな世界が広がり、日常を忘れさせてくれます。
特に、仮面舞踏会のシーンは衣装など本物にどこまでもこだわり、作り込んだそうで、圧巻です。
こんなクリスチャンのようなカリスマ性のある男性ならば、世界中の女性たちを夢中にさせることまちがいなし!でしょう。
Title
キング・アーサー
19017.6.17公開
アメリカ映画
Staff
監督/ガイ・リッチー
制作/ガイ・リッチー
ライオネル・ウィグラム他
Cast
チャーリー・ハナム:アーサー
ジュード・ロウ:ヴォーティガン
アストリッド・ベルジェ=フリスベ:メイジ(魔術師)
ジャイモン・フンスー:ベディヴィア
エイダン・ギレン:ビル
エリック・バナ:アーサー王
Story
ガイ・リッチー監督が手掛ける、有名なアーサー王伝説に基づく壮大なアドベンチャー・アクション・ロマン。
他の監督ではなし得ない斬新な演出がリッチー監督の持ち味ですね。
ただのエンターテインメントとはひと味もふた味も違う、まったく新しい観点から描いたアーサー王の物語です。
主演のチャーリー・ハナムは私にはあまりなじみがなかったのですが、主役を張るだけあって、ある程度のカリスマ性も持っていると思います。
華やかさでは少々遠慮がちかな??という感じがまたいいかもしれませんね(^_^.)
対して、宿敵の暴君を演じるのはベテランの域に入りつつある、あのイケメン、ジュード・ロウ。
邪悪で複雑な気質を持つ王を妖しく表現しており、一抹の哀愁さえ漂わせるあたり、演技力が光っています。
冒頭でアーサー王を演じるエリック・バナの存在感は、貫録・余裕さえ感じさせます。
彼はさまざまな映画で脇役も数多く演じているような記憶があり、好きな俳優です。
戦闘シーンでの目を覆いたくなる場面もありますが、アーサー王伝説に関心を向けるきっかけとなるのではないでしょうか。
Title
『TAP THE LAST SHOW』
2017.6.17公開
日本映画
Staff
監督/水谷豊
制作総指揮/両沢和幸
制作/早河 洋
Cast
水谷豊:渡新二郎
北乃きい:森華
岸部一徳:毛利喜一郎
Story
天才的タップダンサーだった渡が、最後の舞台に執念を賭ける姿をドラマチックに映しだしていきます。
予告編を最初に観たとき正直、日本映画とは思いませんでした。
それほど完成された作品世界が目の前にありました。
タップの魅力がグッと詰まった、見応えのある映画です!
なによりも水谷豊さんが素晴らしいのひと言です!
うらぶれた表情、やる気のなさそうな物言い…等、こちらまで「う~ん…」とうなりそうになりました。
それが、ストーリーが進むにつれて生き生きしだすのが手に取るように感じられ、
思わず「あっ、なんだか元気になってきてる(^_^.)」的な安心感を与えてくれます。
とにかくダンサーが最高にいいです!
ショー本番のタップは目が離せません。
これは映画史に残る名作だと思います。
ひょっとしたら、ハリウッドリメイクもありかもしれないですね(^。^)y-.
Title
パトリオット・デイ
2017.6.9公開
アメリカ映画
Staff
監督/ピーター・バーグ
制作/スコット・ステューバー他
Cast
マーク・ウォールバーグ:トミー・サンダース
ケビン・ベーコン:リック・デローリエ
ジョン・グッドマン:エド・デイヴィス
J・K・シモンズ:ジェフ・ビュジリーズ
ミシェル・モナハン:キャロル・サンダース
Story
2013年、ボストンマラソンでの爆弾テロの映画化。
まだ4年しか経っていないのですね…。
もう何年も過ぎてしまったような気がしていました。
当時の様子を事実をもとに再現した映画ですが、臨場感にあふれており、悲惨な情景に胸が苦しくなります。
何故テロが起きるのかという問いは、残念ながら今もって理解できないのですが、それらが引き起こす事態は当事者にとって生涯影響をもたらすものだということは疑問の余地がありませんよね。
たとえ、どのような理由があっても、罪は罪であり、それは未来永劫変わることはあり得ません。
この映画では、たった4日間で全面解決を実現した関係各位の優れた捜査性・熱意が実を結んだ好例と言えるでしょう。
ラストシーンは実際にニュース等で見たそのままだったような気がします。
マーク・ウォールバーグは、制作にも携わっているそうで、力の入れようがうなづけます。素晴らしい演技でした。
また、デローリエFBI捜査官役のケヴィン・ベーコンが最高でした!
彼が登場するだけで画面が引き締まります。
安心して観ていられるすばらしい俳優の一人です。