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Title
耳をすませば
2022.10.14公開
日本映画
Staff
監督/平川雄一朗
原作/柊あおい
Cast
月鳥雫:清野菜名
月鳥雫(中学生):安原琉那
天沢聖司:松坂桃李
天沢聖司(中学生):中川翼
天沢聖司の祖父:近藤正臣
杉村竜也:山田裕貴
杉村竜也(中学生):荒木飛翔
原田夕子:内田理央
原田夕子(中学生):住友沙来
高坂先生:宮下かな子
Story
本が大好きな雫。図書館での貸し出しカードではいつも先に借りている男子生徒がいました。
それは、ちょっと近寄りがたい天沢聖司という聡明な少年でした。
好きな本がかぶる2人は、ある日電車で見かけt猫を追いかけてたどり着いた『地球屋』というアンティークショップを介していつしか会話を交わすようになります。
『地球屋』のオーナーは聖司の祖父でした。彼はここでチェロを練習していたのです。
中学最後の夏休みに2人の距離が縮まり、お互いの夢を語り合うようになっていきます。
10年後。
自分でも物語を書くかたわら、編集者として夢を追い続ける雫と、イタリアでチェロ奏者としての研鑽を積む聖司が再開して、2人の時間が再び交差することになるのでした。
Title
パラレル・マザーズ
2022.1.3公開
スペイン・フランス合作
Staff
監督/ペドロ・アルモドバル
製作/アグスティン・アルモドバル
Cast
ジャニス:ペネロペ・クルス
アナ:ミレナ・スミット
アルトゥロ:イスラエル・エレハルデ
テレサ:アイタナ・サンチェス・ギヨン
エレナ:ロッシ・デ・パルマ
Story
ジャニスは写真家として活躍するシングルマザー。恋人のアルトゥロとは不倫の仲です。
ジャニスは産院で10代の妊婦アナと同室になり、同じ日に出産。
お互いをいたわり合い、退院してそれぞれの生活を続けます。
愛娘シリアを育てる日々に追われるジャニスは、アルトゥロから自分の娘とは思えないという衝撃的な言葉を投げかけられ、試案の末、DNA鑑定を決意します。
そして、シリアが本当の娘ではないと分かり、心に迷いが生じるのでした。
「取り替えっ子」というテーマは時々映画にされますが、当事者に苦しみを与えることにおいては同じですね。真実を知った後にどうするか?は永遠の課題と言えそうです。
Title
シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ
2022.10.28公開
フランス・日本合作
Staff
監督/セドリック・ギャロ他
製作/ルノー・シェレレキアン他
Cast
マチアス:ニコラ・ゴブ
セドリック:ミカエル・アビブル
アレックス:ダビド・バイオ
ダミアン:ロマン・ランクリー
Story
東京で開催される、4年に1度の国際大会『ゲイゲームズ』に出場が決まったシャイニー・シュリンプスのメンバーでしたが、まさかの乗り継ぎの失敗により、東京どころか、ロシアに乗り込んでの大騒ぎを演じます。
しかも、彼の地には、ゲイ嫌いのグループが待ち構えていて、命からがらの脱走を試みます。
日本人ならやらないであろう「チームの外出禁止令」をものともせず、夜の街に繰り出した結果が招いた騒動&危機勃発!でした(*'▽')
国際大会への出場よりも、命さえも脅かされる事態に彼らがどう対処するのか?
「あたふた」する彼らを応援しない訳にはいかないですよね💚
Title
クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男
2022.10.21公開
イギリス映画
Staff
監督/ニック・モラン
製作/ジェリー・ハモンド他
Cast
ユエン・ブレムナー
スキ・ウォーターハウス
ジェイソン・フレミング
トーマス・ターグーズ
Story
父親から罵倒されながらも、音楽への夢を捨てなかったアラン・マッギーの伝記映画。
クリエイション・レコーズの創設者である彼の青春とその後の人生に迫ります。
過去と現在と行き来しながら、インタビューを受ける形で物語は進んでいきます。
インタビュアーの女性の真摯な姿勢も好感が持てました。
レーベル運営という難題に取り組み、数多くのミュージシャンを育て上げた彼の手腕は、高く評価されるものでしょう。
私自身はアラン・マッギーという人は知りませんでしたが、イギリスのロック界を読み解くうえで、重要な人物であることを認識しました。
Title
ソウル・オブ・ワイン
2022.11.4公開
フランス映画
Staff
監督/マリー=アンジュ・ゴルバネフスキー
脚本/マリー=アンジュ・ゴルバネフスキー
Story
フランス・ブルゴーニュは有名なワインの産地。
ここで行われているワイン作りの実像に迫ります。
伝統的なワイン作りを守り続ける生産者たちの素顔が見えて、その真摯な生き方に感動を覚えました。
どんな高級なワインでも、心がこもっていなければ、名品にはならないのだろうなと思えました。
気になったのは、畑を耕す馬の姿でした。どっしりとした体格のたくましい農耕馬ですよね💚
こんな目立たない力も、ワイン作りに欠かせない大切な家族なんですね。
テイスティングする生産者さんの余裕のある佇まいにも揺るぎない自信を感じさせてくれました。
ワイン好きな方はきっと楽しめると思います(^-^)
Title
天満荘の三姉妹
2022.10.28公開
日本映画
Staff
監督/北村龍平
原作/高橋ツトム
Cast
小川たまえ:のん
天満かなえ:門脇麦
天満のぞみ:大島優子
天満恵子:寺島しのぶ
小川清志:永瀬正敏
財前玲子:三田佳子
魚堂一馬:高良健吾
イズコ:柴咲コウ
Story
臨死状態の人が束の間滞在するという『天満荘』に、交通事故に遭った小川たまえがやってきます。
傍らには、「死の使い」的な役割を持ったイズコが付き添っていました。
『天満荘』というのは、かつて大震災で流された「三ツ瀬」という地方の老舗旅館のことです。
そこの姉妹と母恵子が切り盛りする旅館は、天上界と地上の間に存在する不思議な場所。
地上で生死の境をさまよう人々が自分の「走馬灯」を見て、地上に戻るか、天上界(’死後の世界/天国?)に行くかを決めることになっています。
天涯孤独のたまえは、実は姉妹の腹違いの妹でした。訳あってここにたどり着き、自分の今までの人生を振り返り、未来へと羽ばたく様子が描かれているのです。
斬新なストーリーに意外性を感じながらも、胸に込み上げるものがありました。
臨死状態で、人は何を想うのかを体験してみてはいかがでしょうか(^-^)
主役ののんと、姉妹を演じる門脇麦さん、大島優子さん、母親役の寺島しのぶさんが本当の家族に見えてしまうくらい自然な演技を披露されていて、いい作品でした。
たま、いくつかの「懐かしい顔ぶれ」にも会えますよ~💛
Title
チケット・トゥ・パラダイス
2022.11.3公開
アメリ映画
Staff
監督/オル・バーカー
製作/ティム・ビーバン他
Cast
ジョージア:ジュリア・ロバーツ
デヴィッド:ジョージ・クルーニー
リリー:ケイトリン・デバー
グデ:マキシム・プティエ
レン:ビリー・ロード
Story
大学卒業して間もない娘がバリ島で出会った好青年グデと結婚することになり、20年前に離婚した元夫婦がその結婚を阻止するために奔走するスリリングな掛け合いが楽しめる作品です♪♪
母ジョージア役にジュリア・ロバーツ、父デヴィッド役にジョージ・クルーニーと来れば、面白くないわけがありませんよね(^-^)
親の期待に沿うことにほとほと嫌気がさしていたリリーは、南海の楽園バリ島でグデと過ごすうちに、自分の半生を辿り直すきっかけを持ちます。
「いったい誰のための人生だったのか?」という疑問に突き当たり、このままでは後悔することになると気づきます。
弁護士としての将来を約束されていたにも関わらず、このバリ島での生活が自分にとって最適だと決め。グデとの結婚まで決意したのでした。
『なにもそこまでしなくても』と両親からの反対は想定済みでしたが、それでも祝福を受けたいという気持ちが残っていたのでしょうね💚
バリ島に着いてからの両親の乱闘ぶりは笑えます(*'▽')
喧嘩が絶えない元夫婦って、どうなんでしょうね?
Title
アムステルダム
2022.10.28公開
アメリ映画
Staff
監督/デビッド・O・ラッセル
製作/デビッド・O・ラッセル他
Cast
バート:クリスチャン・ベール
ヴァレリー:マーゴット・ロビー
ハロルド:ジョン・デビッド・ワシントン
ミルトン:クリス・ロック
トム:ラミ・マレック
リビー:アニヤ・テイラー=ジョイ
イルマ:ゾーイ・サルダナ
ポール:マイク・マイヤーズ
ヘンリー:マイケル・シャノン
ギル:ロバート・デ・ニーロ
リズ・ミーキンス:テイラー・スイフト
Story
第1次世界大戦後にアムステルダムで親友になったバート・ヴァレリー・ハロルドの3人。
他ではできない貴重な体験を共有した彼らは、復員したアメリカで再会します。
1930年代のニューヨークである巨大な陰謀に巻き込まれてしまいます。
尊敬していたミーキンス将軍の死因を解明してほしいという依頼を受けたバートとハロルドは、依頼主だった将軍の娘リズ殺害の犯人の濡れ義務を着せられてしまいます。
警察に付け狙われながらも、真相を解明するべく有力者との接触を試みていくのでした。アムステルダムで別れたヴァレリーと彼女の家で偶然再会したバートとハロルドは、協力して事件の真相を追求することになります。
シリアスな演技で知られるクリスチャン・ベールがなんとも「ほんわか」な人柄で登場するので、意外性たっぷりでした(^^)
美貌にさらなる磨きがかかったマーゴット・ロビーの華やかさも堪能できます♬
壮大な陰謀が描かれるのですが、これは半ば真実ということで、そのあたりも興味深く鑑賞できますね。
Title
線は、僕を描く
2022.10.21公開
日本映画
Staff
監督/小泉徳宏
原作/砥上祐獎
Cast
青山霜介:横浜流星
篠田千瑛:清原果耶
古前巧:細田佳央太
川岸美嘉:河井優実
西濱湖峰:江口洋介
篠田湖山:三浦友和
Story
墨絵とは縁もゆかりもない大学生・霜介が、墨絵の大家の湖山と出会い、その道へと進んでいく姿を描いています。
友人に頼まれたアルバイトに来ていた霜介はある絵画展設営現場で見たこともない墨絵の世界を体験します。大きな真っ白な紙に雄大に描かれる墨絵は、霜介に目を見張るほどの衝撃を与えます。
湖山の墨絵教室の生徒として屋敷に出入りするうちに、湖山の娘の千瑛と知り合い、ライバル兼友人になっていきます。
奥の深い墨絵の虜になった霜介の人生の歯車が回り始める感覚は、観る人に力強い息吹を感じさせてくれます。
Title
アフター・ヤン
2022.10.21公開
アメリ映画
Staff
監督/コゴナダ
製作/テレサ・パーク他
Cast
ジェイク:コリン・ファレル
カイラ:ジョディ・ターナー=スミス
ヤン:ジャスティン・H・ミン
ミカ:マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ
story
IAの未来を予感させるSF作品。
お茶の研究家のジェイクとキャリアウーマンのカイラは穏やかな家庭を築いている仲の良い夫婦。
養女のミカは人型ロボットのヤンを本当の兄のように慕っていました。
そんなヤンに不具合が生じ、修理に出そうと奔走しますが、なかなか思うような業者が見つかりません。
ヤンは中古で購入したAIですが、修理は可能なはずなので、いろんな伝手を頼って、ある研究所に持ち込みます。
ヤンの記憶に刻まれた貴重な装置が悪意を持った第三者に渡ることがないように細心の注意を払いながら、ヤンの生きた証しに迫るジェイクでした。
久々の主演映画とも言えそうなコリン・ファレルでしたが、こんな不思議な作品に出るなんて意外でしたね( ;∀;)
どこまでももの静かな男性を演じています。
近未来を描いたこの作品は、映画界に一石を投じるかもしれません♪♪
そのくらいちょっとした「衝撃」を受けました。
Title
グッド・ナース
2022.10.21公開
アメリ映画
Staff
監督/トビアス・リンホルム
製作/スコット・フランクリン他
Cast
エイミー・ロークレン:ジェシカ・チャステイン
チャーリー・カレン:エディ・レッドメイン
ダニー・ボールドウィン:ンナムディ・アサマア
リンダ・ガラン:キム・ディケンズ
Story
看護師として夜勤もこなすエイミーは、2人の女の子の母親。
彼女自身もまた、心臓病に苦しめられていました。子どもたちの将来を考えれば、自分が死を迎えるなどとても考えられない、窮地にたたされたシングルマザーなのです。
そんな彼女の職場に優しそうな人柄のチャーリーがやってきます。仕事にも熱心で、看護も手慣れた様子です。
チャーリーとの時間が増えるにつれ、彼への安心感と依存度も増し、子どもたちとの交流もスムーズに進みます。
ところが、チャーリーが来てから、急死する患者が増えていき、エイミーは何かの不安を感じ取るようになります。
チャーリーは天使か悪魔か?
エイミーの葛藤が事態の真相を突きとめるきっかけになるのでしょうか?
Title
窓辺のテーブル 彼女たちの選択
2022.10.21公開
韓国映画
Staff
監督/キム・ジョングァン
脚本/キム・ジョングァン
Cast
イム・スジョン
チョン・ユミ
ハン・イェリ
チョン・ウンチェ
ヨン・ウジン
Story
静かな通りにあるカフェを訪れた人々が迎えるひと時。
自分と相手の人生が交差するその一瞬を切り取った作品。
女優と元カレ。
元カレと再会する旅行帰りの女性。
嘘の結婚式への出席を依頼された中年女性と、結婚詐欺を繰り返す女性。
結婚後も元カレとの関係を断ちたくない自分本位の女性。
こうしてみると、なかなかに興味深い人間模様が浮き彫りになります。
それぞれが自分の現在の立ち位置を意識しながら、実は次の選択を迫られていることがよくわかります(^-^)
一杯のコーヒー・紅茶を前にした何気ない窓辺の風景。そこには、他人が立ち入れない秘密の領域があるようですね💚
お店のスタッフは、こうして繰り返される知らない人々の日常に寄り添う止まり木なのかもしれません。誰かと一緒でなくても、自分だけのティータイムを楽しみたいと思う作品でした。
Title
キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱
2022.10.14公開
イギリス映画
Staff
監督/マルジャン・サトラピ
製作/ティム・ビーバン他
Cast
マリ・キュリー:ロザムンド・パイク
ピエール・キュリー:サム・ライリー
ポール・ランジュバン:アナイリン・バーアナード
イレーヌ・キュリー:アニヤ・テイラージョイ
story
新しい元素ラジウムとポロニュウムを発見したピエール、マリのキュリー夫妻の伝記映画。
19世紀のバリで出会った2人は共同で研究する科学者どうし。自説を曲げないマリは研究の場を失いますが、ピエールの協力もあり、研究を続ける機会を得ます。
やがて、2人は結婚。イレーヌという女児も誕生します。
努力が実を結び、1903年にノーベル物理学賞、1911年にノーベル化学賞を受賞。一気に成功者の地位に昇りつめます。
女性差別が強かった時代に自力で偉業を成し遂げ、女性としての存在価値を不動のものとした彼女の生きざまが怒涛の人生となって蘇りました。
今では男性と肩を並べられるようになった女性たちの原点はここだったのだと感慨深いものがありました。
Title
愛する人に伝える言葉
2022.10.7公開
フランス映画
Staff
監督/エマニュエル・ベルコ
製作/フランソワ・クラウス
Cast
クリスタル:カトリーヌ・ドヌーブ
バンジャマン:ブノワ・マジメル
ユージェニー:セシル・ドゥ・フランス
ドクター・エデ:ガブリエル・サラ
Story
学生に演技を教えるバンジャマン。
膵臓ガンで余命を告げられ、心までも病んでいく息子をそばで見守る母クリスタル。
2人の脳裏に浮かぶのは、認知しないまま過ぎてきたたった1人の息子の存在。
感情のすれ違いに阻まれ、人生を別々に歩んできたバンジャマンと元恋人の心の距離は今も埋められないままに放置された状態でした。
バンジャマンは過去を回想し、当時の母の押し付けを恨んだままの自分に問いかけます。
「あの時、どうすれば良かったのか」と。
傍目からの厳しい意見を言うなら「後悔するのなら、自分で決めたら良かったのに」と突っ込む場面ですね(*'▽')
いかにも甘ったれなバンジャマンですが、人生の終盤ともなれば、現実から目を背けることはもはや不可能だと悟ったのでしょう。
鬱々とした日々をやり過ごしながらも、演技指導への情熱は保ち続けます。学生は進路を賭けた受験準備の真っただ中。指導にも熱が入ります。
一方、息子の命を救う手立てを失ったクリスタルの苦悩も増していきます。イライラをぶつけられてもなすすべもなく、独り静かに家で過ごす日もあります。
母と息子のあまりにも過酷な試練が私たちに訴えているものとは何か?とつくづく考えさせる作品でした。
Title
スペンサー ダイアナの決意
2022.10.14公開
ドイツ・イギリス合作
Staff
監督/パブロ・ラライン
製作/フアン・デ・ディオス・ラライン他
Cast
ダイアナ妃:クリステン・スチュワート
チャールズ皇太子:ジャック・ファーシング
アリステア・グレゴリー少佐:ティモシー・スポール
マギー:サリー・ホーキンス
ダレン:ショーン・ハリス
Story
1991年のクリスマス休暇でのダイアナ妃の心の軌跡を追います。
すでに、チャールズ皇太子との仲は冷え切り、周囲との不協和音も大きくなっていた頃。
女王が例年クリスマス休暇を過ごす私邸サンドリンガム・ハウスは冷え冷えとしていて、王子たちさえも凍えそうな悲惨な環境でした。
シーンごとの衣装替え、自由な行動の抑制など、ダイアナ妃にとっては監獄とも思えるほどの数日間がもたらした心境の変化が胸を打ちます。
どこで間違えたのか?
世紀の結婚はおとぎ話に過ぎず、ダイアナ妃の存在はイギリス王室の足かせとまで言われるようになっていたこの時期にダイアナ妃が下した決断とは。
身が引き締まる緊迫感に圧倒されつつも、ダイアナ妃の心に寄り添う観客の彼女への”愛”を届けたいと思います。
Title
ザ・コントラクター
2022.10.7公開
アメリ映画
Staff
監督/タリク・サレ
製作/ベイジル・イバニク他
Cast
ジェームス:クリス・パイン
マイク:ベン・フォスター
ブリアン:ジリアン・ジェイコブス
ヴァージル:エディ・マーサン
ラスティ:キーファー・サザーランド
Story
特殊部隊からの除隊を余儀なくされ、新しい人生を模索するジェームスを待ち受けていた危険な罠。
旧友マイクに誘われ、退役軍人が集まる民間軍事組織に入ったのはいいのですが、対テロ組織との戦闘中に身内から追われることになってしまいます。
計画に不備があったとしか考えられない状況でしたが、次第に明らかになる陰謀の正体へと近づくにつれ、マイクと自分自身、愛する家族にまで危険を及ぶに至って苦悩するジェームス。
この組織、この計画そのものが嘘にまみれていたのではないか?との警戒心を抱くようになります。民間軍事組織とはよく聞くのですが、実際にはどんな任務を請け負うのかはよく知られていないと思います。
そんな彼らの動向を少しでも知る機会としては参考になる作品かもしれませんね。
クリス・パインは言うに及ばず、マイク役にはベン・フォスター、組織のボス役にはキーファー・サザーランド。
この2人の名前だけでも観客を呼べるレベルでしょう♪♪
欲を言えば、ストーリーをもっと掘り下げ、厚みが欲しかったなとは感じました。内容自体はよくある話ですし、先が読めてしまう感が残念な思いがしました。
Title
ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド
2022.9.23公開
カナダ映画
Staff
監督/ポール・サルツマン
製作/ポール・サルツマン
Cast
デビッド・リンチ
パティ・ボイド
ジェニー・ボイド
マーク・ルイソン
ルイス・ラファム
Story
ビートルズが活動中にインドへ行ったことは有名な話ですよね。
なんでもジョージがインドに傾倒し、メンバーを誘ったということだったそうです(^-^)
1968年のインドの高名な聖職者マハリシ・ヨギのもとで瞑想に励むビートルズのメンバーと偶然に出会い、彼らと数日間を共有した、当時23歳のサルツマン監督とのエピソードが語られていきます。
イギリスや世界をツアーで飛び回り、混迷の域にあったビートルズに束の間訪れた静寂な時間を、フィルムや画像を通して観ることができる幸運をぜひ味わってください。
Title
ダウントンアビー 新たなる時代へ
2022.9.30公開
イギリス・アメリカ合作
Staff
監督/サイモン・カーティス
製作/ギャレス・ニーム他
Cast
ロバート・クローリー:ヒュー・ボネヴィル
コーラ・クローリー:エリザベス・マクガヴァン
ヴァイオレット・クローリー:マギー・スミス
ロザムンド・ペインズウィック:サマンサ・ボンド
メアリー・タルボット:ミシェル・ドッカリー
ジョージ・クローリー:オリヴァー・パーカー
キャロライン・タルボット:ビビ・バー
イーディス・ぺラム:ローラ・カーマイケル
Story
前作に続く壮大なストーリーが展開します!
今回は、映画製作の舞台になります。新しい息吹きが感じられますよね💚
さらに、ヴァイオレットの若い時の恋愛事情にも発展。
南仏の豪勢なヴィラを相続することになるのです。
映画会社への撮影協力をすることで予定外の収益が見込めることで、屋敷全体が活気に満ちていきます。
クローリー一家の存亡にかかわる重大な転機を、ユーモアと誠実さで乗り切る才覚が発揮されるのです。ヴァイオレットのまさかの秘めた恋愛の結実が明るい未来へと一家を導いていきます。
絢爛豪華なダウントンアビーの世界を堪能できる今作は、歴史好きな方にも満足を与えてくれると思います。
Title
プリンセス・ダイアナ
2022.9.30公開
イギリス映画
Staff
監督/エド・パーキンズ
製作/サイモン・チン
story
ダイアナ元妃没後25年という節目を迎えた今年には王室関連の大きな出来事が重なりましたね。
エリザベス女王が逝去され、チャールズ新国王が誕生しました。
その前後にダイアナ妃のドキュメンタリー映画が公開。
運命的なものを感じます。
プリンセスとして、空前絶後の苦しみを体験。その苦悩は、一般市民の私たちには知るよしもありません。
存命中も彼女の存在感に圧倒され、メディアを通して貴重な情報を受け続けたファンの心中も複雑な想いがあるでしょう。
ロイヤルとしての輝きも苦悩もダイアナ妃そのもの。唯一無二のプリンセスを愛した私たちだったと感じています。
ダイアナ妃の記録を綴ったこの作品を通して、「ダイアナ妃」とは何だったのか?を考える機会にしたいと思います。
Title
家族の肖像
2022.9.23公開
イタリア・フランス合作
午前10時の映画祭12
Staff
監督/ルキノ・ビスコンティ
製作/ジョバンニ・ベルトルッチ
Cast
教授:バート・ランカスター
ビアンカ・ブルモンティ伯爵夫人:シルバーナ・マンガーノ
コンラッド・ヒューベル:ヘムルート・バーガー
リアッタ・ブルモンティ:クラウディア・マルサーニ
ステファーノ:ステファノ・パトリッツイ
家政婦エルミニア:エルビラ・コルテーゼ
Story
1974年製作
日本初公開/1978年
劇場公開日/2017年2月11日
静かに引退生活を楽しむ老教授の家に入り込んできた、傍若無人な伯爵夫人と娘・その婚約者・夫人の愛人の4人が織りなす、奇妙でいて蠱惑的な数日間が吹き荒れます(*'▽')
あまりの展開の速さに右往左往しながらも、忍耐を重ねる教授の人の良さ(弱さ( ;∀;))に付け込み、自分たちの都合を押し付けまくる彼らに対して、どうすれば我慢できるのかが理解不能でした。
特権階級の厚かましさがコミカルに描かれ、時には苦笑さえ。
まさに、ビスコンティの映画と言えるでしょう!!
古き良き時代を感じさせる全編を通して、今は無き優雅さの極みに浸る貴重な体験となりました♪♪
この作品で、感銘を受けたのは、娘リアッタの聡明さでした。
母親に似ず、賢い彼女の物事への対処の仕方は、現代においても参考になります💚
Title
ザ・ディープ・ハウス
2022.9.16公開
フランス・ベルギー合作
Staff
監督/ジュリアン・モーリー他
製作/クレマン・ミゼレ他
Cast
ベン:ジェームズ・ジャガー
ティナ:カミーユ・ロウ
ピエール:エリック・サバン
モンティンッヤク氏:アレクシス・セルバース
Story
ベンとティナは、YouTubeでの投稿を得意とするミステリー・ハンターのようなカップルです。
世界各地の様々な廃墟などを探索し、人気を誇る今どきの動画制作者なのですね。
今回は、フランスに実在すると言われる湖の底に沈む屋敷を録画する目的でこの村にやってきたのでした。
湖畔で休憩中に出会ったピエールという初老の男性から案内されて訪れた現地は、深い森を抜けた場所にありました。
2人で潜り、屋敷を撮影中に出くわした血も凍るような怪奇現象には観客も震えあがると思います。
さて、彼らを待っていたものとは?( ;∀;)
Title
LAMB ラム
2022.9.23公開
アイスランド・スウェーデン・ポーランド合作
Staff
監督/バルディミール・ヨハンソン
製作/フロン・クリスティンスドッティル他
Cast
マリア:ノオミ・ラパス
イングヴァル:ヒナミル・スナイル・グブズナソン
ペートゥル:ビョルン・フリーヌル・ハラウドソン
イングバール・E・シーグルズソン
Story
雪深いアイスランドの高地で羊牧を営むマリアとイングヴァル。
抱えきれないほどの仕事に今日も精を出します。
何度かの羊の出産シーンの後に、夫妻も驚く子羊が誕生!!
2人は顔を見合わせます。ですが、そのままその子を自宅に連れていき、我が子として育てるのです。
この辺で観客はその異様な”生きもの”への嫌悪感と期待感を抱くと思います(*'▽')
やがて、幼少時代となり、都会からイングヴァルの弟のペートゥルがやってきました。倉庫に置かれていたドラムセットを懐かしそうに見つめる様子から想像できるのですが、彼はミュージシャンでした。
ペートゥルは当初こそこのアダと名付けられた子どもを忌み嫌いますが、次第に肉親としての愛情が芽生えてきます。
それにしても、マリア・イングヴァル・ペートゥルが揃って受け入れてしまうこのアダってどんな魅力の持ち主なのかと思いませんか?
到底人間とは言えない姿態なのですが、その素直な性格が愛らしさを感じさせて、近くにいる人に幸福感を与えるようですね💚
母ひつじが外の窓からじっと家族を見つめる不気味さもあり、これからこの家族に襲い掛かろうとする悲劇の予感が漂い、なんとも言えない緊迫感に震えてしまうほどでした"(-""-)"
作品に対する評価は分かれますが、私は鑑賞後、数日(今も)は何と形容したらいいのか、どう受容すべきかと悶々と過ごしました。
なんとも恐ろしい映画が作られたものですね。
Title
渇きと偽り
2022.9.23公開
オーストラリア映画
Staff
監督/ロバート・コノリー
製作/ブルーナ・パパンドレア他
Cast
アーロン・フォーク:エリック・バナ
グレッチェン:ジュネビーブ・オライリー
レイコー:キーア・オドネル
ホイットラム:ジョン・ポルソン
アーロン・フォーク(青年期):クロード・スコット=ミッチェル
ルーク(青年期):サム・コーレット
エリー・ディーコン:ベベ・ベッテンコート
Story
現在は連邦警察官であるアーロンは、メルボルンから級友であるルークの葬儀に帰ってきました。
アーロンにはこの街での不快な思い出がありました。高校時代に仲の良かった女学生2人と親友ルークとの友情に終止符が打たれた事件があったのです。
密かに恋心を抱いていたエリーが川で溺死し、その犯人ではないかとルークと共に疑われた末に、父親と街を出たのでした。
しかし、それは20年も前の話。それなのに、土地の人々は今なお彼に疑惑の目を向けてくるのです。
ルークが妻と息子を殺した後、干上がった湖で自殺したというショッキングな事件の捜査に着手します。
当地の巡査部長の地道な捜査に感銘を受けたアーロンは、ルークの死の真相を解明すると同時に、20年前のエリーの死にまつわる深い謎にも挑戦することになります。
今も胸を痛めるエリーへの贖罪がアーロンを真実へと導く過程には、人間の本質が浮き彫りになっていく醜さに直面させられるのでした。
オーストラリア人であるエリック・バナの出演作は近年日本での公開がなかったようですが、久しぶりに彼に再会できたことがうれしかったですね(^^♪
重厚な演技を得意とする実力派俳優です💛
Title
3つの鍵
2022.9.16公開
イタリア・フランス合作
Staff
監督/ナンニ・モレッティ
製作/ナンニ・モレッティ他
Cast
ドーラ:マルゲリータ・ブイ
ルーチョ:リッカルド・スカマルチョ
モニカ:アルバ・ロルバケル
ジョルジョ:アドリアーノ・ジャンニーニ
サラ:エレナ・リエッティ
アンドレア:アレッサンドロ・スペルドゥーティ
story
ある高級住宅街で起こった自動車事故を巡る3家族の紆余曲折が、リアリスティックな印象を与えてくれる作品でした。
ローマの高級アパートに1台の車が突っ込みます。ここの3階に住んでいる裁判官夫婦ジョバンニとドーラのひとり息子のアンドレアの飲酒運転が原因でした。
自宅を壊されたのは、1階のルーチョとサラ夫婦。この事故で付近を歩いていた老婦人が亡くなってしまいます。
もうひとり、2階に住むモニカは妊婦。この事故をきっかけに陣痛が始まり、病院で無事に出産を果たします。
翌朝、ルーチョとドーラは、娘を向かいの家に住む老夫婦に預けます。この老夫婦には時々娘を預かってもらっているのですが、最近夫の認知症が発症したのではという疑念を抱くようになっていたところでした。
そういう混乱のなか、さらなる厄介ごとに彼らは見舞われていきます。三者三様の人生がかかったアクシデントが示す将来はどうなっていくのでしょうか?
モニカ役のアルバ・ロルバケルは「靴ひものロンド」の母親役でも光っていましたね💛
ナンニ・モレッティ監督の作品はこれまでも定評があり、今回も期待して観に行きました。2002年公開の「息子の部屋」で高い評価を受けた監督です。
Title
秘密の森の、その向こう
2022.9.23公開
フランス映画
Staff
監督/セリーヌ・シアマ
製作/ベネディクト・クーブルール
Cast
ネリー:ジョセフィーヌ・サンス
マリオン:ガブリエル・サンス
ネリーの母:ニナ・ミュリス
ネリーの祖母:マルゴ・アバスカル
ネリーの父:ステファン・ベルペンヌ
Story
8歳のネリーは最近亡くなった祖母の家に、両親とともに家の片づけに訪れます。
ネリーは祖母が好きでした。少女時代をこの家で過ごし、たくさんの思い出がよみがえってきます。母は気持ちの整理がつかず、一足先に自宅に戻っていきました。
父と残されたネリーは思い出深い森に行き、不思議な少女マリオンと出会います。
ネリーの母の名もマリオン。偶然に引き寄せられたネリーは、マリオンに親しみを感じるのでした。
ネリーは、マリオンの自宅に招かれますが、そこはなんと祖母の家。
時空を超えた母子の交流が始まろうとしていたのでした。
つまり、マリオンはネリーの母の子ども時代の姿で現れたのです。
そして、その家にいたのは、若かりし頃の大好きな祖母なのです。
こうして、夢とも現実とも区別がつかない”魂”の交流が始まりました。
ファンタジーと言ってしまえばそれまでですが、「パラレルワールド」の扉を、ネリーが開けたのでしょう。
つかの間のマリオンとの交流は、ネリーの成長をも促してくれたのだと思います。
ネリーとマリオン役は、双子ちゃんです♪♪
Title
ビースト
2022.9.9公開
アメリ映画
Staff
監督/バルタザール・コルマウクル
製作/ウィル・パッカー
Cast
ネイト・サミュエルズ:イドリス・エルバ
マーティン・バトルズ:シャルト・コプリー
メレディス・”メア”サミュエルズ:イヤナ・ハリー
ノラ・サミュエルズ:リア・ジェフリーズ
キース:マーティン・マンロー
Story
2人の娘の母であり、ネイトのかつての妻が亡くなり、思い出の旅を決行することになります。
場所は妻の生まれ故郷であるアフリカ。広大なサバンナ探険を楽しみにしていた一家に襲い掛かった狂暴な「ビースト」であるライオンとの死闘が繰り広げられます。
3人の間では、妻にからんだいざこざが絶えず話題にのぼり、憂鬱と改悛の念にとらわれざるを得ないネイトの苦しみが浮かび上がってきます。
娘たちには悪気はなくても、それらを突きつけられ続けるネイトが気の毒でした(*'▽')
生物学者で、サバンナの狩猟禁止保護区を管理している古い友人のマーティンは、娘たちとも親しい間柄。今回は彼の自宅で同居の予定です。
翌日、早速探険に出掛けた先で、思わぬ事態に遭遇してしまいます。密猟者たちによって家族を殺された凶悪なライオンが彼らに襲いかかってきたのです。
彼ら4人が命からがら魔の手から逃げた後も災難は続いていきます。
自然を守る人と壊す悪者との終わりのない闘いでもあることを実感しました。
ちなみに、友人マーティン役のシャルト・コプリーは、2020年公開「グリンゴ 最強の悪運男」で性悪な会社社長リチャードの兄・ミッチ役でワイルドな印象を残していた俳優ですね♪♪
Title
アナザー・カントリー
2022.9.9公開
特集企画「12ヶ月のシネマリレー」HDニューマスター版
イギリス映画
Staff
監督/マレク・カニエフスカ
製作/アラン・マーシャル
Cast
ガイ・ベネット:ルパート・エヴェレット
トミー・ジャッド:コリン・ファース
ジェームズ・ハーコート:ケイリー・エルウィス
バークレイ:マイケル・ジェン
デラヘイ:ロバート・アディ
デヴェニッシュ:ルパート・ウェインライト
ファウラー:トリスタン・オリヴァー
メンジーズ:フレデリック・アレクサンダー
Story
1930年代のイギリスにあるエリート校(パブリックスクール)での人間模様を描く名作。
1985年以後数年続いた『英国貴公子ブーム』の火付け役とも言える1本ですね💚
その美貌で学内の高い人気を誇るガイは、別の寮のハーコートに心を奪われます。夜の密会を重ねる仲となりますが、同性愛を忌避する学内での不穏な空気を無視できません。
もし、他の学生に知られたら即スキャンダルとなるのですから。
そんなある日、ガイがハーコートへの秘密の手紙を、下級生に渡した場面を物陰から観ている者がおり、罰を受けることになってしまうのでした。
スクールものですが、不思議と授業や勉学に励む学生の姿は皆無に近いのです( ;∀;)
画面はただただ美形の青年のいざこざを追っていきます💚
特に、主人公のガイは、勉学への興味は殆ど感じられないわけですが、さすがエリート校に通う高いご身分なので、将来は約束されたも同然のようで、羨ましさが募りました"(-""-)"
彼の友人トミー役のコリン・ファースが瑞々しい!
今も面影はありますよね💚
エリート校を巡る青年たちの『耽美主義』『英国美青年』という言葉を生み出した記念碑とも言える作品。
ルパートの”神がかった”美しさは、永遠です。
Title
レインマン/午前10時の映画祭12
2022.9.9公開
アメリ映画
Staff
監督/バリー・レビンソン
製作/ジョン・ピーターズ他
Cast
レイモンド:ダスティン・ホフマン
チャーリー:トム・クルーズ
ブルーナー医師:ジェラルド・R・モーレン
アイリス:ルシンダ・ジェニー
スザンナ:バレリア・ゴリノ
Story
1989年公開作。
チャーリーは高級外車のディーラーですが、資金難に悩む青年。
最近亡くなった父の遺言で兄がいることを知り、その遺産を横取り(^-^)しようと、彼が入居する病院を訪問します。
兄の名前はレイモンド。自閉症のため、チャーリーが幼少時に病院へと送られたのでした。
レイモンドが驚異的な記憶力を持つことに気付いたチャーリーは、カジノで一攫千金を狙います。
しかし、インチキがバレて他の店ではプレイできなくなり、さらなる資金確保を諦めざるを得なくなりました。
チャーリーの自宅があるロサンゼルスまで飛行機で行く予定で空港に行ったのは良かったのですが、いざ搭乗となると、レイモンドに拒否されます。
次に、高速道路を選びましたが、これもレイモンドの気に入りません。仕事の支払いの期日が目の前に迫るのに気も揉みつつ、仕方なく何日もかかる一般道路での走行を余儀なくされるのでした。
行く先々でのレイモンドとの意思疎通、失踪騒ぎなどを通して、少しづつ彼を理解していくチャーリーが、人間味を取り返していく過程が感動を呼びます💛💙💚
公開時に大反響を呼んだ名作を見返してみるのも楽しかったです。
Title
人質 韓国トップスター誘拐事件
2022.9.9公開
韓国映画
Staff
監督/ビル・カムソン
製作/リュ・スンワン
Cast
ファン・ジョンミン:ファン・ジョンミン
チェ・ギワン:キム・ジェボム
パク・ソヨン:イ・ユミ
ヨム・ドンフン:リュ・ギヨンス
ヨンテ:チョン・ジェウォン
Story
身代金目的で誘拐されたトップスター・ファンが無事に逃走するまでが、恐怖を伴ってグイグイ迫ってきます。
帰宅途中で誘拐され、どことも知れない山奥で、先に捕縛された若い女性と2人で監禁生活を余儀なくされる怖さは、並大抵ではありませんでした。
犯人たちの冷酷さと卑劣さがさらなる追い打ちをかけます。
ファンが誘拐されたことと、直前に発生した事件との関係が徐々に明らかにされ、犯人の真の目的がどこにあり、どんな展開になっていくのかがスリリングに示されて行きます。
韓国映画は、質の高さが期待できるので、だいたいは観に行きます(^-^)
Title
彼女のいない部屋
2022.8.26公開
フランス映画
Staff
監督/マチュー・アマルリック
製作/レティシア・ゴンザレス他
Cast
クラリス:ビッキー・クリープス
マルク:アリエ・ワルトアルテ
アンヌ=ソフィ・ボーエン=シャテ
サシャ・アルディリ
Story
ポラロイド写真を並べ替えしているクラリスのオープニング。
何をしているのか?と疑問が湧きます。
早朝。車を走らせる彼女が聴いているのは娘のリュシーが弾くピアノ曲。
ガソリンスタンドでの会話で分かるのは。これから海を見にいこうと思っているということですね。
クラリスは観光ガイドに付く通訳のようです。仕事と家庭の両立は夫マルクと共同で行い、慌ただしい日々を送っていることが見てとれます。
クラリス不在の家族の営みが随所に描写されるので、まるで彼女がいないかのような錯覚に陥りますが、その当たりはクラリスの記憶と脳内思考が入り混じっているからのようです。
この作品も過去と現在を交互に見せるので、観客はそれの分類にせわしなく頭を使わなくてはなりません(*'▽')
最近はこのような描き方が主流になっているのか?とさえ感じられ、複雑な心境になります。
こういう手法は、進行方法としては難解さを生み、いかにもアート感を倍増させる作用がありますが、多用したり、当たり前になると、観客の困惑を招きかねない危険性があるような気がして私は賛成しかねます(^-^)
さて、内容ですが、予告編を鵜呑みにすると、真実がいつ分かるのかというジレンマに悩まされることになります。現実とクラリスの妄想(未来への期待等)が絡み合い、観客としても苦悩することは避けられません。
それこそがアマルリック監督の意図するところかもしれませんが、予備知識なしで観るか、ありで観るかは「あなた次第」💙
心に刺さる作品だとだけお伝えしますね♪♪
クラリスに扮しているのは、「オールド」で鮮烈な印象を残したビッキー・クリープスです。
Title
靴ひものロンド
2022.9.9公開
イタリア・フランス合作
Staff
監督/ダニエレ・ルケッティ
製作/ベッペ・カスケット
Cast
ヴァンダ:アルバ・ロルバケル
アルド:ルイジ・ロ・カーショ
老年期のヴァンダ:ラウラ・モランテ
老年期のアルド:シルビオ・オルランド
アンナ:ジョバンナ・メッツォジョルノ
サンドロ:アドリアーノ・ジャンニーニ
Story
ローマで暮らす幸せな4人家族に忍び寄る家庭不和。
何気ない日常が、夫アルドと同僚アンナとの関係がばれ、口論の絶えない家庭へと変貌していきます。
怒りが収まらないヴァンダから締め出しをされたアルドは、ナポリに移ります。
その場の勢いでアルドを追放したヴァンダは、空虚な生活に疲弊していくのでした。
子ども2人をアルドに預けるたびに不安定さに苦しめられるヴァンダ。
子どもたちはアンナにも打ち解け、表面的には両者上手くいっているように見えるのですが、ヴァンダの精神は蝕まれていきます。
老年期に入ったヴァンダとアルドが共同生活を送る不思議さが人生の悲哀を感じさせる作品でした。
Title
ブレット・トレイン
2022.9.1公開
日本映画
Staff
監督/デビッド・リーチ
製作/ケリー・マコーミック他
Cast
レディバグ:ブラッド・ピット
プリンス:ジョーイ・キング
タンジェリン:アーロン・テイラー=ジョンソン
レモン:ブライアン・タイリー・ヘンリー
キムラ:アンドリュー・小路
エルダー:真田広之
ホワイト・デス:マイケル・シャノン
Story
殺し屋レディバグが復帰案件として選んだのはごく単純な「バッグ移送作戦」でした。
新幹線に乗車し、見つけ出したバッグを確保して京都で下車という、お気軽ミッションのはず…がとんでもない事件が偶発してしまいます。
そのバッグを狙っていたのはレディバグだけではなく、双子の?タンジェリンとレモンという、名うての殺し屋。
他にも、新幹線が停車するたびに乗り込んできて、死闘を仕掛ける刺客が後を絶ちません。
さらに、謎の女子学生プリンスが絡み、もう何がなんだか理解不能な状態に観客を引きずっていくのです。
監督がデビッド・リンチ。俳優陣も有名な役者ばかり。
残忍な描写が多いので、万人向けではないですが、ブラッド・ピットファンならば観たいと思うでしょうね💛
タンジェリン役のアーロン・テイラー=ジョンソンと、レモン役のブライアン・タイリー・ヘンリーがたまらない魅力を振りまいてくれます。
この二人をみるだけでも一見の価値がありますよね(*'▽')