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映画コラム

ここでは、私が実際に劇場で観て印象に残った映画を取り上げていきます

<ミミの宝石箱>

http://daiana-rose.seesaa.net/

<キャメロンの部屋>

http://blog.goo.ne.jp/jullia_2009


2019.6.30

Title

スパイダーマンファー・フロム・ホーム

2019.6.28公開

アメリカ映画

Staff

監督/ジョン・ワッツ

製作/ケビン・ファイギ他

Cast

トム・ホランド:ピーター・パーカー/スパイダーマン

サミュエル・エルジャクソン:ニック・フューリー

ゼンデイヤ:ミシェル・"MJ”・ジョーンズ

コビー・スマルアース:マリア・ヒル

ジョン・ファブロー:ハッピー・ホーガン

Story

学校からのヨーロッパ旅行で訪れたヴェネチアで、まさかの新ヒーロー”ミステリオ”誕生となりました(^o^)/

それが、ジェイク・ギレンホールとくれば、あっと驚くほかありませんよね~!!

まさかのマーベル参戦とは・・・

だが、しかし、なんということか、ジェイクはすっかりアクションスターに早変わりしていたのでした♪♪

マーベルの魔法としかいいようがありません♥

水の怪物が相手ではなかなか敵を倒すのはむずかしいーーー。

形があるようでないのですから、攻めようがないのですね。

CGを駆使しての戦いはとどまるところを知らず、街を破壊し尽くします。ホントに恐い。

 

それでもトム・ホランド扮するピーター/スパイダーマンは満身創痍になりながらも悪と戦うのです!!

トムって、マジで可愛すぎます(^_-)-☆

社交的にはほど遠いのですが、嫌味な部分はなく、好きな女の子にもピュアな接し方でもうヒヤヒヤ・ドキドキしていました。

 

”MJ”に扮するゼンデイヤがもう可愛くて・・・

高校生役がハマる若々しさがいいですね~♥♡

 

意外なところでは、引率の先生方が楽しいです♪♪個性的で、たくさん笑いがありますよ。

まさかのラストも楽しんで下さいね。


2019.6.29

Title

うちの執事がいうことには

2019.5.17公開

日本映画

Staff

監督/久万真路

製作/村松秀信

Cast

永瀬廉:烏丸花穎(からすま かえい)

清原翔:衣更月蒼馬(きさらぎ)

神宮寺勇太:赤目刻弥

優希美青:雪倉美優

神尾楓珠:雪倉峻

Story

何の心構えのないまま、社交界の名門烏丸家の新当主になってしまった、英国留学帰りの花穎。

しかも、長年なじみ親しんでいた老執事の鳳までが父親に付き添って海外に行ってしまっているとなっては、もうどうにもならない状況に追い込まれていたのでした。

 

さて、新執事として花穎を迎えたのは、先代当主の父親のフットマンをしていた衣更月。

 

やや押し付けぎみの衣更月に反発を覚えながらも、第27代当主としての役割をしぶしぶこなすのでした。

 

そこへ舞い込んださる名家の御曹司の誕生日会の招待。

衣更月を従えて出席した花穎に突然降りかかった災難がとてつもない緊張感が彼を窮地に追い込みます。

そして、忘れていたある苦い因縁が蘇るのでした。

 

誕生日会で見せた衣更月のある”武勇”がカッコイイ!

惚れ惚れするシーンに観客は度肝を抜かれるとともに、「ヤッター!!」という爽快感も感じさせてもらえること請け合いです( ^^) _U~

 

King & Princeのメンバーが出ていることでさらに人気度UPとなることでしょうね♪♪

 

私は衣更月に惚れました(^o^)/

淡々とした行動が見せる佇まいが非日常を感じさせてくれて、夢の世界に誘ってくれますもんね。

 

でも、一度でいいからこんなお城みたいなお屋敷に住んでみたいですよね( ;∀;)



2019.6.28

Title

コンフィデンスマンJp

2019.5.17公開

日本映画

Staff

監督/田中亮

製作/石原隆他

Cast

長澤まさみ:ダー子

東出昌大:ボクちゃん

小手伸也:五十嵐

小日向文世:リチャード

織田梨沙:モナコ

竹内結子:ラン・リウ

三浦春馬:ジェシー

Story

詐欺師のダー子がターゲットさだめたのは、香港マフィア女帝ラン・リウ。

仲間とともに香港に乗り込み、あの手この手でラン・リウが持つとされる伝説のパープルダイヤを狙います。

 

新しく味方に引き入れたのはモナコ。

ちょっと頼りない感じですが、鍛えたらモノになりそうだということで、仲間の反対を押し切り彼女もチームに加えます。

 

チームが考え抜いた作戦がことごとく失敗した先にいたのは、ダー子とゆかりの深いジェシーでした。

彼との関係が身内で取り沙汰されるなか、最終作戦が怒涛の展開であっというラストへ突き進みます♪♪

 

ラン・リウを演じる竹内結子がきれいです!!

さらに、彼女に言い寄る詐欺師役の三浦春馬。

爽やかさ満開で周囲を混乱の渦へと巻きこむのですが、さすがに女性にもてそうなキャラでした♥

こんな男性が近づいてきたら、女性ならもうメロメロになりそうですよね~( ;∀;)

 

騙し騙されと、詐欺師の世界は目まぐるしい・・・

実行力と頭の回転の速さで敵を欺くという離れ業は凡人には縁のない世界だと痛感いたしました(^o^)/


2019.6.27

Title

ジョナサン ふたつの顔の男

2019.6.21公開

アメリカ映画

Staff

監督/ビル・オリバー

製作/ランディ・マニス他

Cast

アンセル・エルゴート:ジョナサン/ジョン

スキ・ウォーターハウス:エレナ

マット・ボマー:ロス

パトリシア・クラークソン:ミナ・ナリマン博士

Story

幼少時から複数の人格を持つことで人とは違う人生を歩むことになった孤独なジョナサン/ジョン。

 

ナリマン博士により育てられ、人格が崩壊しないように脳にタイマーを埋め込み、12時間づつの生活を余儀なくされているのでした。

 

朝7時~夜7時までがジョナサン。夜7時~朝7時までがジョンで、時間通りにスイッチが切り替わります。

 

しかし、あることがきっかけで、少しづつ切り替えがズレてきていることを博士に告げるのですが、そこには底知れない不調和が迫っているのに薄々気づく二人。

 

2人が決めたルールの一つは「恋人を作らない」でしたが、ジョンがエレナという魅力的な女性と交際しだしたことから彼らの間に微妙な緊張が持ち上がり、その解決には本質的な苦悩が横たわっているのでした。

 

ふたつの人格というよりも、ひとつの身体に同居している兄弟という感覚の彼らが、究極の選択を迫られる日がすぐそこに来ているのを観客も気づいてしまうのです・・・



2019.6.24

Title

最強の85才

2019.5.10公開

アメリカ映画

Staff

監督/ベッツイ・ウェスト

  /ジュリー・コーエン

製作/ベッツイ・ウェスト他

Cast

ルース・ベイダー・ギンズバーグ

ジミー・カーター

ビル・クリントン

バラク・オバマ

Story

アメリカを変えた弁護士のルース(通称:RBG)のドキュメンタリー映画。

 

3月に公開された『ビリーブ 未来への大逆転』でご存知の方もおられると思います。

とても印象深い作品でしたね♥

 

今作はルース本人が出演しており、彼女の人生をなぞることができます。

 

弱い立場の人たちを救うというゆるぎない信念を貫き通し、アメリカの法曹界をルース以前・ルース以後と徹底的に変えた勇気ある女性の生きざまは、現代に生きる私たちにも多大な影響を与えてくれるでしょう。

 

男性の独壇場であった法律の世界を実力で泳ぎきったルースの姿の信念は「男性も女性も同等/平等である」もっと言えば「人間みな平等」の精神からきています。

 

主婦・母親という毎日に忙殺されながらも、仕事を続けられた背景には「夫」の存在がありました。

同業者でもある夫マーティの惜しみない援助と理解があればこそのルースの成功と言えるでしょう。

こんなすばらしい配偶者を持ちたいものですね(^_-)-☆



2019.6.23

Title

パビヨン

2019.6.21公開

アメリカ・セルビア・モンテネグロ・マルタ合作

Staff

監督/マイケル・ノア―

製作/ジョーイ・マクファーランド他

Cast

チャーリー・ハナム:パビヨン

ラミ・マレック:ルイ・ドガ

イブ・ヒューソン:ネネット

ローラン・モラー:セリエ

トミー・フラナガン:刺青の男

Story

1973年のスティーブ・マックイーン主演のリメイク。

ダスティ・ホフマン共演で話題になりましたよね。

 

こんな名作をどんなふうにリメイクするのか?

おそらく製作陣もかなりのプレッシャーだったでしょうね。

 

それでも完成して良かったと胸をなでおろしていることでしょう。

というのも、今作は非常に良くできているという評判をいただいているそうです(^_-)-☆

 

私も最後までハラハラ・ドキドキしながら観ていましたから。

 

脱獄って割の合わない行為だと思いませんか?

失敗すれば、今まで以上の刑罰、あるいは逃走中のけが、事故、もっと言えば、死さえ覚悟しなければならない場合もありますし。

 

そんな過酷な目に遭ってもなお脱獄への道を選ぶパビヨンの姿に憧れのようなものさえ感じました。

どんなことをしてでも、自由が欲しい!!

この1点だけで迷わず突き進む精神力には脱帽です♪♪

 

チャーリー・ハナムが時折、スティーブ・マックイーンに見えることがありました。

精悍なルックスゆえだと思います。

 

かたや、ドガ役のラミ・マレックがなんともひ弱で頼りなさげ。

しかし、数年の後にはしっかりと地に足を付けて(^^♪なんとか囚人生活を乗り越えていっているのが感動でもありました。

 

どんな刑罰を与えられても不屈の心身で運命を切り開く大切さが伝わってくる映画でした。



2019.6.21

Title

X--MEN:ダークフェニックス

2019.6.21公開

アメリカ映画

Staff

監督/サイモン・キンバーグ

製作/イモン・キンバーグ他

Cast

ソフィ―・ターナー:ダーク・フェニックス/ジーン・グレイ

ジェームズ・マカボイ:プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビア

マイケル・ファスベンダー:マグニートー/エリック・レーンシャー

ジェニファー・ローレンス:ミスティーク/レイブン

ニコラス・ホルト:ビースト/ハンク・マッコイ

Story

シリーズ7作目の最新作。

過去のトラウマを自分さえ知らないまま抱え込み、プロフェッサーXとともにファミリーを支えてきたジーンでしたが、ある宇宙ミッションを仲間と共に敢行。

 

太陽のフレア(実際はスパークとのこと)を浴びたことにより、スーパーパワーを身に着けてしまったが故に巻き起こる悪夢をよみがえらせてしまいます。

 

それは、X--MEN全体にも多大な影響を与えることになりました。小さい頃を封印され、両親さえも自動車事故で失ったはずがそうではなかった事実に打ちのめされてしまいます。

「自分は誰なのか」「なんのために生きているのか」など、次々と湧き起こる不安と不信感にさいなまれた彼女の最終決断をぜひ劇場で見届けてくださいね!!

 

ジーン役のソフィー・ターナーが異常なくらい美しい!!

同じ人間でありながら、異次元の美貌ってなんなの???っていうくらい眩しいルックス・・・

ジーンとしての役柄にピッタリの女優でした。複雑な心理表現にも心を打たれました。美しいだけではない名女優なんですね(^_-)-☆

 

ミスティーク役のジェニファー・ローレンスもとても存在感があり、頼もしくさえありました。

さらに今作ではあのジェシカ・チャスティンがミステリアスな悪役を演じており、さすがのパワーを見せつけていました♪♪


2019.6.18

Title

旅のおわり世界のはじまり

2019.6.14公開

日本・ウズベキスタン・カタール合作

Staff

監督/黒沢清

製作/坂本敏明他

Cast

前田敦子:葉子

染谷将太:吉岡

柄本時生:佐々木

アディズ・ラジャボフ:テムル

加瀬亮:岩尾

Story

少し前のテレビ番組でこの映画のキャストが出ていて、ウズベキスタンのことをかなり詳しくやっていたので、急遽観ることにしました。

 

巨大な湖に棲む「幻の怪魚」の撮影成功を狙って、バラエティ番組の取材でウズベキスタンでロケをするタレントの葉子とその撮影隊の物語(^_^)です。

 

しかし、「幻」とくれば、現場に行ってすぐにカメラ回して”ハイッ、出現!”となるはずもなく・・・

なのに、落胆するスタッフ一同って???

 

しかも、その案内人のいかつい男性が「女がいるから怪魚が出てこないんだ!」とキレてしまうという理不尽さもかの地の特徴とか???

 

また、葉子を、流行っていなさそうな遊園地での恐い遊具(グルン、グルンとおかしな動きをすると感じたのは私だけかな?)に休憩なしに3回も挑戦させるスッフがマジで怖い。

遊具から降りたら、やっぱり吐いてたし。

もう人権無視・・・

 

他にも???だったのが、葉子がバスに乗って出かけた先で偶然出会う「ヤギ」。

 

葉子にはヤギが逃げたさそうに見えたらしく、怪魚撮影の取材がボツになった代案として、葉子が提案してその不幸な(^_-)ヤギを救出する計画を立てます。

 

撮影隊は、その農家のおばさんにお金を払ってヤギをめでたく山に放免するのですが、密生した森だったらまだしも、ポツポツっとヤギの餌にもならないような草が生えただけの高原?に放牧って無責任では?と、突っ込みどころ満載でした!(^o^)/

 

そうかと思えば、バザールの撮影で、葉子が手持ちカメラで一人どんどん歩き廻って、あげくに当地の警察に追われて、最終的に保護されるって、無責任なロケじゃないの!思っていいでしょうか?( ;∀;)

 

葉子といえば、撮影時以外は無口&不愛想で、仕事に熱心なのか無関心なのかがなんともわかりづらく、観ていて疲れてしまいました。

 

バラエティ番組の海外ロケと言えば、「キャピキャピ!」感満載のクルーというイメージを勝手に持っていましたが、こんな撮影隊もあるんですね・・・

 

そんな葉子の素顔が現れたようなシーンもラスト近くにはありますので、皆さん、期待して最後まで観てくださいね♥



2019.6.17

Title

アラジン

2019.6.7公開

アメリカ映画

Staff

監督/ガイ・リッチー

製作/ダン・リン他

Cast

ウィル・スミス:ジーニー

メナ・マスード:アラジン

ナオミ・スコット:ジャスミン

マーワン・ケンザリ:ジャファー

ナビド・ネガーバン:サルタン

Story

孤児で、誰も頼ることができない若者アラジンは力のみで日々の生活を営んでいます。

そんな彼の住居はあるビルの屋上。

これがなかなかの景観で、しつらいも工夫が見られて好感が持てました(^_-)-☆

それはいいのですが、いつまでもこんなうだつの上がらない人生に不安が募るばかり・・・

 

そんなある日、いつものように街中を歩いていると、

お忍びで城の外に出ていた王女ジャスミンと出会います。

追っ手を振り切った2人が語り合う場面はとてもいい雰囲気に見えました。

 

そこへ野心を持ち、のし上がった邪悪な大臣ジャファーが接近してきて、

アラジンを魔法の洞窟へと向かわせるのでした。

そこには、金銀財宝が溢れんばかり!!

しかし、それらには絶対に触れてはならぬとジャファーから厳命されていたのです。

目的は魔法のランプを持ち帰ること。

そのランプこそジャファーが求めてやまない絶対的な力を得るための手段だったのです。

 

大臣になってもさらに上を目指すジャファーはこの国の王を亡き者にする陰謀を企み、

王女ジャスミンと結婚することも計画のうちに入っているのです。

 

ランプの精のジーニーはとってもユーモラスで、

こんな見方がいたら心強いよね~と思うような実力を兼ね備えていて、

なにかとアラジンを助けてくれます。

しかし、いったんジャファーの手に渡ると、ご主人様が変わるので、

アラジンにとっては脅威になるので、一難去ってまた一難・・・

というスリル満点のストーリーにハラハラドキドキが止まりませんでした(^o^)/

 

さらに、ジャスミンは新らしい時代の王女としての生き方を実現していく力強さを表現してくれていて、

決して受け身のお姫様ではないことを実感させてくれました。

 

この映画はお子さんたちにもわかりやすく作られていて何度でも観たくなるのでは、

と感じました♪♪

私ももう一度観たいかも~♥

 

ジャスミン役のメナ・マスードが美しく、彼女が出ていると目を奪われてしまいます!

侍女もなかなかのやり手で、楽しい演技を魅せてくれます。

ディズニー映画としては大ヒット!間違いなし!でしょう(^_-)-☆


2019.6.16

Title

メン・イン・ブラック インターナショナル

2019.6.14公開

アメリカ映画

Staff

監督/F・ゲイリー・グレイ

製作/ウォルター・F・バークス他

Cast

クリス・ヘムズワース:エージェントH

テッサ・トンプソン:エージェントM

リーアム・ニーソン:ハイT

エマ・トンプソン:エージェントO

レベッカ・ファーガソン:リザ

Story

秘密組織MIBのスパイを探せ!との密命に挑む辣腕(^_^)エージェントのHとMが大活躍します!!

とにかく面白い!楽しい!ビックリ!が満載です♥

 

前作群とも違ったテイストで、新しい主役のクリス・ヘムズワースが抜群!!です。

彼のお気楽イメージがたまりません♪♪

どの映画でもそうですよね~。

その軽さは特筆ものです。

 

さて、彼とタッグを組むのは新米エージェントのMですが、彼女を演じるテッサ・トンプソンがまたいいのです!!

なによりも仕事熱心&頭がいいという優れもの。

どんな危機にも動じることなく、目的に向かって突き進みます。

 

さらに嬉しいのが、エージェントO役のエマ・トンプソン。

大好きな女優です。

さらに、さらにエージェント/ハイTにはあのリーアム・ニーソンですから、もうたまりません!!

 

最近公開された「スノーロワイヤル」も最高でしたし。

彼が出ると崇高な雰囲気が漂い、品格さえ感じさせる作品となりますね~♪♪

 

車が最新の武器に早変わり!ということを目の当たりにすると、映画の技術はどこまで向上するのかしら?と思っちゃいます(^o^)/

 

私的に一番の見どころと言えば、エージェントHが以前付き合っていたらしい、美貌の武器商人のレベッカ・ファーガソン。

あまりの美しさに目が点!でした。


2019.6.12

Title

氷上の王、ジョン・カリー

2019.5.31公開

イギリス映画

Staff

監督/ジェームズ・エルスキン

製作/ジェームズ・エルスキン他

Cast

ジョン・カリー

ディック・バトン

イアン・ロレッロ

ジョニー・ウィアー

ロビン・カズンズ

Story

フィギュアスケートに新しいダンスなどの要素を持ち込み、現在の姿に影響を与えた伝説のイギリス男子フィギュアスケーターのドキュメンタリー映画。

 

フィギュアスケートを観るのが大好きな私ですが、ジョン・カリーの名前は聞いことがなかったような気がします。

 

しかし、稀にみる天才スケーターだったようで、数々のタイトルを獲得されており、その生きざまにも人々のまなざしが注がれていたようですね。

 

現代のフィギュアスケートと言えば、どうしても4回転とかのジャンプ技を抜きには考えられないですけれど、この時代は優雅さが重要視されていたと感じました

 

完璧な技術を追求する姿からは、悲壮感さえ漂い、周囲も大変だったと思います。

 

自分のカンパニーを立ち上げてからも精力的に行動する姿勢は現代に受け継がれていると言えるでしょう。

 

プロとしての最後の方は、「バレエを辞めたい」という意思を持っておられたようですが、カンパニー経営の観点からもなかなか思うようにできずに、かなり苦悩したらしいですね"(-""-)"

 

いつの時代であれ、芸術と実際の生き方は相いれないところもあるので、アーティストの大変さが身に染みるように感じられました。



2019.6.9

Title

スノー・ロワイヤル

2019.6.7公開

アメリカ映画

Staff

監督/ハンス・ペテル・モランド

製作/マイケル・シャンバーグ他

Cast

リーアム・ニーソン:ネルズ・コックスマン

ローラ・ダーン:グレイス・コックスマン

トム・ベイトマン:バイキング

エミー・ロッサム:キム・ダッシュ

ジュリア・ジョーンズ:アヤ

Story

雪深いキーホーという町で除雪作業員をしているネルズに突如降りかかった不幸な出来事。

それは最愛の息子が惨殺されるという痛ましいものでした

しかも、麻薬がらみに仕立て上げられて・・・

 

息子が麻薬をやっていたということが信じられない夫婦二人はだんだんと意思の疎通さえままならない関係にはまっていくのです。

 

ネルズは真相を探ることに執念を燃やし始めるのですが、あっけなく麻薬組織の手先を何人も血祭りにあげていきます。

これでもか!と迷うことなく粛清していく鬼気迫る表情からは、少し前に模範市民として表彰された穏やかなネルズの面影はすっかり消えてしまっています。

 

失意のうちに妻も家を去り、ネルズに残されたのは、息子の復讐のみ。

やがて、想像もしなかった意外な方向へと事件が向かっていくのでした"(-""-)"

いろんなワルがわんさと出てきて、殺戮を繰り返すシーンが怖いやら、笑えるやらで、不思議と胸がスッとする映画であることは言えると思います。

 

リーアムといえば、深刻な役柄からアクションまで、なんでもこなす器用な俳優ですが、今作でもその危機に立ち向かう勇敢( ;∀;)な姿が観客の心を打つのでしょうね♥

 

警官役でエミー・ロッサムが出ていましたが、最後まで気づきませんでした( ;∀;)

こんな役柄で出演って、とっても意外な気がします。

 

一番の収穫は、悪の親玉「バイキング」役のトム・ベイトマン。

2017年のケネス・ブラナー監督/主演作「オリエント急行殺人事件」でポアロの友人の鉄道会社の重役を演じていたとか???

全然覚えていませんが、今作ではキリっとしたイケメン&ハイソな雰囲気をまき散らし、ハンパない存在感をだしていました。

悪役でなければ好きになったかもしれません♪♪

 

ひとつ気になったのは、除雪作業員とのことですが、冬が終わればなんの仕事をするのでしょうか?(^_-)-☆


2019.6.8

Title

パリ、噓つきな恋

2019.5.24公開

フランス映画

Staff

監督/フランク・デュボスク

脚本/フランク・デュボスク

Cast

フランク・デュボスク:ジョスラン

アレクサンドラ・ラミー:フロランス

キャロライン・アングラード:ジュリー

エルザ・ジルベルスタイン:マリー

ジェラール・ダルモン:マックス

Story

車いすの生活を送る美貌のフロランスが偶然に出会った恋のお相手は、

名だたるプレイボーイのジョスラン。

 

彼の母親が亡くなり、遺産整理に訪れた母親のマンションで

フロランスの妹ジュリーと顔を合わせたのがきっかけですが、

ジョスランはその時車いすに乗っていた姿をジュリーに見られたことから

物語は思わぬ展開になっていくのでした(^_-)-☆

 

ジュリーから実家での家族の集まりに誘われたジョスランは、苦労しながらも車いすで向かいます。

そこでは魅力的なジュリーの姉のフロランスとの出会いが待っていたのです。

 

まさに、美男美女!!の取り合わせですが、

ジョスランは本当は車いすに乗る必要はないのに、

嘘をつき続けるという運命にはまり込んでいくのでした。

 

バイオリニストであるフロランスは自分の境涯にも愚痴を言わず、

できるかぎりの努力で生活をしているスーパーウーマン。

 

そんな彼女に知らず知らず惹かれていくジョスラン。

 

これもよくあるお涙ちょうだい( ;∀;)の映画とばかり思っていましたが、

そんなことはなく、純粋に楽しめる映画でした。

不幸な境遇に同情して・・・というようなストーリーは苦手なので、

素直に観ることができ、心から幸せな気持ちになれました♥

 

妹のジュリー役のキャロライン・アングラードがなんともグラマーでセクシーさ全開。

女性でも惚れてしまいそうな美女ぶりでした!!

 

また、忘れてはならないのが、ジョスランの秘書マリー!!

 

最初はただの目立たない女性という印象だったのが、

どんどんジョスランとフロランスの人生に関わることになってしまい、大活躍までしてしまうのです。

とてもチャーミングなマリーはこの映画では重要なスパイス役となっていますよね~♪♪

 

医師役のマックスもそうですが、脇役が映画を引き立てるのって大事だな、と思いました。


2019.6.7

Title

イングランド・イズ・マイン モリッシー,はじまりの物語

2019.5.31公開

イギリス映画

Staff

監督/マーク・ギル

製作/ボールドウィン・リー他

Cast

ジャック・ロウデン:スティーヴン・モリッシー

ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ:リンダー・スターリング

ジョディ・カマー・クリスティーン

シモーヌ・カービー:エリザベス・モリッシー

Story

1980年代をリードしたイギリスのバンド「ザ・スミス」のボーカリストのスティーヴン・モリッシーのバンド結成前の鬱々とした青年(少年?(^_^))時代の映画化。

 

高校中退、せっかく入った役所も勤務態度最悪を経て必然的に失業状態に陥ります。

 

それでも、好きな音楽誌への投稿だけは続ける意欲はなくさないのは褒めてあげたいと思います♥

半ば引きこもりのような生活を送るモリッシーでしたが、ライブハウスへは頻繁に通うのが救いと言えば救いでしょうか・・・

 

そんな消極的なモリッシーにも美大生のリンダーとの出会いが訪れます。

彼女の影響で徐々に表に出ることも増えて、少しづつですが、世界も広がっていくようになります。

リンダーを演じるのは、2017年公開作『マイビューティフル  ガーデン』で主人公ベラ役のジェシカ・ブラウン・フィンドレイ。

今作では怪しい美貌で映画に真実味を与えてくれます。

エバ・グリーンを若くしたようなルックスはこれからも輝きを増すでしょうね~。

 

ようやく組んだバンドもメンバーが他のバンドにスカウトされることで、ポシャってしまい、ますます鬱状態に逆戻り。

 

観ていて「もう、しっかりして!!」とげきを飛ばしたくなるほど"(-""-)"

こんな人って周囲も気を使ってしまいそう。

 

ウジウジしていて、ただの怠け者か、繊細すぎるのかよくわからないですが、関わり合いになるのは避けたい、って思いました(^o^)/

 

そんなモリッシーにも新しい希望の光が差し込みだしたところで映画はジ・エンドになりました。

欲を言えば、成功したところを観たかったな~♥



2019.6.6

Title

アメリカン・アニマルズ

2019.5.17公開

アメリカ映画

Staff

監督/バート・レイトン

製作/デリン・シュレシンガー他

Cast

エバン・ピーターズ:ウォーレン・リプカ

バリー・コーガン:スペンサー・ラインハード

ブレイク・ジェナー:チャールズ・T・アレン2世

ジャレッド・アブラハムソン:エリック・ボーサク

Story

実際にケンタッキー州トランシルヴァニア大学で2004年に起きたビンテージ本の強奪事件を映画化しています。

 

当時大学生だった4人の無謀な強奪計画がどんな結果を生んだのか・・・

きっかけは、ウォーレンとスペンサーが「何かが起きてほしい」なんていう若さゆえのチャラい退屈感が、もう2人の学生を巻き込み、大学図書館所蔵の時価1200万ドルというとてつもない稀覯本を盗みだし、それをコレクターに売り飛ばそうという計画を立てます。

そこに立ちはだかるのは司書の女性でした。

事前に予約を入れ、彼女に室内に入れてもらわなくてはならないのです。

 

1回目は4人とも老人の恰好をして乗り込んだものの、あえなく失敗。

次になんとか部屋に入れたものの、司書が騒いで縛り上げることになってしまいます。そうなると、当初の計画はどこへやら、行き当たりばったりの虚にでるしかなくなり、しまいには慌てて逃げだす結果になります。

しかも、持ち出すはずの稀覯本は手に入れられないままに・・・

 

この映画の面白さは、本人たちのインタビューが本編に入ることで、観客の興味を引き付けることに成功している点でしょうか。

まるで当時を他人事のように回顧する彼らは、どこまで反省しているのかが伝わってこないのが特徴ですね。

有罪となり、投獄されたのにも関わらず、その後の人生を普通に生きているのに不思議な感じもしたりして。

 

これだけの盗難を計画するのなら、もっと緻密な方法を選んでほしかったな、という不謹慎な( ;∀;)感想を持ちました♪♪

 

スペンサー役のバリー・コーガンはなにかで観たなと思ったら、2017年の『ダンケルク』でのイギリス兵救出する民間船の乗組員役、同じく2017年の『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』でコリン・ファレル&ニコール・キッドマン扮する夫婦を危険に晒す怪しい青年マーティンを演じていました。

何を語りたいのかわからない、変わった映画でしたが( ^^) _U~~


2019.6.5

Title

ベン・イズ・バック

2019.5.24公開

アメリカ映画

Staff

監督/ピーター・ヘッジズ

製作/ニーナ・ジェイコブソン他

Cast

ジュリア・ロバーツ:ホリー

ルーカス・ヘッジズ:ベン

キャスリン・ニュートン:アイヴィー

コートニー・B・バンス:ニール

Story

クリスマスイブの朝、薬物依存症治療施設からベンが許可なく帰宅。

そこから起こる騒動は、私たちの想像をはるかに超える過酷な現実を突きつけてきました。

観客の疑問は「ベンはなぜ薬物依存症になったのだろうか?」ということだったでしょう。

 

それはなかなか明かされず、ただの甘ったれなのでは・・・

と早とちりを招いてしまったと思います( ;∀;)

しかし、ベンの薬物依存症には確かな理由があったのでした。

 

とりあえず許可された1日を家族で楽しもうとした矢先に、不愉快なできごとがベンと家族を襲います。

ベンは自分の判断で、ある場所に行ったまま、行方がわからなくなります。

母親のホリーはそんな息子を擁護し、家族の反対も押し切り、ベンの捜索にかけずりまわり、絶望と小さな希望に振り回されます。

 

ジュリアは渾身の演技で作品を支えます。

愛する息子のためならなりふり構わず突っ走り、是が非でも探しだして家に連れて帰る決心をするのです。

 

対するベン役のルーカスは最近特に成長著しい有望格。

先ごろ公開された「ある少年の告白」でも繊細な演技を披露していますね♥

ルックスからなのか、彼は折れそうな心を持つ若者役が多いように思います。でも、今作では明るい表情のシーンもあり、やっぱり笑顔が似合うんだ!とちょっと安心しました。

 

薬物依存の怖さが最近とみに話題になりますが、『とにかく最初の1歩を踏み出さない』という言葉が真実味を与えてくれますよね・・・

誰にでもその誘惑に駆られる危険性があるわけで、生半可な興味を持たないことが悲劇を避ける方法かもしれません。

 

ちなみに、監督のピーター・ヘッジズはルーカスのお父さんです(^_-)-☆


2019.6.4

Title

誰もがそれを知っている

2019.6.1公開

スペイン・フランス・イタリア合作

Staff

監督/アスガー・ファルハディ

製作/アレクサンドル・マレ=ギイ他

Cast

ペネロペ・クルス:ラウラ

ハビエル・バルデム:パコ

リカルド・ダリン:アレハンドロ

エドゥアルド・フェルナンデス:フェルナンド

バルバラ・レニー:ベア

Story

アルゼンチンから二人の子どもを連れて妹の結婚式のために帰郷したラウラ。

ラテン系特有のにぎやかすぎる( ;∀;)結婚式の描写がとても楽しく、鑑賞し甲斐がありますよね~!

 

長年の友人パコ夫婦とも仲良く過ごすラウラでしたが、愛らしい娘イレーネの姿が部屋から消えたことを境に思わぬ方向へと運命が転がりだすのでした。

 

ラウラにペネロぺ、パコにハビエル・バルデムという夫婦共演作ときたら、なにはおいても観なければ・・・と意気込んでしまいます♥

絵になる二人の息ぴったりの演技は見応えがあります。

 

ペネロペは今回は素顔?( ^^) _をさらしてくれているので、わりと地味顔♪♪を発見してしまいました~!!

私たちとそんなに変わらない・・・とちょっと安心&親近感を覚えました♥

 

さて、愛するイレーネを誘拐して身代金を要求してきた悪人はいったいどこの誰なのか?という疑問が湧き起こりますが、とりあえずは彼女を救出すべくパコがある提案をします。

 

そのあたりから物語は過去へと遡らざるを得なくなり、思いがけない新たな疑念と不信が表出してくるのでした。

ブドウ園を経営しているパコ夫婦の仲が危機を迎え、アルゼンチンに残っていたラウラの夫のアレハンドロまでも呼び寄せられ、イレーネが殺害される危険を冒してでも警察に通報する方を選ぶのかという究極の選択を迫られる家族の苦難は観ている側も容易に想像できます。

 

誘拐事件解決を目指しながらもパコとラウラの家族の間の隠されていた確執までが取り沙汰されるなど、危機に陥った人間が本心を現すさまはドロドロ状態・・・

最初の結婚式の楽し気な雰囲気はどこへやらで、一気にサスペンス風に趣きを変えていくのでした。

 

ラウラの夫役のリカルド・ダリンは2010年公開の「瞳の奥の秘密」の主役の男優でした。


2019.6.3

Title

空母いぶき

2019.5.24公開

日本映画

Staff

監督/若松節朗

原作/かわぐちかいじ

Cast

西島秀俊:秋津竜太

佐々木蔵之介:新波歳也

本田翼:本多裕子

小倉久寛:田中俊一

高嶋政宏:滝隆信

Story

20XX年、最南端沖での領土争いが生み出す、想像を絶する国籍不明軍との闘いが幕を切って落とされたのでした。

 

つい最近「ハンターキラー」という攻撃型原潜の映画が公開され、我々観客のど肝を抜きましたが、それに続く海上(海中?)での総力を挙げた映画が公開されたことに驚きと日本映画への期待を感じました。

 

日本映画もここまで来たんだな・・・と強い印象を持ちました。

外国の戦闘ものにも引けをとらない出来栄えで、邦画の未来は明るい!!と嬉しくなりました。

 

国籍不明の武装集団からの突然の攻撃に、我が日本側はどう対処するのか?が問われまるのです。

 

そこへ登場するのが、沈着冷静(冷徹( ;∀;))な『航空機搭載型護衛艦いぶき』の艦長の秋津でした。

 

どんな不利な形勢にも慌てず騒がず、最適な指示を出し続ける彼の姿は頼もしさを超えて、神々しいまでに映りました♥

 

こんな艦長なら「どこまでもついていきます!!」と大声で叫びそうですよね(^o^)/

 

司令官としての資質だけでなく、人柄や思考すらも問われる陣頭指揮を易々ととり続ける秋津は、これまでになかったようなカリスマ性さえ見せつけたのだと思います。

 

このところ、日本の近海でも不穏なニュースが流され、さらに不安定な国際情勢に危機感を持ちだした私たちに、「もうそろそろ目を覚ましなさい!」と叱っているかのような不気味な問いかけがなされているのかもしれません。



2019.6.2

Title

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

2019.5.31公開

アメリカ映画

Staff

監督/マイケル・ドハティ

製作/メアリー・ペアレント他

Cast

カイル・チャンドラー:マーク・ラッセル

ベラ・ファーミガ:エマ・ラッセル

渡辺謙:芹沢イシロウ

ミリー・ボビー・ブラウン:マディソン

サリー・ホーキンス:ヴィヴィアン・グラハム

チャン・ツイイー:アイリーン・チェン

Story

ハリウッド版ゴジラの登場です!!

前作から5年後の設定になっています。

 

未確認生物を研究する特務機関モナークとゴジラを始めとする大怪獣たちの激闘がもの凄いので、圧倒されました。

 

これでもか!っていうくらい、格闘技ばりの凄まじいシーンの連続にハラハラ・ドキドキのしっぱなし&迷路のようなストーリーについていくのが精いっぱいでした・・・( ;∀;)

 

キング・ギドラは私の大好きな怪獣でした♥♡♥

3本の首が自由自在に動く様子が恐ろしくもあり、かっこよくもありて、憧れの存在でした。

 

もちろん、ゴジラが一番好きですが、今作のゴジラの顔がなんというか、目が小さいような・・・??

もっとハッキリした顔立ちだったような記憶がありますが、どうなんでしょうね♪♪

 

また、ゴジラとキング・ギドラの格闘にモスラも加わり、健気にがんばっている姿は涙が出そうでした"(-""-)"

見た目はそんなに強そうでもないのに、破壊力はあったかもしれません。

 

対して、人間の描写ですが、家族愛が基盤になっており、要所要所でグッとハートを掴まれました(^_^)v

それぞれの感情を上手く表現していたと思います。

 

しかし、マーク役のカイル・チャンドラーが若々しくハンサムなのが意外でした。

彼が映画に出てくるようになった当初はあのラッセル・クロウと間違えたものですが・・・

彼の妻役のベラ・ファーミガがとても良かったですね~♥

演技派の女優ですが、今回も迫真の演技で観客の期待に応えてくれていました。

 

謙さんはもう言うまでもなく、素晴らしいですね。

特にラストの方での力演は人類愛に溢れていて、「自分ならこんな犠牲を払えるだろうか?」と真剣に自問してしまいました。

 

そして、アイリーン役のチャン・ツイイーには途中で気が付きました(^o^)/

久しぶりの再会のような気がしました。最近はあまり出演作がないようですね。

 

ハリウッドがこれほどまでに素晴らしいゴジラ映画を制作してくれたことに心から感謝します!!


2019.5.26

Title

ガルヴェストン

2019.5.17公開

アメリカ映画

Staff

監督/メラニー・ロラン

製作/タイラー・デビッドソン

Cast

エル・ファニング:ロッキー

ベン・フォスター:ロイ

リリ・ラインハート:ティファニー

アデベロ・オデュイエ:ロレイン

ロバート・アラマヨ:トレイ

ボー・ブリッジス:スタン

Story

監督はあの『イングロリアス・バスターズ』でブレイクした、フランス人女優のメラニー・ロラン。

私も好きな女優です。

 

時代は1988年。

ニューオーリンズで組織のなかで汚い仕事に従事しているロイは、ある日ボスの仕掛けた罠に落としいれられ逃亡を余儀なくされてしまいます。

その時押し入った弁護士宅に囚われていた若い娼婦のロッキーを助け出します。

 

病気を抱え、余命いくばくもないロイ。

行き場のない落ちぶれた2人の逃避行が続き、ガルヴェストンという町に身を潜めるのでした・・・

 

なんともやるせない無力感に打ちのめされたような感覚が押し寄せてきました。

殺しのプロ(のはず( ;∀;))のロイですが、もっとうまく立ち回れないものだろうか?と目を覆いたくなるような失態がいくつか目につきました。

 

そんな絶望的な2人に幼い女の子までが加わったことで、事態はさらにややこしいことになっていきます。

 

それでも、つかの間の静寂というか、幸せ感が漂うシーンはうるうるしちゃいました。

 

ロイ役のベン・フォスターはこういう汚れ役でもきっちりとこなしますし、一方のエルも薄幸の女役が似合いますね。

両者とも難しい役柄だと思いますが、淡々と演じる気概が伝わってきて、なんとなく「ジーン」となりました。



2019.5.24

Title

キングダム

2019.4.19公開

日本映画

Staff

監督/佐藤信介

原作/原泰久

Cast

山崎賢人:信

吉沢亮:えい政/漂

長澤まさみ:楊端和

橋本環奈:河了豹

本郷泰多:成きょう

大杉たかお:王騎

Story

原泰久さんのベストセラー漫画の実写化。

中国春秋戦国時代にタイムスリップしたかのような大活劇です!!

 

信と漂は奴隷の身分ながら、お互いを支え合う親友同士でした。

奴隷が成功するには「剣」しかない、と2人で訓練に励む日々を送っていたところ、王都の大臣からの命令で漂が王宮に連れて行かれます。

 

1人になりながらも、漂とも約束を守り、剣の修行に励む信の前に王であるえい政が現れ、協力して敵から逃げることになります。

 

弟に王位を奪われ、奪還を誓うえい政はあの漂と瓜二つだったのです!

山の王/楊端和を演じる長澤まさみが素晴らしい!!

アクションができるとは思っていませんでしたが、一皮むけた彼女が堪能できますよ~♥

 

えい政役の吉沢亮がキリっとしていて、もう見とれる美しさでした・・・

王騎役の大沢たかおが恐ろしいくらい迫力満点で、こちらも画面から目が離せませんでした。

威厳ある将軍を最高の存在感でグイグイ攻めてくる彼はこの役で役者としての飛躍を果たしたと言えるでしょう。


2019.5.22

Title

僕たちは希望という名の列車に乗った

2019.5.17公開

ドイツ映画

Staff

監督/ラース・クラウメ

Cast

レオナルド・シャイヒャー:テオ・ムケ

トム・グラメンツ:クルト・ヴェヒター

レナ・クレンク:レナ

ヨナス・ダスラー:エリック・バビンスキー

イザイア・ミカルスキ:パウル

Story

ベルリンの壁がまだ崩壊する前の東ドイツの高校生たちの青春と人生を賭けた選択とは?

 

西側への興味と憧れに胸を膨らませるテオとクルトとそのクラスメイト達が西ベルリンの映画でハンガリーの民衆蜂起の様子を目にし、犠牲者への黙祷を決意。

 

その場所が教室だったことから、事態は急変していくのでした。

たった2分間の沈黙が反体制と判断されるとは夢にも思わなかった彼らに、執拗に人民教育相から詰問を受け続けるのですが、こうして考えると、共産主義の怖さがヒシヒシと迫ってきますよね。

 

個人よりも国と体制側が優位というか、大事というか、自由はどこにあるの?という疑問は尽きませんでした。

 

黙祷とその反思想の首謀者探しはますます厳しさを増し、彼らは追い詰められていくのです。

 

もう後戻りはできない・・・

タイトルが示すように、希望を捨てずに生きる道が彼らに与えられるのでしょうか?

 

瑞々しい感性にあふれた高校生たちの魅力が詰まった1本です♥



2019.5.21

Title

パパは奮闘中!

ベルギー・フランス合作

2019.4.275.10公開

Staff

監督/ギョーム・セネズ

製作/イザベル・トゥルク他

Cast

ロマン・デュリス:オリヴィエ

ローラ・カラミー:クレール

レティシア・ドッシュ:ベティ

ルーシー・ドゥベイ:ローラ

Story

ネット通販サイトの倉庫で働くオリヴィエは2人の子どもの父親です。

情熱は傾けられなくても、仕事は大切な生活の糧なので、家庭はどうしても妻ひとりに任せっきりになってしまいます。

 

しかも、職場には不穏な空気が漂っていて、労使間の隙間風が吹いている状態でした。

 

そんなある日、2人の子どもを残して、妻が失踪してしまうのです。

その予兆としてのシーンがありました。彼女の職場でのちょっとしたことが引き金になったようでした。

家に帰ってこない妻を待ちつつも、日々の生活は止まってくれません。

自分の母親や妹に助けられ、なんとか危機を乗り越えようとするオリヴィエが不憫でした( ;∀;)

 

主婦が突然家からいなくなるのがこんなに喪失感を与えるとは・・・

何気なく暮らしていたことが、本当は特別に恵まれていたのでは?と気づくのかもしれませんね。

 

それにしても、重大な事件が家庭に起こった訳でもないのに、妻はなぜ失踪してしまったのかが私には納得できませんでした。でも、現実にはそういうこともあるのでしょう。

 

ロマン・デュリスは相変わらず素敵ですね~。彼は今ではフランス俳優のトップと言ってもいいかもしれません。彼の作品は日本では必ずと言っていいほど公開されていると思います。


2019.5.20

Title

コレット

2019.5.17公開

イギリス・アメリカ合作

Staff

監督/ウォッシュ・ウェストモアランド

製作/エリザベス・カールセン他

Cast

キーラ・ナイトレイ:コレット

ドミニク・ウェスト:ウィリー

デニース・ゴフ:ミッシー

フィオナ・ショウ:シド

エレノア・トムリンソン:ジョージー・ラオール=ディバル

Story

フランスの人気作家コレットの伝記映画。

時代は1890年代ということで、当時のファッションが楽しめます♥

田舎育ちのコレットは14才年上の出版関係の仕事をしているウィリーと結婚後、パリへと移住するのでした。

 

華やかな大都会の煌びやかな生活を謳歌するコレットは、様々な人から刺激を受けます。

それもこれも、やはり夫のウィリーあってのこと。

彼の良き伴侶として、また不本意ではあっても、ゴーストライターとしての人生も歩むことになります。

 

彼女の青春時代をモデルにした「クロディーヌ」シリーズで人気作家になったウィリー。

金遣いが荒く、かけ事からも離れられず、資産も瞬く間に食いつぶすダメ夫に、愛想をつかすコレットは、次第に自分の世界を作り上げていくようになります。

いつしか自分の足で立てるようになったのですね(^_-)-☆

 

まだまだ女性蔑視がまかり通っていた時代で、男性のような服装は社会から受け入れられないなど、女性が活躍の場を持つのが難しい状況であっても、自分の生き方を貫こうとする姿勢は、現代の私たちにも学ぶものが多ったです。

 

夫の庇護から離れて、苦労はしても自由に生きるコレットを、キーラが瑞々しく演じています。

情緒的な表現が求められるシーンがかなりあったように思いましたが、一つひとつ丁寧に演じていると感じました。

 

今までのキーラの役柄とはまた違った今作で、女優としての幅を広げたのではないだろうかと思います。

彼女のファンとしては、この映画でアカデミー賞を獲ってくれたら嬉しいですね♪♪


2019.5.19

Title

ホワイト・クロウ 伝説のダンサー

2019.5.10公開

イギリス・ロシア・フランス合作

Staff

監督/レイフ・ファインズ

製作/ガブリエル・タナ他

Cast

オレグ・イベンコ:ルドルフ・ヌレエフ

アデル・アグザルコプロス:クララ・サン

セルゲイ・ポルーニン:ユーリ・ソロビヨフ

ラファエル・ベルソナス:ピエール・ラコット

Story

冷戦下のソ連で活躍する若手バレエダンサー、ヌレエフが抱える深刻な環境が真実味を持って迫ってきました。

 

海外公演のためにフランスに来たヌレエフたちを取り巻く祖国ソ連の統制のもと、自由を求める難しさが反映されていて、非常に考えさせられる映画でした。

 

ですが、ここはやっぱりバレエ!が主役ということで、ヌレエフの踊るシーンを堪能しました(^o^)/

素晴らしい跳躍、優雅なターンなど、ため息ものでした。

 

演じるオレグ・イベンコはオーディションで選ばれたそうですが、主役をやるのにピッタリのキャスティングだったと思います。

 

芸術だけではすまされない政治事情もリアルにとらえられていて、「人間の自由とは?」という永遠の命題が突き付けられたような気がしました。

 

そして、なによりの収穫がこの映画の監督があのレイフ・ファインズだということです!!

名優の誉れ高いレイフが見せてくれた魂の芸術作品に拍手♥ですね~。

 


2019.5.17

Title

レプリカズ

2019.5.17公開

アメリカ映画

Staff

監督/ジェフリー・ナックマノフ

製作/スティーブン・ハーメル

  /キアヌ・リーヴス他

Cast

キアヌ・リーヴス:ウィリアム・フォスター

アリス・イブ:モナ・フォスター

トーマス・ミドルディッチ:エド

ジョン・オーティス:ジョーンズ

Story

神経科学者ウィリアムはドナーと呼ばれる遺体の脳を

コンピュータに移植して、再生させる実験を成功の一歩手前までにこぎつけているものの、最後の詰めをどうしても全うできないのでした。

 

彼が働く研究機関からは最後の実験で結果を出せなければ、組織すらつぶれると最後通牒を突きつけられます。

 

そんなある日、バカンスに家族5人で出かける最中に天候が変わり、突発事故で愛する家族を一瞬で亡くししますが、同じ科学者のエドの協力を得て、彼らをクローンとして甦るらせることを決意するのでした。

 

ウィリアムの一途な思いが通じて、なんとか平穏な毎日を取り戻したかに思えたのもつかの間、組織の手が伸びてくるのです・・・

 

キアヌ・リーヴスがなんと天才科学者として暴走の限りを尽くすのですが、アレよアレよと言う間にウィリアムの無理が通ってしまう展開に「それでいいのですか?」( ;∀;)

的な疑問につまずく私でした♪♪

 

それでも、最新鋭のテクノロジーを目の当たりして、素直に『凄ごすぎる!』と興奮しっぱなしでした。



2019.5.12

Title

12か月の未来図

2019.4.6公開

フランス映画

Staff

監督/オリビエ・アヤシュ=ビダル

製作/アラン・ベンギーギ他

Cast

ドゥニ・ボダリデス:フランソワ・フーコー

アブドゥライエ・ディアロ:セドゥ

ポリーヌ・ユリュゲン:クロエ

アレクシス・モンコルジェ:ギャスパール

タボノ・タンディア:マヤ

Story

バリの名門高校で教えるフランソワ。

あることがきっかけで、パリ郊外の移民が多い地区の中学校に赴任する羽目になります。

 

渋々新しい学校で教え始めた彼は、その無法地帯を目の当たりにして志がくじけてしまうのでした。

 

幸い、同僚の教師たちに支えられ、なんとかクラスになじもうとするのですが、生徒たちの授業態度は最悪!!

教師への尊敬の念はどこへやら・・・

友だち以下の扱いにフランソワはキレ気味になり、それを抑えるのに大きな我慢を強いられるのです。

こういうストーリーは、今までにもあったので、「またか・・・」と思いながらも観に行きましたが、今作は少し違っていました。

 

大きな感動秘話がドーン!と披露され、涙を誘うものと覚悟をしていましたが、あっけないくらいの軽めの進み方で、ちょっと拍子抜け感が・・・( ;∀;)

 

でも、教師と生徒の心の交流はそれなりに成り立っており、ある意味感動しますよ~♥