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映画コラム

ここでは、私が実際に劇場で観て印象に残った映画を取り上げていきます

<ミミの宝石箱>

http://daiana-rose.seesaa.net/

<キャメロンの部屋>

http://blog.goo.ne.jp/jullia_2009

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映画サロン『リトル・マーメイド』アップルリーズ 2023.6.10

Title

リトル・マーメイド

2023.6.9公開

アメリカ映画

Staff

監督/ロブ・マーシャル

製作/マーク・プラット他

Cast

アリエル:ハリー・ベイリー

エリック王子:ジョナ・ハウアー=キング

セバスチャン(声):ダビード・ディグス

スカットル(声):オークワフィナ

フランダー(声):ジェイコブ・トレンブレイ

トリトン王:ハビエル・バルデム

アースラ:メリッサ・マッカーシー

Story

アンデルセンの童話で有名な「人魚姫」をモチーフにしたディズニー作品。

 

海の底で暮らすアリエルは、人間の世界への憧れを抱く、美しい声を持つトリトン王の末娘です。

 

海面に顔を出し、人間の様子を見守ることを楽しみにしているほど、外の世界へと心が向いていました。

 

ある日、大嵐で遭難した魅力的な青年を助けますが、人魚である身では彼と接することは許されません。

 

この青年はエリック王子だったのですが、彼を忘れられないアリエルは、伯母の魔女のアースラの入れ知恵を受け入れてしまいます。

 

3日間の人間の姿を得る代わりに、アリエルの美しい声はアースラに奪われるのです。人間世界への強い興味と憧れは、その条件を飲むことの恐ろしささえも忘れさせる強力なものでした。

 

念願だった人間の女性へと変身したアリエルは王子が住む宮殿へと招かれ、プリンセス並みの手厚い世話を受けるようになります。

徐々に親密になっていくアリエルとエリックの恋の行方が気になりますね♪♪

 

ベイリーの圧倒的な歌唱力にも引き込まれてしまいます。アニメーション版とはまた違うこの実写版も、ディズニーの名作としての地位を確立していくと思います。

 

トリトン王役のハビエル・バルデムの演技にも感銘を受けました💙

彼の得意分野と思われていた「個性的」な役柄から「明るい&重厚なキャラクター」的な役柄が続いていますね。

 


映画サロン『ウーマン・トーキング 私たちの選択』アップルリーズ 2023.6.4

Title

ウーマン・トーキング 私たちの選択

2023.6.2公開

アメリカ映画

Staff

監督/サラ・ポーリー

製作/デデ・ガードナー他

Cast

オーナ・フリーセン:ルーニー・マーラ

サロメ・フリーセン:クレア・フォイ

マリチェ・ローウェン:ジェシー・バックリー

アガタ:ジュディス・アイビ

グレタ:シーラ・マッカーシー

メジャル:ミシェル・マクラウド

オウチャ:ケイト・ハレット

ナイチャ:リブ・マクニール

オーガスト・エップ:ベン・ウィショー

スカーフェイス・ヤンツ:フランシス・マクドーマンド

Story

この「時代錯誤?」という感覚をもたらす作品の原作が、わずか10数年前に実際に南米で発生した事件を元にしていることにショックを受けています。

まるで中世時代を描いているようなのです・・・

 

眠っている時に村の男たちによる性暴力等への反発を巡り、女たちが立ち上がろうとしていました。

 

幼かったり、純粋無垢さがもたらす事実への拒否が長年はびこっていたのです。

 

ここままでは自分たちの人生を破壊されてしまうと追い詰められた女たちは、男たちが村を出ている2日間を有効に使い、逃走の是非を話し合います。

 

賛成多数であれば、大挙して村を脱出しようというのでした。

息詰まる討論を重ねた彼女たちが選択したのは、自由への道なのか、このまま現実逃避する道なのか?

 

暗いトーンが多く、救いが見られない諦念さえもが胸に迫ってくる演出でした。

 

監督のサラ・ポーリーは、ルーシー・モード・モンゴメリーの『赤毛のアン』のスピンオフドラマで、カナダの『アボンリーへの道』で主人公のセーラを演じた女優です。

 

アンの世界を彷彿とさせるこのテレビドラマで可憐なセーラ役で人気を博したサラはその後監督業へと進出し、数々の名作を送りだしてきた才媛で、私の大好きな女優の1人です(^-^)

 



映画サロン『ロイヤル・オペラ「トゥーランドット』アップルリーズ 2023.6.4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Title

英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2022/23

ロイヤル・オペラ「トゥーランドット」

2023.6.2公開

イギリス映画

Staff

演出/アンドレイ・セルバン

再演演出/ジャック・ファーネス

Cast

トゥーランドット姫:アンナ・ピロッツィ

カラフ:ヨンフン・リー

リュー:マサバネ・セシリア・ラングワナシャ

ティムール:ビタリー・コワリョフ

ピン:ハンソン・ユ

パン:アレッド・ホール

ポン:マイケル・ギブソン

アルトゥーム皇帝:アレクサンダー・クラベッツ

官吏:ブレイズ・マラバ

Story

あの有名なプッチーニの名作オペラがスクリーンで観られます。

 

ー『誰も寝てはならぬ』ー

この名曲はいつ聴いてもワクワクさせられますよね💚

 

中国・北京が舞台。

反乱により国を追われたダッタン王ティムールと召使リューは、放浪の身となっていました。

その息子カラフと偶然再会を果たし、無事を喜び合います。

 

カラフは中国皇帝アルトゥームの美しい娘トゥーランドットに魅かれ、3つの謎を解くことになりました。

それができなければ処刑されてしまうのですが、カラフの決心は変わりません。

 

父王とリューの心配をものともせず姫への愛へと突き進むカラフが全ての謎を解いた後、トゥーランドットはカラムを拒みます。

カラフは「夜が明けるまでに私の名を当てたら、私は死にましょう」と逆に条件を出します。

 

これを受けて「彼の名前がわかるまでは誰も寝てはならない」という皇帝の命が発令されます。

カラフはトゥーランドットの愛を勝ち取ることができるのでしょうか?

 


映画サロン『ブラック・デーモン 絶体絶命』:アップルリーズ 2023.6.4

Title

ブラック・デーモン 絶体絶命

2023.6.2公開

アメリ映画

Staff

監督/エイドリアン・グランバーグ

製作/アリアンヌ・フレイザー他

Cast

ポール:ジョシュ・ルーカス

イネス:フェルナンダ・ウレホラ

チャト:フリオ・せさーる・セディージョ

Story

有能な技術者であるポールが、封印してきた自分の過去の過ちからの復讐を迫られるサスペンススリラー。

 

メキシコの海底油田の視察が目的でしたが、家族との絆を深めるバカンスも楽しめるこの機会を楽しみにしていたポール。

海辺の町に着いたところで、荒れ果てた光景に不安を覚えます。

 

かつてここで出会った妻も眉をひそめる静けさと荒廃ぶりが2人を驚かせます。

いったいなにが起きているのか?

ティーンエイジャーの娘とまだ幼い息子を妻・イネスに預け、ポールは油田へと向かいます。

 

そこで待っていたのは、これもすさみ切った建物内部でなすすべもなく油田を守る、3人の海の男たちでした。油田はもはや完全に機能を失っています。

 

不安に駆られながらも状況把握に挑むポールは、そこで巨大な怪物サメ、ブラック・デーモンに襲われます。

 

この土地でポールに突きつけられたのは、サメの脅威だけではありません。もっと奥深くに隠されていた自身の過ちに足をすくわれることになります。

 

妻と2人の子どもを守るために決死の覚悟で、サメと破壊寸前の油田と向き合うポールの運命は?

 

何年ぶりかのジョシュ・ルーカスの出演作です💚

 



映画サロン『THE Killer/暗殺者』:アップルリーズ 2023.6.3

Title

THE KILLER 暗殺者

2023.5.26公開

韓国映画

Staff

監督/チェ・ジェフン

製作/ナム・ジウン

Cast

ウィガン:チャン・ヒョク

ユーリ:ブルース・カーン

ユンジ:イ・ソヨン

チョムバギ:チェ・ギsプ

イ刑事:イ・スンジュン

Story

かつて「有能な暗殺者」だった男の悲劇の物語。

 

お気楽な妻と旅行を共にするその友人の高校生の娘の面倒を軽~い気持ちで引き受けたウィガンでしたが、最初から番狂わせが起きていきます。

 

当の娘・ユンジの我がままに振り回されてばかりのウィガンは、いつの間にかある陰謀の罠に落ちていきます。

 

そんなユンジが人身売買組織から狙われていたことが判明。

 

幾重にも絡み合った謎を解いていくうちにウィガンの闘争本能が目覚めていき、やがて秘密組織とのせめぎ合いへと発展していきます。

 

組織の黒幕を探るうちにわかってきたのは、ある大物の存在でした。非道な人身売買の闇に挑むウィガンの冷徹な暗殺者としての”技”が光ります。

 

韓国映画では暗黒街の描写が多く見受けられますが、その容赦ない演出には寒気が走るほどの緊迫感が満載ですよね(~_~;)

犯罪組織の描き方の巧さが映画ファンを惹きつけるのだと思います。

 

暗躍するウィガンをよそに、どこまでもお気軽な妻の様子が笑いを誘い、一服の清涼剤となっているのが面白いですね。

 


映画サロン『クリード 過去の逆襲』:アップルリーズ 2023.6.3

Title

クリード 過去の逆襲

2023.5.26公開

アメリ映画

Staff

監督/マイケル・B・ジョーダン

製作/アーウィン・ウィンクラー他

Cast

アドニス・クリード:マイケル・B・ジョーダン

ビアンカ・クリード:テッサ・トンプトン

ディミアン(デイム)・アンダーソン”ダイヤモンド”:ジョナサン・メジャース

トニー・バートン”リトル・デューク”:ウッド・ハリス

ヴィクター・ドラゴ:フロリアン・ムンテアヌ

アマーラ・クリード:ミラ・ディヴィス=ケント

めありー・アン・クリード:フィリシア・ラシャド

フェリックス・チャベス:ホセ・ベナビデス・JR

ローラ・チャベス:セレニス・レイバ

Story

過去の過ちはゆるされるのか?

 

兄弟のように育ったデイムを見捨てた自分に向きあわざるを得なくなったアドニスが、贖罪を求めることができるのかが「鍵」となるような気がしました。

 

誰しも自分の過ちには目をつぶりたい。

暴露されたくない、暴露したくない・・・

そんな葛藤がアドニスを苦しめます。

 

栄光のままに現役引退をしたアドニスの元に、「過去の亡霊」のごとく、デイムが訪ねてきます。

 

18年という長い歳月をかけて自らの犯した”罪”の服役を終え出所したデイムは、見るからに生活に困窮している様子でした。

 

煌びやかなアドニスの成功を目の当たりにしたデイムの心理はいかなる反応を見せるのでしょうか?

 

ボクシング界への復帰を胸に、刑務所でも鍛え上げてきた実力を示す試合を臨むデイムの対戦相手となったアドニスの苦悩と決意。

自分と愛する家族の人生を守る必要に迫られ、因縁の試合に臨みます。

 

「ロッキー」シリーズの集大成となるような名作の誕生ですね(^^♪

 



映画サロン『Sftersun』:アップルリーズ 2023.5.30

Title

aftersun アフターサン

2023.5.26公開

アメリ映画

Staff

監督/シャーロット・ウェルズ

製作/アデル・ロマンスキー他

Cast

カラム:ポール・メスカル

ソフィ:フランキー・コリオ

現在のソフィ:セリア・ローソン=ホール

Story

11歳のソフィがかつて撮影したビデオを紐解きながら父娘のリアルなひと夏の経験をたどる作品。

 

どこといって特徴のない設定なのですが、実は訳ありな家族関係が浮かび上がってくる構造になっています。

 

両親が離婚し、父カラムと別れて暮らすソフィは、夏休みに計画していたトルコ旅行で休暇を楽しみます。

 

同じ観光客たちとの触れ合いも絡めながら、淡々と描かれていく2人の姿は普通の親子そのもの。

観客も一緒に旅行している気分を味わえます。

 

ですが、時折見せるカラムの暗い表情に気づき始めると、どこか空虚さと不安定感が観客の内面をよぎるようになっていきます。これはいったいどこからくるのか?

 

離れて暮らしているとはいえ、幸せを絵に描いたような休暇を楽しむビデオは、2人にとって貴重な映像記録であることに変わりはないでしょう。

 

年齢を重ねることにナーバスになるカラムの深層心理を読み解くカギを探しながら鑑賞するのも、一興かもしれないですね。

 

カラムを演じるポール・メスカルは全然知らない俳優でした。

 

少し前にNetFlixで観たオリヴィア・コールマン主演作「ロスト・ドーター」が初めてでした。この作品ではあまり印象に残りませんでしたが、今作での彼の憂いを秘めた演技に切なさを覚えました。

今後の活躍が期待される俳優ですね(^^♪

 


映画サロン『65/シックスティ・ファイブ』:アップルリーズ 2023.5.28

Title

65 シックスティ・ファイブ

2023.5.26公開

アメリ映画

Staff

監督/スコット・ベック他

製作/サム・ライミ他

Cast

ミルズ:アダム・ドライバー

コア:アリアナ・グリーンブラット

ネヴィン:クロエ・コールマン

アリア:ニカ・キング

Story

思い病気に苦しむひとり娘の治療費を捻出するため、2年間の「ゾイック探査船」のパイロットを勤める決意をしたミルズを襲う「生き残り」を賭けた戦い・・・

 

順調に進んでいたかに見えた探査船が小惑星との衝突によってある惑星に不時着し、難を逃れます。その他の乗客は冷凍カプセルに入ったまま命を落としてしまうのでした。

 

心身ともに傷ついたミルズを支えるのは、なんとか無傷で残った娘のアーカイブ映像でした。

 

実はミルズの他にもただ1人の生存者がいました。科学者の両親と生き別れたコアという勝気な少女です。

 

2人は知恵を絞り、協力し合いながらこの惑星からの脱出を試みるのですが、ここが6500万年前の地球だと判明した時の驚きはハンパではありません!

 

こうして「絶滅直前」の恐竜たちとのサバイバルが始まります。

 

荒唐無稽なストーリーですが、アダム・ドライバー主演ならばなんでもOK!です(^^)/

 

時空の歪みみたいなお話はこれまでも数多くあり、今後も人気アイテムとして私たちを楽しませてくれるでしょう💙

 



映画サロン『劇場版TOKYO 走る緊急救命室』:アップルリーズ 2023.5.27

Title

劇場版TOKYO 走る緊急救命室

2023.4.28公開

日本映画

Staff

監督/松本彩

脚本/黒岩勉

Cast

喜多見幸太:鈴木亮平

音羽尚:賀来賢人

弦巻比奈:中条あやみ

千住幹生:要潤

冬木治朗:小手伸也

徳丸元一:佐野勇斗

蔵前夏梅:菜々緒

鴨居友:杏

久我山秋晴:鶴見辰吾

高輪千晶:仲里依紗

赤塚梓:石田ゆり子

Story

日々患者の生命を助けるために災害現場で手を尽くす「TOKYO MER」の隊員たちが、今作では横浜のランドマークタワーでの火災現場に挑みます。

 

何者かが仕掛けた爆発が起こり、タワー崩壊までの時間が現場に居合わせた数千人の生と死を分けるのです。

 

地上70階に取り残されたのは193名の生存者。しかもそこには妊娠後期になった千晶の姿もありました。

救出に駆け付けた夏梅とけが人の世話に奔走する彼女に容赦なく遅いかかるビル火災の炎。

 

喜多見たちと張り合うように地元横浜の救急隊とのせめぎ合いまでが絡み合い、人命救助への懸命な戦いが続きます。

臨場感溢れた映像と俳優たちの名演技は、私の想像をはるかに超えるものでした。

 

ドラマは観たことがなかったので、スリル満点の良質な映画を新鮮な驚きの中で鑑賞しました(^^)/

エリート集団「YOKOHAMA MER」の責任者に扮した杏のキリッとした動きがたまらなくかっこよかったです。

 


映画サロン『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』:アップルリーズ 2023.5.26

Title

岸辺露伴 ルーヴルへ行く

2023.5.26公開

日本映画

Staff

監督/渡辺一貴

原作/荒木飛呂彦

Cast

岸辺露伴:高橋一生

泉京香:飯豊まりえ

岸辺露伴(青年期):長尾謙杜

辰巳龍之介:安藤政信

エマ・野口:美波

Story

ドラマ「岸辺露伴は動かない」の劇場版。

 

相手の過去を読み取れる能力を持つ露伴が。ある日骨董店で「noir/ノワール」という黒で表現された図録を手に取ります。

 

露伴の家に担当編集者の泉京香がやってきて、露伴からの情報をもとにその絵について調べることになりました。

 

その絵が出品されるオークションに参加した露伴は、謎の人物と競り合った末にその絵を落札しますが、絵の裏に書かれた「これはルーヴルで見た黒」というフランス語に魅かれ、真相を突き止めるべく泉京香とともにフランスへと導かれます。

 

その「黒い絵」とはなんなのかと突き詰めるうちに、露伴はある陰謀にたどり着きます。

そこには、若い日に祖母の下宿で出会ったもの静かな女性と深い関りが潜んでいたのです。

 

不思議なビジュアルをした露伴にとまどいを感じながらも、おどろおどろしいストーリーに引き込まれ、ラストまで気が抜けない緊張感に引っ張られてラストを迎えました。

独特の雰囲気を持つ今作は続編の期待もかかる予感がします💛💙💚

 



映画サロン『ワイルド・スピード ファイヤーブースト』:アップルリーズ 2023.5.21

Title

ワイルド・スピード ファイヤーブースト

2023.5.19公開

アメリ映画

Staff

監督/ルイ・ルテリエ

製作/ニール・H・モリッツ

Cast

ドミニク・トレット:ヴィン・ディーゼル

レティ:ミシェル・ロドリゲス

ダンテ:ジェイソン・モモア

ローマン:タイリース・ギブソン

テズ:クリス・”リュダクリス”・ブリッジス

ジェイコブ・トレット:ジョン・シナ

ラムジー:ナタリー・エマニュエル

ミア・トレット:ジョーダナ・ブリュースター

ハン:サン・カン

リトル・ノーバディ:スコット・イーストウッド

Story

「ワイルドスピード」10作目の今作には強敵ダンテが登場します。

ブラジルの麻薬王レイエスの息子であるダンテは父の仇敵としてドミニクに異常なほどの執着心と復讐心を抱く邪悪な存在なのです。

 

ドミニクのファミリーの壊滅を狙い、ダンテが仕掛けた「罠」の正体とは?

ローマでの逃走劇がものすごい迫力でした。

「ワイルドスピード」はカーチェイスが得意ですものね(*'▽')

 

諜報機関からの依頼を受け、ローマンたちはローマへ赴きますが、これこそダンテの仕組んだ偽のミッションだったのdす。ローマンたちが乗る車には巨大な球体の爆弾が仕掛けられており、それはダンテの手によって遠隔操作されている非常に危険なものだったのです。

 

火球となってローマをひた走る爆弾を止めないと甚大な被害を招くことになります。それを阻止するためにドミニクとレティは生命を賭けて阻止しようとするのですが、予断は許されません。

 

ドミニクファミリーの死闘は今回も観客をハラハラ・ドキドキさせてくれますよ~(^^)/

ダンテ役のジェイソン・モモアが大活躍しています!

 


映画サロン『セビリアの理髪師 ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2022/23』:アップルリーズ 2023.5.21

Title

セビリアの理髪師/英国ロイヤル・オペラ・ハウス

シネマシーズン 2022/23 

2023.5..19公開

Staff

音楽/ジョアキーノ・ロッシーニ

原作/ポールマルシェ

台本/チェーザレ・ステルビーニ

Cast

ロジーナ:アイグル・アクメチーナ

フィガロ:アンドレイ・フィロンチク

アルマヴィーヴァ伯爵:ローレンス・ブラウンリー

ドン・バジーリオ:ブリン・ターフェル

バルトロ(歌):グラント・ドイル

バルトロ(演技):ファビオ・カピタヌッ

ベルタ:エイリッシュ・タイナン

アンブロージオ:チャーベル・マター

隊長:ダビッド・キンバーグ

Story

今もなお語り継がれる名作オペラが、英国ロイヤル・オペラ・ハウスの舞台で上演されます。

 

ロジーナの家の前で、アマルヴィーヴァ伯爵と理髪師のフィガロがなにやら相談するシーンで始まります。

 

伯爵は先日街で見かけた美しいロジーナに、愛の告白をするためにここに来たのでした。

 

街のことを知り尽くしているフィガロの協力を得て、いかにロジーナに近づくかの知恵を絞ります

 

ロジーナは後見人の医師バルトロに外出も禁じられた捕らわれの身。

資産家令嬢のロジーナに求婚する企みを持っているバルトロは、どんな卑怯な手段を使ってでも式を決行するつもりでいます。

 

そんなロジーナの危機を知った伯爵がロジーナの愛を勝ち取るために計画したのは、庶民になりすましてロジーナの家に入り込むことでした。

 

こうして彼らの駆け引きが幕を開けます。

 

一途な伯爵、野心も持ち合わせて賢いロジーナ、機転が利き勇気のあるフィガロと対峙するバルトロ。

楽しさ満載のオペラを楽しみました💚

 



映画サロン『最後まで行く』:アップルリーズ 2023.5.20

Title

最後まで行く

2023.5.19公開

日本映画

Staff

監督/藤井道人

オリジナル脚本/キム・ソンフン

Cast

工藤裕司:岡田准一

矢崎貴之:綾野剛

工藤美沙子:広末涼子

尾田創:磯村勇斗

久我山太地:駿河太郎

梶征士:山中崇

松田優正:黒羽璃央

仙葉泰:柄本明

Story

刑事として監察官に疑惑をかけられている工藤は、危篤の母の元へと降りしきる雨の中を車を飛ばしています。

 

そこへ現れた男性をはねてしまい、慌てて車のトランクに突っ込み隠し通そうとしますが、それを知っている何者かから脅迫を受けます。

 

いったい誰が真相を掴んでいるのか?

 

母の死に目に会いたいと焦る工藤の努力もむなしく死亡した母親の葬儀場にたどり着いた彼は、母の棺桶の中に自分が撥ねてしまった男性の遺体を隠すことを思いつきます。

 

実は、工藤の所属する課には裏金疑惑が持ち上がっており、県警本部の監察官の矢崎が執拗に真相を暴きにかかります。そんな絶体絶命の工藤を追い打ちをかけるように次々と襲いくる苦難の連続には、不謹慎ですが「苦い笑い」さえ湧き起ってきます(*'▽')

 

何重にも絡んだこの糸がほどけるのは工藤本人しかいない状況下で繰り広げられる人間模様を、岡田准一が渾身の演技で魅せてくれます。

そして、忘れてはならないのが、監察官役の綾野剛の鬼気迫る演技でしょう!!

 

「まさか、ここまでやるの?」というほどの力の入り方は尋常ではありません。2人の役者魂のぶつかり合いは映画史に残る傑作となるでしょう。

 


映画サロン『デスパレード・ラン』:アップルリーズ 2023.5.17

Title

デスパレード・ラン

2023.5.12公開

アメリ映画

Staff

監督/フィリップ・ノイス

製作/アンドリュー・D・コーキン他

Cast

エイミー・カー:ナオミ・ワッツ

ノア:コルトン・ゴボ

エミリー:シエラ・マルトビー

ピーター:クリストファー・マラン

配車サービスドライバー:ポール・ペイプ

ロバート・エリス:アンドリュー・チャウン

グレッグ(声):ジェイソン・クラーク

フィッシャー先生(声):レベッカ・フリン=ホワイト

ヘザー(声):ミシェル・ジョンストン

Story

高校生の息子と小学生の娘と3人家族のエイミーは出勤前のランニングに出ます。

 

幾重にも道が入り組む森をせっせと駆け抜けていくストイックな姿は、キャリア・ウーマンを連想させる確かな足取り。

 

スマートホンが唯一の外界との接触アイテムですが、突然息子ノアの高校での銃乱射事件発生の知らせを受けるのです。

 

ランニングに出掛ける時、自室のベッドにまだ入っていたノアが、登校したのかどうかさえ明確に判断できないジレンマに陥ります。

 

というよりも、夫の突然の死後、ノアも快活さを失い、エミリーは子育てへの焦りもあり「もしかしたら、ノアが犯人なのでは?」という恐ろしい疑念に駆られていきます。

 

親しい友人とのスマートホンでのやり取りももどかしく、一分でも早く高校へと森の中を疾走しながら、次第に高まっていく不安との戦いに神経をすり減らすのでした…。

 

ナオミ・ワッツの確かな演技力があってこその作品です!

ほとんどの画面はナオミのみ、という難しい構成でしたが、それがかえって臨場感を高めていたように思われました。

 

ノアの高校で何が起こっているのかさえ分かればエイミーの精神的苦痛も緩和されるのですが、なかなかそう簡単にはいかない現実の恐怖がじわじわと観客にも染み入るのです(~_~;)

 



映画サロン『ウィ!シェフ!』:アップルリーズ 2023.5.14

Title

ウィ!シェフ!

2023.5.5公開

フランス映画

Staff

監督/ルイ=ジュリアン・プティ

製作/リザ・ベンギーギ・デュケンヌ

Cast

カティ・マリー:オドレイ・ラミ―

ロレンゾ・カルディ:フランソワ・クリュゼ

サビーヌ:シャンタル・ヌービル

ファトゥ:ファトゥ・キャバ

ギュスギュス:ヤニック・カロンボ

ママドゥ:アマドゥ・バー

ジブリル:ママドゥ・コイタ

Story

いつか自分の店を持つ夢を追いかける腕利きシェフのカティ・マリーが、有名レストランをロタブルで辞めた後、フランスで不安な生活を送っている「同伴者のいない移民の青年たち」が調理師としての資格を取るための支援制度に挑みます。

 

今なお移民対策で揺れるフランスの事情に直面させられる作品ですね。

 

料理・調理の知識が皆無な青年たちをまとめ、自立への確かな一歩を踏み出すきっかけを与えてくれるカティ・マリーの厳しくも優しい指導は、周囲に新しい価値観と感動を与えてくれます♪♪

 

18歳までに職業訓練に参加できないと自国へと強制送還されるという厳しい実情に打ちのめされ、不安な将来への諦念からか、無気力にも見える彼らに一条の光が差し込みます。

グングン上達する過程は、明るい未来をも暗示してくれます。

 

それぞれの事業を抱えた彼ら移民たちに対しての早急な対策が急がれる問題提起としても価値のある1本です。

 

私自身も調理が好きなことから、レストラン等の厨房でのアルバイト経験が多少あります(^-^)

「調理」「接客」など、一連の流れを覚えるのはとても大変ですが、お客様への料理の提供を通して社会貢献できることは、今でもいい思い出になっています。

 


映画サロン『EO イーオー』:アップルリーズ 2023.5.14

Title

EO イーオー

2023.5.5公開

ポーランド・イタリア合作

Staff

監督/イエジー・スコリモフスキ

製作/エバ・ピアスコフスカ

Cast

カサンドラ:サンドラ・ジマルスカ

ヴィトー:ロレンツォ・ズルゾロ

マテオ:マテウシュ・コシチュキェビチ

伯爵夫人:イザベル・ユペール

Story

サーカスで暮らす少女・カサンドラとロバのEO。

 

当地の「動物愛護団体」の動物虐待反対運動に遭い、サーカスが閉鎖されてしまいます。

 

カサンドラと引き離されたEOは、動物保護施設へと連れて行かれる旅に出ます。

ですが、安住の地はなかなか見つかりませんでした。最初に到着したのは、サラブレッドたちが優雅に暮らす厩舎でしたが、EOは雑用ばかりの毎日でした。

 

そこを抜け出した後、ロバが世話をされている施設に入りましたが、会いに来てくれたカサンドラを追って森に迷い込みます。

 

ここから流浪の旅に舞い戻ってしまうEOは、さまざまな人たちと出会いながら自分の未来に向かってどんどん進んでいくのです。

 

なんとも変わった映画でした(*'▽')

動物(ロバ)に対する人間界の関わり方など、未知の世界へと誘われるのです。

 

私はロバがとても好きです💛

あの可愛い目がなんとも言えない魅力を持っていますよね。

 

牛とも馬とも違う、ロバだけの優しい目に心が癒されます(^-^)

 



映画サロン『TAR ター』:アップルリーズ 2023.5.13

Title

TAR  ター

2023.5.12公開

アメリ映画

Staff

監督/トッド・フィールド

製作/トッド・フィールド他

Cast

リディア・ター:ケイト・ブランシェット

フランチェスカ・レンティーニ

シャロン・グッドナウ:ニーナ・ホス

オルガ・メトキナ:ソフィー・カウアー

セバスチャン・ブリックス:アラン・コーデュナー

アンドリス・ディヴィス:ジュリアン・グローバー

エリオット・カプラン:マーク・ストロング

Story

伝統あるベルリン・フィルの初めての女性指揮者となり、絵に描いたような成功を収めたリディア・ター。

 

その他にも数々の栄誉を誇る世界的な有名人となったリディァが陥ったワナ。

それは、はからずも自分が仕掛けた穴に落ちていく運命の連鎖となって彼女を追いつめます。

 

元恋人のクリスタの死をも無視する冷酷さは、彼女の闇の世界を暴きだすものと側近のフランチェスカには映ります。

 

音楽に対しても、自分の信条である厳格さを他者にも求め、相手を蹴落とすためなら露骨な攻撃さえ厭わない人格は、いつか自分に跳ね返ってくる危険な兆候すら見えているのですが、本人にはなんら気にする気配はありません。

 

そうして、フランチェスカが去り、愛するパートナーのシャロンと養子のペトラも彼女に愛想をつかします。

稀有な才能を持った女性指揮者という仮面をはぎ取られたリディアが向かう先には、なにが待ち受けているのでしょうか?

 

ケイト・ブランシェットの演技には鬼気迫るものがあり、鑑賞中に「これは史実だったのか?」という思い違いさえ湧き起りました(~_~;)

それぐらいケイトがターとして生きていたということですね。

 

指揮者としては優秀でも、人としてはまったくのエゴイスト!それに強引にフタをして前に突き進むリディアには恐れと哀れを感じました。

 

「成功するためには何をしても許されるのか?」という疑問への回答が突きつけられたような作品でした。

 


映画サロン『MEMORY メモリー』:アップルリーズ 2023.5.12

Title

MEMORY メモリー

2023.5.12公開

アメリ映画

Staff

監督/マーティン・キャンベル

製作/キャシー・シュルマン他

Cast

アレックス・ルイス:リーアム・ニーソン

ヴィンセント・セラ:ガイ・ピアース

タヴァナ・シールマン:モニカ・ベルッチ

リンダ・アミステッド:タジ・アトウォル

ジェラルド・ヌスバウム:レイ・フィアロン

ウーゴ・マルケス:ハロルド・ドレス

Story

アレックスは凄腕の殺し屋。

彼を最近悩ませているのは、自身がかかっていると確信せざるを得ない「アルツハイマー病」でした。

だんだんと記憶が定まらなくなっていく恐怖に怯え、このままでは請負った仕事さえ完遂がおぼつかなくなるからです。

 

ほんの少しの油断や準備不足、瞬時の読み違いが自分の死を呼ぶのです。

 

アレックスはその解決策として、重要な事柄を腕にマジックで書き残すようにしていました。捕らえられたりした時にメモなどを持ち歩くことができないことでそうするしか方法がなかったのでしょう。

 

引退を覚悟し、最後に請け負った仕事は少女がターゲットでした。

「何かがおかしい」と疑念を持ったアレックスは事件の背景を探り始め、人身売買が絡むことを突き止めます。

 

アレックスは最後の大仕事をやり遂げられるのでしょうか?

 

黒幕の富豪女性にモニカ・ベルッチが扮しています。それだけでも見応え十分ですね♪♪

 



映画サロン『銀河鉄道の父』:アップルリーズ 2023.5.10

Title

銀河鉄道の父

2023.5.5公開

日本映画

Staff

監督/成島出

原作/門井慶喜

Cast

宮沢政次郎:役所広司

宮沢イチ:坂井真紀

宮沢嘉助:田中泯

宮沢賢治:菅田将暉

宮沢トシ:森七菜

宮沢清六:豊田裕大

Story

あの有名な「銀河鉄道の夜」を世に送り出した宮沢賢治の一生を追う伝記物語。

 

賢治の意外な素顔(^^♪に驚きの連続でした。純粋な魂の持ち主とは思い続けてきましたが、宗教にまではまってしまう危うさを持ち合わせていたんですね・・・

 

誰でも心が不安定な時には救いを求めたくなるものでしょう。

しかし、それが自分の生活・人生を蝕む危険性をはらんでいることを私たちはもっと真剣に捉えたほうがいいのかもしれませんね。

 

妹・イチの病をきっかけに物語を紡いでいく賢治の悲しく苦しい胸の内に涙を禁じ得ません。そんな賢治を暖かく見守る家族の存在があってこその作家・宮沢賢治だったのでしょうね。

 

家業の質屋を継ぐことを止め、家族から離れて独り立ちする勇気を持っていたことには意外性を感じました。淡々と田舎暮らしをしていたと思い込んでいたからでしょう。

 

あの瑞々しい物語がどうやって生まれていったのかをもっともっと知りたいと思いました。

 


映画サロン『中森明菜イースト・ライヴ インデックス23劇場用4Kデジタルリマスター版』:アップルリーズ 2023.5.3

Title

中森明菜イースト・ライヴ インデックス23劇場用4Kデジタルリマスター版

2023.4.28公開

日本映画

配給:ハピネットファントム・スタジオ

Story

現在もコアなファンに守られている中森明菜。

1989年に東京・よみうりランドEASTで行ったライヴの劇場版。

 

明菜ファンにとっては至福の1本となったことと思います。

1982年に鮮烈デビューを果たした明菜は、またたく間にトップアイドルとしての地位を確立し、現在までその人気は衰えることはありません。

 

この驚異的な力はどこから来るのでしょうか?

 

それは、今作を鑑賞するとわかると思います。

歌姫としての実力、パフォーマンス力ともに他の追随を許さない圧倒的なパワーの魅力でしょう。

 

明るく、時にはもの憂く歌い上げる明菜の世界に魅入られたファンたちがあってこその彼女の歴史だと実感しています。

 

歌唱力だけではないそのまっすぐ過ぎる生きざまは私たちの心を揺さぶるものですし、ともに時代を駆け抜けたファンたちにも声援を送りたいですね(^_-)-☆

 



映画サロン『聖闘士星矢 The Beginning』:アップルリーズ 2023.4.29

Title

聖闘士星矢 The Beginning

2023.4.28公開

日本映画

Staff

監督/トメック・バギンスキ―

製作/池澤良幸他

Cast

星矢:新田真剣佑

ヴァンダー・グラード:ファムケ・ヤンセン

シエナ:マディソン・アイズマン

ネロ:ディエゴ・ティノコ

マイロック:マーク・ダカスコス

カシオス:ニック・スタール

アルマン・キド:ショーン・ビーン

Story

1980年代の日本で人気を博した漫画「聖闘士星矢」の実写版ハリウッド映画。

 

唯一の肉親である姉と生き別れ、現在はスラム街で格闘技戦士としての日々を送る星矢。

ギラギラと暗い闘志を燃やす星矢の姿には、圧倒される迫力が漂います。

 

この格闘技会場の実力者カシオスとの一戦で自分の秘められた能力を発揮したことで謎の強敵集団に追われることになってしまいました。

 

星矢を助けてくれたのはアルマン・ギドという男性。彼の屋敷に匿われた星矢はそこでアルマンの妻ヴァンダー、娘のシエナと出会います。

 

ここでアテナの生まれ変わりとされるシエナを守る使命を明かされた星矢は、シエナの苦悩を目の当たりにし、彼女への献身を決意します。

悪の軍団と戦うために日々鍛錬を重ねながら、アルマンとヴァンダーとの関係性にも気づき始めるのでした。

 

カシオス役のニック・スタールは、2003年「ターミネーター3」でジョン・コナーを演じたベテラン俳優です。久々の出演作だと思いますが、元気な姿を観ることができて良かったです💙

 

星矢を演じる新田真剣佑は、あのレジェンド・千葉真一の息子さんですね。とても精悍な二枚目です(^^)/

彼の今後に期待しましょう!

 

映画サロン『マイ・フェア・レディ』:アップルリーズ 2023.4.29

Title

マイ・フェア・レディ/午前十時の映画祭13

2023.4.28公開

アメリ映画/1964年日本公開

Staff

監督/ジョージ・キューカー

製作/ジャック・L・ワーナー

Cast

イライザ・ドゥーリトル:オードリー・ヘップバーン

ヘンリー・ヒギンズ教授:レックス・ハリソン

アルフレッド・ドゥーリトル:スタンリー・ホロウェイ

ヒュー・ピカリング大佐:ウィルフレッド・ハイド
=ホワイト

ヒギンズ夫人:グラディス・クーパー

フレディ・アンスフォード=ヒル:ジェレミーブレット

ゾルタン・カーパシー:セオドア・ビケル

Story

劇場から出てくる裕福な人たちに花を売るために出口で待機し、偶然に言語学の権威であるヒギンズ教授と出会った貧しいイライザ。

 

生い立ちのわかるなまりを直すためにヒギンズの邸宅に居候することになります。

 

ヒギンズ邸に滞在している旧友のピカリング大佐と「イライザを社交界に通用する貴婦人に仕立て上げる」という賭けをしたヒギンズは、厳しいレッスンをイライザに課します。

 

淑女としての教養を身に付けたイライザは、見事にその期待に応え大きく花開いていくのでした💚

 

往年の名作を再度劇場で観られる幸せを噛みしめました(^^♪

オードリーの可憐で完璧なレディの演技を観ていると、ため息が出てきますよね。

 

 

イライザを一途に恋する青年フレディをドラマ「シャーロック・ホームズの冒険」で有名なジェレミー・ブレットが演じています。

そのあまりにも美男子な容姿に「この人誰?」となりました(*'▽')

 

まさかのジェレミーだとわかった時は驚愕したものです。シャーロック役でしか知らなかった俳優だったので、若い頃にこんなに純粋な青年を演じていることに感銘をうけました♪♪

 

 

 

 

 



映画サロン『聖地には蜘蛛が巣を張る』:アップルリーズ 2023.4.22

Title

聖地には蜘蛛が巣を張る

2023.4.14公開

デンマーク・ドイツ・スウェーデン・フランス合作

Staff

監督/アリ・アバッシ

製作/ソル・ボンディ他

Cast

サイード:メフディ・バジェスター

ラヒミ:ザーラ・アミール・エブラヒミ

シャリフィ:アラシュ・アシュティアー

ファテメ:フォルザン・ジャムシドネジャド

Story

過去に傷を持つラヒミは精悍なジャーナリスト。

 

2000年代初頭のイランの聖地マシュハドで頻発する娼婦連続殺人事件を取材することになった彼女は単身現地に乗り込み、伝手を頼って事件の真相に迫ろうと躍起になります。

 

ついには、真実を掴むためには自分が「おとり」になるしかないと腹をくくります。

 

浮かび上がってきたのは「スパイダー・キラー」と呼ばれている男・サイードでした。

彼は表の顔は優しい夫、父親として普通に暮らしています。

 

しかし、夜になると獲物を求めてバイクで娼婦を狙い続けるのでした。しかも、その目的は殺害!

まさに、残忍このうえない卑劣な行為でしょう。サイードとしては「街を浄化する」という、歪んだ決めつけから生まれたものだったのです。

 

そんな狂暴な相手に、決死の覚悟で罠に飛び込んで真相を暴こうとするラヒミには驚きを禁じ得ません。下手をすれば自分も餌食になるのですから。

 

ラストの描写がさらなる恐怖を倍増させる作り方になっています(*'▽')

後味悪さも一級品でした!

 


映画サロン『幻滅』:アップルリーズ 2023.4.20

Title

幻滅

2023.4.14公開

フランス映画

Staff

監督/グザビエ・ジャノリ

製作/オリビエ・デルボス他

Cast

リュシアン・ド・リュバンプレ:バンジャマン・ボワザン

ルイーズ・ド・バルジュトン:セシル・ドゥ・フランス

エティエンヌ・ルストー:バンサン・ラコスト

ナタン:グザビエ・ドラン

コラリー:サロメ・ドゥワルス

デスパール侯爵夫人:ジャンヌ・バリバール

ドリア:ジェラール・ドパルデュー

デュ・シャトレ男爵:アンドレ・マルコン

Story

貴族社会華やかなりし頃の19世紀のフランス。

 

南西地方の印刷工場で真面目に働くリュシアンは、芸術に深い理解を示す貴族のルイーズに活路を見出そうとします。

 

2人の秘められた関係がルイーズの夫の知るところとなり、2人は駆け落ち同然でパリに逃れます。

 

パリは貴族社会の最高峰。

ここで詩人として認められれば社交界への扉が開かれるはずと意気込むリュシアンは、偶然の出会いから新聞記者へと転身を図ることができたのでした。

 

19世紀の貴族社会と出版業界の裏表を知ることができる本作は、歴史好きな方にはお薦めの1本です💙

コスチュームプレイも楽しめますし、ある意味、人との付き合い方も参考にできる部分もありますよね(^^♪

 

詩人になるという究極の目的からはずいぶん外れてはしまいますが、パリで得た経験はリュシアンの将来を暗示しているようにも思われますが、彼が本来の自分を取り戻していくことを期待したい。

 



映画サロン『ベニシアフレニア』:アップルリーズ 2023.4.21

Title

ベネシアフレニア

2023.4.21公開

スペイン映画

Staff

監督/アレックス・イグレシア

製作/かろりーな・バング他

Cast

イサ:イングリッド・ガルシア・ヨンソン

ホセ:アルベルト・バング

ハビ:ニコライ・イヨロ

ジャコモ:エンリコ・ロ・ヴェルソ

カテリーナ・ムリーノ

コジモ・ファスコ

シルビア・アロンソ

Story

美しいヴェネチアで繰り広げられる「まさか!」の惨劇!!

かつてこの地をこのようなショッキングな映像で血に染めた映画があったでしょうか(*'▽')

とても信じられない思いで観入ってしまいました。

 

イサは兄・ホセと3人の親しい友人とともに結婚前の旅行を決行。

「さあ、これから楽しい旅が始まる!」とラテン系独特の異常なテンション丸だしで盛り上がります。

 

船に乗り込む5人に紛れ込んだ謎のピエロ男からあるチケットを購入し、仮装して街なかへ繰り出します。レストランに入り、我を忘れるほど飲み明かした彼らは、ホセの姿が消えていることに気付きます。

 

警察にも領事館にもまともに相手にされないので、自分たちでホセを探すしかありません。その裏側では「血も凍る」陰謀が渦巻いていたのです。

 

あちこちに出没する異様な怪物のようなものの正体が不気味すぎ。いったい何がヴェネチアで起こっているのか?

仲間が餌食になりながらも真実を追い求めるイサ。彼らは無事にヴェネチアを脱出できるのでしょうか?

 

おどろおどろしい描写に目を背けながらも「これからどうなるの?」という興味で最後まで観終わりました(~_~;)

 

美しい景観とロマンを与えてくれるはずの「水の都ヴェネチア」を襲った「観光客」への抵抗・・・

未来のヴェネチアの姿とならないことを願います。

 


映画サロン『サイドバイサイド 隣にいる人』:アップルリーズ 2023.4.16

Title

サイドバイサイド 隣にいる人

2023.4.14公開

日本映画

Staff

監督/伊藤ちひろ

原案/伊藤ちひろ

Cast

未山:坂口健太郎

利子:斎藤飛鳥

草鹿:浅香航大

美々:磯村アメリ

詩織:市川実日子

Story

「そこにいない人の思いが感じられる」という能力を持つとされる未山。

恋人の詩織とその娘・利子との3人暮らしは、静かで平和に満たされたものでした。

 

繰り返し映される、明るい室内で朝食を用意する未山の佇まいは、優しさに満ちあふれ、観る人にふわっとした安心感さえ与えてくれます。

 

彼はその能力で周囲の人々の悩みを癒していきます。決して自分から関わるのではなく、自然と彼のところに相談が来るんですね。

 

ある時から未山のそばに映り込む無表情な若い男性の姿が目に付くようになります。彼はいったい誰なのか?

 

その男性の「思念」を感じた未山は、かつて生活していた東京へと向かいます。

そこで出会った青年が、謎の男・草鹿でした。草鹿によると、2人は面識があったようです。

 

この時点で???となりました。

未山はそんなことは示唆しないままで話が進んでいくので「あれっ、2人は知り合いじゃなかったの?」と戸惑いました。

 

草鹿の家に行った未山は、そこで運命の再会を果たしてしまいます。

部屋で虚ろな風情で存在していたのはかつての恋人利子でした。

 

病気の利子を自分の住む家に連れ戻った未山は、詩織の家ではなく、自分の「本当の家(蔵)」に匿います。

 

ここから寡黙な未山の過去が現れてきて、事態は微妙な段階に移ります。

 

利子とはいったい何者なのか。

平和に暮らしてきた3人の運命を変えていきます。

 

未山役の坂口健太郎君のピュアさがたまらなくステキでした!!

こんな人が身近にいたらどんな感じなのかな?と楽しい想像が浮かんできますよね(^-^)

 



映画サロン『search #サーチ2』:アップルリーズ 2023.4.16

Title

search#サーチ2

2023.4.14公開

アメリ映画

Staff

監督/ウィル・メリック他

製作/Natalie・カサビアン他

Cast

ジューン:ストーム・リード

グレイス:ニア・ロング

ハビ:ヨアキム・デ・アルメイダ

デヴィン:ケン・レオン

バーク捜査官:ダニエル・ヘニー

Story

前作「search サーチ」の第2弾。

 

婚約者と南米・コロンビアへと旅行に出かけた母が失踪し、懸命にその行方を追う高校生の娘ジューンの縦横無尽の活躍を描くサスペンススリラー。

 

場面はほぼパソコンの中という、前作でおなじみの手法で今回も楽しませてくれます。

母の現状を知るには、現地への到着からの足取りを探る必要があります。

 

そこで、思いついたのが、現地の「代行サービス業」のハビを使うことでした。

彼は実直に捜索を実行してくれるナイスガイ!!

全面的に頼れる存在でした。

 

捜査上に浮かんできたのは、婚約者のケヴィンでした。はたして彼は味方なのか、敵なのか?

母も知らない、深層にうごめく陰謀が徐々に明らかになってきます。

 

普通に生活しているとこの作品のようにネット上を検索し倒すこともないので、こういう作品には驚かされます!!

 

「へぇ~、こんな世界があるのか?」

と驚嘆するばかりです。世の中の流れに追いつくのに必死になりました( ;∀;)

新鮮で楽しい時間でした。

自分の知らないことっていくらでもあることを実感させられますよね。

 


映画サロン『アサシン・ハント エージェント・ゼロ』:アップルリーズ 2023.4.14

Title

アサシン・ハント エージェント:ゼロ

2023.4.14公開(未体験ゾーンの映画たち2023)

アメリカ映画

Staff

監督/ニック・スタグリアーノ

製作/ニック・スタグリアーノ

Cast

ゼロ:アンソン・マウント

デキシ―:アビー・コーニッシュ

ザ・メンター:アンソニー・ホプキンス

Story

優秀な暗殺者であるゼロ。今度の指令は、「ホワイト・リバーズ」という、ターゲット不明の仕事でした。

雪ふるさびれた町へとやってきたゼロを迎えたのはこれもさびれたダイナー。

 

そこで紅一点のデキシ―と名乗る若い女性と知り合い、心を許せそうな仲に発展する予感を持ちますが、所詮は殺し屋。どんな誘惑や危険な罠が潜んでいるとも限らないので、一線は引きます。

 

ダイナーにいた3人の男性客とゼロの後からやってきた警官。この中の1人がターゲットと見て間違いなさそうです。

 

それぞれが思惑を持って探り合うかのような緊迫した空気が漂います。

 

「ホワイト・リバーズ」という名前だけ誰がターゲットなのか検討をつけないといけない指令とは苦しい仕事ですね。

 

やがて、1人減り、2人減りと状況は変かします。自分がやられるかもしれない緊張感に神経を研ぎ澄ます「プロ」たちのせめぎ合いを楽しみましょう(*'▽')

 

アンソニー・ホプキンスとアビー・コーニッシュが出演していれば観ないわけにはいかない私です💚💛

 



映画サロン『パリタクシー』:アップルリーズ 2023.4.9

Title

パリタクシー

2023.4.7公開

フランス映画

Staff

監督/クリスチャン・カリオン

製作/ロール・イルマン他

Cast

マドレーヌ:リーヌ・ルノー

マドレーヌ(若年期):アリス・イザース

シャルル:ダニー・ブーン

レイモン・アグノー:ジェレミー・ラウールト

Story

様々な悩みや葛藤を抱えたタクシー運転手がふとしたことで出会った老婦人。

自分の車に彼女を乗せたことをきっかけに、彼女の人生への切符を手に入れたお話です💙

 

人生に問題が山積みの人って案外多いのではないでしょうか?

生きていれば誰しも運命のいたずらに突き当たることがあると思います。

 

シャルルもそのひとり。

ある日、1人の上品なマダムとパリ中を巡るはめに陥ります。

マダムの名前はマドレーヌ。なにか訳ありそうな風情でタクシーに乗り込み、パリの反対側に行くよう要請します。ところが、彼女はまっすぐに目的地に向かうのではなく、いろいろ寄り道をしてくれるように頼んでくるのでした。

 

不可解な要望に憮然としながらも、素直にマドレーヌに寄り添うシャルル。きっと根は優しい男性なのでしょうね。

 

タクシーの中で独り語りのように若い時の出来事をシャルルに聞かせるマドレーヌでしたが、彼女の人生は決して順風満帆ではなく、挫折の繰り返しとも言える複雑なものだったのでした。

他人とはいえ、こうして同じ空間に座るシャルルにとってマドレーヌは、身近な存在へと変化していきます。彼女の過去に触れ、その生きざまに感嘆したりの楽しい道中は、彼にとっては何よりも大切な思い出になったと思われます。

 

マドレーヌは長年住み慣れた住居を出て、終の棲家(老人ホーム)へと向かう途中だったのです。もう今までのように自由にパリの街並みを歩くことは不可能だと分かっていたからこそ、思い出深い場所へとシャルルを導いたのでしょうね。

 

こうしてみると、2人にとってこの出会いは最高のものとなったのかもしれません。心を許し合える人って、人生そうそう出会えるとは限らないですし、たとえ短時間でのお付き合いでも、かけがえのない神様からの「贈り物」と受け取りたいですね(^^♪

 


映画サロン『ノック 終末の訪問者』:アップルリーズ 2023.4.9

Title

ノック 終末の訪問者

2023.4.7公開

アメリ映画

Staff

監督/M・ナイト・シャマラン

製作/M・ナイト・シャマラン

Cast

レナード:デイブ・バウティスタ

エリック:ジョナサン・グロフ

アンドリュー:ベン・オルドリッジ

サブリナ:ニキ・アムカ=バード

ウェン:クリステン・ツイ

エイドリアン:アビー・クイン

レドモンド:ルアート・グリント

Story

男性カップルとその養女が週末をエンジョイしているところへ意味不明な4人組が訪れてきます。

そして「我々は終末を止めることが使命だ」と謎かけをします。

「はぁ?」って感じでしょうか(~_~;)

 

しかも、彼らはカップルに対して、「家族を1人犠牲として差し出さないと、何十万人もの人々が死ぬんだぞ!」と脅すのですね~。

 

そんな無茶を言われても困ってしまったレナードとエリックですが、2人とも椅子に縛り上げられてしまいます。

 

自然の中での穏やかな休日が地獄に変わる・・・

実に恐ろしい。

さらに、彼らが家族を犠牲に差し出すのを渋ると、4人組の誰かが犠牲者となって生命を落とす衝撃の展開へ・・・

次に世界のどこかで悲惨な出来事が発生するという究極のサバイバル観まで迫ってくるのです!

 

こうなってくると、「根くらべ」の様相を呈してきます。エリックとレナードはなんとかして脱出する方法を考えださなければいけないのですが、相手は武器を手にして脅してくるので、手も足も出ない状態に追い込まれてしまいます。

 

「終末」とは?

「犠牲」とは?

と考えさせられる作品でした(*'▽')

シャマラン映画は奥が深い・・・

 


映画サロン『ザ・ホエール』:アップルリーズ 2023.4.8

Title

ザ・ボエール

2023.4.7公開

アメリ映画

Staff

監督/ダーレン・アロノフスキー

製作/ダーレン・アロノフスキー他

Cast

チャーリー:ブレンダン・フレイザー

エリー:セイディー・シンク

リズ:ホン・チャウ

メアリー:サマンサ・モートン

トーマス:タイ・シンプキンス

Story

大学講師のチャーリーは肥満に悩まされる毎日を送っています。

あまりに太っているため、家の中でも椅子に座りこんでいるだけの生活を余儀なくされています。

 

そんなチャーリーでしたが、オンラインでの授業という願ってもいない職業に就いているため、収入面での不安はとりあえずない「気楽な」人生に見えます。

 

彼は持病の悪化にもかかわらず、病院に行くことを頑なに拒んだあげく、自分の死期が近づいていることに自身で気づいてしまうのでした。

 

なんて悲しいのでしょうね。

8年前にパートナーだったアランが他界したことをきっかけに自暴自棄になり、怠慢と過食で身体はボロボロになっていたのです。

 

「このままひとりぼっちで死んでいくのか?」と自問自答したチャーリーは、通いの看護師でアランの妹リズの支えを受けながら、離れて暮らすひとり娘のエリーへの接触を模索し始めます。

 

心残りは、やはり娘だったのでしょう。そのエリーも世の中を信じきれない気難しい娘に成長していました。せっかく訪ねてきてくれても不貞腐れるだけのエリーを持て余すチャーリー。

 

二人は心が通い合わないまま死によって親子の絆を断ち切られてしまうかと思われる展開が続きます。

 

巨漢のチャーリーを演じるのはブレンダン・フレイザーですね。

彼はずっと以前は「イケメン俳優」としてハリウッドで大活躍していたのですが、いつの頃か出演作がなくなっていき「どうしちゃったんだろう?」と心配していました。

いろいろなことが起きていたようですが、今作で見事にカムバックを果たしてくれてうれしく思います。