映画サロン『スペインは呼んでいる』:アップルリーズ 2019.11.29
Title
スペインは呼んでいる
2019.11.29公開
イギリス映画
Staff
監督/マイケル・ウィンターボトム
製作/メリッサ・パーメンター他
Cast
スティーブ・クーガン:スティーブ
ロブ・ブライドン:ロブ
クレア・キーラン:エマ
レベッカ・ジョンソン
Story
スティーブとロブが本人役でグルメ旅行に出かけ、行く先々で軽妙なトークを連発してくれるバディームービーです(^_^)
美味しそうな料理をぱくつきながら、自分勝手な(*‘∀‘)話題で勝手に盛り上がる2人。ダジャレのオンパレードで今どきこんなコンビも珍しい・・・
そんな彼らにも(特にスティーブ(^^♪)プライベートでの悩みもあり、またロブは子育てに勤しむ日常も挿まれます。
終わりなきトークの応酬にたまに(^_-)辟易させられますが、こんな映画はこれから先製作される可能性は低いだろうな、との思いから、なんとき集中力を保ちつつ、頭の整理に忙しかったです♪♪
ロブはついこの前に、「シンクロ・ダンディーズ」が公開されたばかりなので、記憶に残っている方も多いと思います。好きなタイプですね~♥♡
スティーブは4月に公開された「僕たちのラストステージ」が記憶に新しいですね。
また、2017年公開の「セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣」の制作総指揮にも名前を連ねています。
ルックスも親しみやすく、才能豊かでもあるスティーブの今後の活躍も期待できそうですよね( ^^) _
Title
決算!忠臣蔵
2019.11.22公開
日本映画
Staff
監督/中村義洋
原作/山本博文
Cast
堤真一:大石内蔵助
岡村隆史:矢頭長助
濱田岳:大高源五
Story
日本人なら知らない者はいない(^^♪「忠臣蔵」物語。
年末には必ずといっていいほどドラマが放送されてきましたね。
あまりにも有名なお家騒動をこれほどまでに、斬新な切り口で描ける映画人がいたことに真剣に脅威を覚えます。というか、凄すぎます!!
物価を現在の価値に換算し、討ち入りにかかった費用を割り出すことで、膨大なお金の動きや家臣の様子などが面白く描かれていて、笑いを禁じえませんでした(^o^)/こんなにおもしろい映画は初めてです♪♪
だいたいにおいて、あまりにも真面目にとらえられてきた忠臣蔵が、とんだ間抜けな物語だった・・・
なんて、おかしいやらあきれるやらであっという間の125分でした。
キャストが揃いもそろって、適材適所。
今までの忠臣蔵があっという間にどこかへ飛んでいってしまったような。
大石内蔵助役の堤さんには100満点をあげられますよね~♥
対する会計係の岡村さんが絶品!!
他にも粋人の濱田岳さんとか、楽しすぎです~。
あの時代のお金にまつわる歴史が存分に明かされ、目からウロコかもしれませんね(^_^)v
Title
アナと雪の女王2
2019.11.22公開
アメリカ映画
Staff
監督/クリス・バック/・ジェニファー・リー
製作/ピーター・デル・ベッチョ
Cast
イディナ・メンゼル:エルサ
クリステン・ベル:アナ
ジョシュ・ギャッド:オラフ
ジョナサン・グロフ:クリストフ
Story
前作から5年。ついに続編が登場!!
前回同様エルサとアナは、勇気をもって両親の死の謎や、
太陽が射さない深い森の住民たちとの和解、
そしてアレンデール王国の平和を守るためにクリストフはもちろん、
オラフやスヴェンたちと協力して困難に立ち向かいます。
そこにはダム建設にまつわる陰謀までもくすぶっていたのでした。
「アア~、アア~」という自分にだけ聞こえる不思議な歌声に導かれて、
エルサはついに真実を知る旅に出る決心をします。
今回もエルサの衣装が素晴らしくてうっとりしてしまいました。
ブルーやホワイトの美しさ、またデザインにも惹きつけられました♥♡
エルサとアナのファッションにもご注目!!
ディズニー映画らしく、上質なユーモアも健在で、クリストフのアナへの愛情表現も見逃せません(^_^)
Title
ライフ・イットセルフ 未来に続く物語
2019.11.22公開
アメリカ映画
Staff
監督/ダン・フォーゲルマン
製作/マーティ・ボーウェン他
Cast
オスカー・アイザック:ウィル・デンプシー
オリビア・ワイルド:アビー・デンプシー
マンディ・パティンキン:アーウィン・デンプシー
オリビア・クック:ディラン・デンプシー
アントニオ・バンデラス:サクシオーネ
アネット・ベニング:Dr.ケイト・モリス
Story
心に傷を抱えたまま成長したアビーが出会ったウィルは惹かれあうようになり、やがて結婚。
新しい生命が誕生する前にアビーは天に召されます。
その生き残った女の子の成長と、不思議な運命により繋がっていたある家族の物語が絡み合い、新しい人生への扉が開かれるのでした。
オープニングのウィルとDr.モリスとの不可思議なセッションにモヤモヤ感が漂いましたが、やがてそれが伏線となっていることがわかってくるのでした(*‘∀‘)
アビーの事故を偶然目撃したバスの中の少年と父親との結び付きと、その境遇の描き方がイタリア的というか、牧歌的な風景を絡めながら、荘園ふうの背景がある意味”奇妙”と言えなくもなかったですけれども、それはそれでまた味わいがありますよね~♥
オスカー・アイザックがこういう恋愛映画に出るというのも新鮮な感じでした。最近アイザックも売れっ子となり、さまざまな作品で観るここができます。
そして、アントニオ・バンデラス!!
先日公開された「アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール」の師匠役といい、こんかいもキーパーソンとして活躍しております♪♪
今回あらためて感じたのですが、日ごろ観慣れたハリウッド系や英国俳優他の男性とはまたちょっと違うラテン系の魅力が気になりました!
ビジュアルからもそうですが、なんというか”男くささ♥”あるいは”本物の男”というニュアンスというとわかってもらえるでしょうか?
フェロモンがムンムンという表現が最適かもしれませんね(^o^)/
『こういう男性っていいんじゃない?!』という不思議な高揚感に包まれてしまいました。
ラテンの魅力、再発見!で新しい視点でこれから映画を楽しめるような期待感を持ちました♥♡
Title
キューブリックに魅せられた男
2019.11.1公開
イタリア映画
Staff
監督/トニー・ジエラ
製作/エリザベス・ヨフィー他
Cast
レオン・ビタリ
ライアン・オニール
マシュー・モディーン
Story
英国俳優からスタンリー・キューブリック監督のアシスタントへと転身したレオン・ビターリの人生を追います。
『キューブリックに愛された男』もそうですが、天才に引き寄せられてその人生を賭けた人がまた一人私たちの知るところとなりました(^_-)-☆
ドキュメンタリー映画として残された貴重なフィルムが世に知られるのは本当に素晴らしいことだと思います。
当事者たちしか味わえない現場の雰囲気が観客に共有されるのですから。
レオン・ビターリがいかにキューブリック監督に心酔し、私たちから見ると「夢のような」日常を過ごしていったかが迫ってきますよね♥
本作にはライアン・オニールやマシュー・モディーンも出演していて懐かしさがこみあげてきました♪♪
キューブリック監督作品がどのように製作されてきたのかを読み解くヒントがたくさん詰まっていました。
Title
キューブリックに愛された男
2019.11.1公開
イタリア映画
Staff
監督/アレックス・インファセッリ
製作/アレンクス・インファセッリ他
Cast
エミリオ・ダレッサンドロジ・ウールモア
クライブ・リシュ
Story
奇才として有名なキューブリック監督の専属ドライバー兼何でも屋(*‘∀‘)のエミリオを通してキューブリック監督の、私たちが知り得ない素顔が明かされます。
こんな映画が公開されるだけでも幸運だと思わざるを得ませんね♥
彼の作品はいろいろ観ていますが、あまりにも斬新!?かつ、奇妙( ;∀;)なので、「この監督の頭の中はどうなっているんだろう??」と思っていたところでした。
しかも、いつか観ようと思っていたあの『時計じかけのオレンジ』を午前10時の映画祭でつい最近観たばかりだったのです。
この『時計じかけのオレンジ』には衝撃を受けました!!あまりにも「退廃的」で、『こんな映画はつくるべきではなかったのでは・・・』と嫌悪感さえ感じたほどでした(*‘∀‘)
みなさんはどう思われるでしょうか???
さて、本作ですが、献身的にキューブリック監督に尽くすエミリオの喜びと、戸惑いなどが痛いほど伝わってきました。
いつ電話がかかってくるかわからない、また、急な(無理な(^_^))命令が飛んでくる日常にエミリオの奥さんがキレるシーンに同情しますね~。
周囲にとってはた迷惑なキューブリック監督の「芸術作品」はそんな犠牲的精神が支えていたのだとよく理解できた映画でした♪♪
Title
オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁
2019.11.15公開
日本・中国合作
Staff
監督/ユー・フェイ
製作/テレンス・チャン
Cast
役所広司:ジアン・ユエシュン
チャン・チンチュー:シャオタイズ
リン・ボーホン:ハン・ミンシャン
Story
ヒマラヤ救助隊Wingsの隊長ジアンはエベレスト南部に墜落した飛行機から重要な文書を発見する仕事を請け負います。
その行程には、特別捜査官と称する謎の二人の男が同行することになりますが、目的の文書は、当地で開催される平和会議に関係する機密文書だったのです。
不穏な空気が隊員たちの間に漂いますが、確信が持てないまま登頂するジアンたちを予期せぬ不運が降りかかり、Wingsのメンバーが次々と脱落していき、陰謀が露わになっていくのでした。
ジアンを演じる役所広司が頼りがいのある隊長としての存在感を与えてくれていて、日本人の誇りを感じました(^_^)v
唯一の女性隊員のシャオタイズも秘密を抱えており、彼女の願いが叶うのかと最後まで気が抜けませんでしたが、ラストである種の解決を見た姿に、彼女と恋人の深い愛の絆が私の胸に突き刺さりました。
Title
ベル・カント とらわれのアリア
2019.11.15公開
アメリカ映画
Staff
監督/ポール・ワイツ
製作/キャロライン・バロン他
Cast
ジュリアン・ムーア:ロクサーヌ・コス
渡辺謙:ホソカワ
加瀬亮:ゲン・ワタナベ
クリストファー・ランバート:フランス大使ティボー
Story
南米のある国で起こったテロリストたちと人質とのある種の交流。美しくも悲しい結末が待っていました。
日本人のホソカワが現地の名士や大使たちとアメリカ人のソプラノ歌手ロクサーヌを招いて主宰したパーティに突如テロ集団が乱入します。
犯人たちは大統領がいるものと思い込んでいたようですが、そこにいたのは副大統領でした。
大統領を連れてくるように要求する犯人側はそれと同時に複数の政治犯の釈放も求めます。
邸宅の水道が止められてしまい、その交渉としてロクサーヌがテラスで歌うシーンには胸が熱くなりました。
そして、ホソカワの通訳のゲンとテロリストの女性、ホソカワとロクサーヌのつかの間の親密な関係が緊張をほぐす役目をしてくれたような気がしました。
このテロの顛末は予想されたものでしたが、いつの世も暴力では解決できないと実感しました。
Title
アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール
2019.11.15公開
イタリア映画
Staff
監督/マイケル・ラドフォード
製作/ロベルト・セッサ他
Cast
トビー・セバスチャン:アモス・バルディ
アントニオ・バンデラス:マエストロ
ルイザ・ラニエリ:アモスの母
ジョルディ・モリャ:アモスの父
Story
生まれながらに目に障害を持ち、家族の支えで成長したアモスが直面した思春期の声変わり。
これは男性なら誰でも避けることができない宿命ですね。
アモスの美声が輝きを失い、それに伴い自分への自信も揺らぎ、
ソプラノ歌手としての将来を諦め、弁護士になる勉強に励む日々を追っています。
それでも叔父の計らいで歌唱指導者マエストロと出会い、
再度オペラ歌手への情熱を取り戻しつつも、
順調にいかない予定に心を乱されながらもついに夢の初舞台を踏むのでした♪♪
成功への期待から悶々とした焦りの日々を過ごすアモスの気持ちに感情移入して、
観ている方も息苦しさをどうすることもできませんでした(*'▽')
なので、待ちに待った有名歌手ズッケロとの共演の電話がかかってきた時は、
思わず『ヤッター』と心の中で叫んでしまいました。
それまでの重苦しい空気がパッと消えたような感覚でした♥♡
そして、ここから彼の輝かしいキャリアがスタートするのです。
劇中で歌われる『タイム セイ グッバイ』が特に素晴らしく、
何回も聴いていたいと思わせる名曲です♪♪
奇跡のようなアモスの歌声は天からの贈り物でしょうね( ^^) _U~~
Title
残された者 北の極地
2019.11.8公開
アイスランド映画
Staff
監督/ジョー・ペナ
製作/クリストファー・ルモール他
Cast
マッツ・ミケルセン:オヴァガード
マリア・テルマ・サルマドッティ:遭難した若い女性
Story
北極地帯に飛行機が遭難。救助を待ちながらなんとかその日その日を生き延びてきたオヴァガードの過酷な日常が淡々と描かれます。
魚を捕る以外は、遭難機内にいるわけですが、全然火の気のない生活って残酷ですよね( ;∀;)
コンロぐらいあったら暖をとることも可能でしょうに。
いつまで続くのか判然としない中、救助隊が来るのを待つしかないのですが、ある日、やっと来てくれたヘリコプターが嵐で墜落!!
絶望したオヴァガードでしたが、ヘリコプターに行ってみると、そこには若い女性が大けがを負っていたのでした。
かすかに生きる目的と希望を取り戻した彼が、意識不明のままの女性を急ごしらえのそりに乗せて、最短の基地を目指す旅が始まります。
そこに待ち受けていたさらなる試練に胸が熱くなりました"(-""-)"
殆ど会話のない映画ですが、マッツ・ミケルセンの演技力でカバーされた秀作です。彼だからこそなし得た究極の脱出劇を見守って下さいね(^_^)
Title
エンド・オブ・ステイツ
2019.11.15公開
アメリカ映画
Staff
監督/リック・ローマン・ウォー
製作/マシュー・オトゥール他
Cast
ジェラルド・バトラー:マイク・バニング
モーガン・フリーマン:アラン・トランブル大統領
ジェイダ・ピンケット・スミス:トンプソン
ニック・ノルティ:クレイ・バニング
Story
ジェラルド・バトラー主演のシークレットサービスシリーズの第3弾!
このシリーズが大好きです(^_^)v
ジェラルド・バトラーの主演作はすべて観ています。
円熟期に入り、ますます名優としての地位を不動のものにしていますよね♡♥♡
アクションもドラマも演じ分けられる優れた俳優ですね♪♪
さて、今回は大統領暗殺暗殺の容疑をかけられたマイクが自らの手で陰謀を壊滅させる使命を帯びて(容疑者ではありますが( ;∀;))技術の限りを尽くして悪をやっつけます!!
陰謀の陰には誰がいるのか???
それこそが事件解明の鍵となります。そこには野心や裏切りが隠されていたのでした。
マイクの父親役のニック・ノルティに気付くのがずいぶん遅れました(*‘∀‘)
あまりにも老けすぎて・・・
実際の容貌なのか、メイクなのかはわかりませんが、いい味だしていましたね。
もう一人、マイクの娘役の演技(^_-)が的確すぎて印象に残りました。
泣きわめくところなどは名演技と言えるでしょう!
彼女の演技を観ていると引き込まれちゃいました♪♪
しかし、軍需産業というのも厄介なものですね。戦争が無ければ活躍の場がないわけで、つまるところ戦場が欲しい・・・というのが本音なのかもしれません。
こういう映画を観ると、良いにつけ悪いにつけ、アメリカ映画って莫大な費用がかけられているな、と実感します(^o^)
Title
ブライトバーン 恐怖の拡散
2019.11.15公開
アメリカ映画
Staff
監督/デビッド・ヤロベスキー
製作/ジェームズ・ガン他
Cast
エリザベス・バンクス:トーリ・ブライヤー
デビッド・デンマン:カイル・ブレイヤー
ジャクソン・A・ダン:ブランドン・ブレイヤー
Story
12歳なり、自分の本来の力に目覚めたブランドンが無慈悲な殺戮マシーンとなり、周囲の人々を恐怖の渦に陥れるホラーとサスペンスフルな映画(*‘∀‘)
マジで恐いです・・・
宇宙?から墜ちてきたと思われる赤ちゃんのブランドンを森のなかで発見し、我が子として愛し、育ててきた両親の苦悩は察するに余りある事態へと向かっていくのです。
自宅の納屋に秘められていた光る物体に遭遇したブランドンが自我に目覚め、その不思議な力で他を圧倒するシーンの続出が恐ろしさを倍増させます。
「この男の子はこれからどうなっていくのだろうか?」と行く末が心配になりますが、どうやらそのパワーを使って悪の道に邁進することもあり得るので、『続編』を期待させる終わり方をしているようですね(^^♪
母親役は『ピッチ・パーフェクト』シリーズの制作者エリザベス・バンクス。
ブランドンを演じたジャクソン・A・ダンの演技力とこの役を演じたリスク( ;∀;)に思いを馳せる私でした♪
Title
グレタ GRETA
2019.11.8公開
アメリカ映画
Staff
監督/ニール・ジョーダン
製作/シドニー・キンメル他
Cast
イザベル・ユペール:グレタ
クロエ・グレース・モレッツ:フランシス
マイカ・モンロー:エリカ
Story
母を亡くして傷心のフランシスの心の隙間に入り込んだサイコキラーのグレタ。
2人が出会うきっかけはほんの些細な出来事でした。ニューヨークの高級なレストランで働くフランシスが
帰宅途中の地下鉄で見つけたひとつのバッグ・・・
これが思ってもみない悲劇へとフランシスを呼び寄せたのでした( ;∀;)
誰かの忘れ物や落とし物をその人に届けるという行為は尊いものですが、その相手がまさかのサイコキラーだったとは。
1人暮らしのグレタをいたわるフランシスの思いやりがさらなる要求へと豹変するのに時間はかかりませんでした。まるで親子のように一緒の時間を過ごすグレタとフランシスの関係が邪悪なものに変わり、もはや後戻りができなくなっていく過程がスリラーとしての質の高さを感じさせてくれます。
「もし自分がこんな目に遭ったら?」と観ている人に恐怖を植え付けるのには充分ですね。
ラストを迎えるのさえ恐ろしい、と思わせる演出が秀逸だと思います。
久々のクロエの主演映画を堪能しました♥
フランシスと共同生活をしている親友のエリカが『チャラい女の子』キャラから頼もしい相棒へと進化を遂げるシーンが圧巻でした(*'▽')
Title
ターミネーター ニュー・フェイト
2019.11.8公開
アメリカ映画
Staff
監督/ティム・ミラー
製作/ジェームズ・キャメロン他
Cast
リンダ・ハミルトン:サラ・コナー
アーノルド・シュワルツェネッガー:T-800
マッケンジー・デイビス
ナタリア・レイエス:ダニー・ラモス
ガブリエル・ルナ:REV-9
Story
ついに公開された「ターミネーター ニュー・フェイト」!!
年齢を重ねてますますパワーアップしたサラ・コナーと、未来からやってきた新しい強化型女性兵士グレース&未来のリーダーとなるダニーが総力を挙げて強敵REV-9と死闘を繰り返す大迫力のアクションムービーですよね~(^o^)
そこへアーノルド扮するこれまた不死身のT-800が参戦して闘いはクライマックスへとひた走ります。
凄まじい攻防に、観客もめまいがするわ、アドレナリンが活性化するわでそれはもう100m全力疾走!!のノンストップアクションでありました♪♪
私がいちばん興味を引かれたのは、グレースでした。強い上に正義感がハンパなく、アクションシーンの力強さでした。
マッケンジー・デイビスは素晴らしい女優ですね♥♡
2017年公開の『ブレードランナー2049』にも出ていましたが、その時はあまり印象に残らなかったのですが、本作で「本格的なアクション女優」の地位を確立したと思います(^_-)-☆
シュワちゃんもかっこよかったですよね!
なんだか人間っぽくなっていて、「???」な感じがしましたが、最後は決めてくれました♪♪
リンダ・ハミルトンのカッコ良さもスーパー級で、「女だって強いんだよ」と納得させてくれました♥♡
Title
永遠の門 ゴッホの見た未来
2019.11.8公開
イギリス・フランス・アメリカ合作
Staff
監督/ジュリアン・シュナーベル
製作/ジョン・キリク
Cast
ウィレム・デフォー:フィンセント・ファン・ゴッホ
ルパート・フレンド:テオ・ファン・ゴッホ
オスカー・アイザック:ポール・ゴーギャン
マッツ・ミケルセン:聖職者
Story
ゴッホをウィレム・デフォーが演じる・・・
これほどピッタリのキャストもないでしょうね。
生存中には絵画が一点も売れなかったというゴッホが見ていた世界を私たちも感じたい、とつい思ってしまいますが、自然の中を嬉々として歩き廻る彼の湧き上がる熱意と感動がそこにはありました(^_^)v
遠足の子どもたちや教師に気味悪がられたシーンには、寂しいものを感じましたが、実際に絵を描くことに夢中になる姿は周囲の人たちには理解しがたいものがあったのかもしれませんね。特にあの閉鎖的な時代を考えると。
喧騒のパリを逃れて、南仏アルルでの創作の日々がゴッホに与えた影響は計り知れないものがあると思います。『絵を描くことがすなわち生きること・・・』という情熱が彼を生かしていたと考えれば、芸術の素晴らしさと残酷さが表裏一体となってその人の人生を作ってしまう宿命とも言えるのでしょうか?
まるでゴッホが乗り移ったかのように見えるウィレム・デフォーの演技は、渾身の代表作となることを確信させてくれました♥♡
運命となるゴーギャンとの出会いと別れがゴッホにもたらしたもの。
それはゴッホにとって良かったのか悪かったのか?ということも因縁を感じさせます。
テオを演じていたのがルパート・フレンドだったんですね。最後まで分かりませんでした(*‘∀‘)
また、マッツ演じる聖職者とゴッホの面会でのシーンはまるで「禅問答」のようで息をするのも苦しくなるようでした。
2人の人生が交差して、真摯に向かい合う高尚な魂のぶつかり合いという気がしました。
Title
IT イットTHE END”それ”が見えたら、終わり。
2019.11.1公開
アメリカ映画
Staff
監督/アンディ・ムスキエティ
製作/バルバラ・ムスキエティ
Cast
ビル・スカルスガルド:ペニー・ワイズ
ジェームズ・マカボイ:ビル
ジェシカ・チャステイン:ベバリー
ビル・ヘイダー:リッチー
Story
「ルーザーズ・クラブ」のメンバーが27年後に再会を果たします。
それぞれが現在に悩みを抱えていたりと、積極的に集まったわけでもなかったのですが、必然を感じての再会だったのでした。
再会したのは仲間だけではなかったのでした・・・
『それ』も彼らの元に舞い戻ってきたのです。
恐怖におびえる彼らを待っていたさらなる試練。
どんなことになってもやりとげないといけない使命がそこにはありました。
27年前と現在が入り交じり、緊張感は否応なく高まっていきます( ;∀;)
さすがに観ていて怖くなりました。
『それ』からの解放される方法が見つからない限り、悲劇は終わらないのです・・・
Title
ガリーボーイ
2019.10.18公開
インド映画
Staff
監督/ゾーヤー・アクタル
製作/リテーシュ・シドワニ他
Cast
ランビール・シン:ムラド
アーリアー・バット:サフィナ
シッダーント・チャトゥルベーディ:MCシェール
カルキ・ケクラン:スカイ
Story
インドのアーティストNaezyの実話を元に映画化された感動作。
貧しいスラム育ちのムラドは父の稼ぎで大学に通っていても、悪い仲間とつるむ毎日に明け暮れている若者です。
同じ大学生のサフィナとは長年付き合っていて、彼女は2人の仲を真剣にとらえていました。
無機質な暮らしをするムラドにもラップという慰めがありました。
ある日、大学行内でのMCシェールのパフォーマンスを見たグイドは衝撃を受けます。
そこには自分の憧れと未来を予感させるものがあったのですね。
MCシェールたちと付き合ううちにムラドの中で膨れ上がっていくラップへの強烈な炎がやがて開催されるフリースタイルラップの大会への出場を目指すまでになっていくのでした(^o^)/
インドは現代でも厳然たる『階級社会』です。
男の子は父親の仕事を継ぐのが当たり前の世界です。ましてや、カーストの上位を夢見ることさえ許されない社会なのですね。
悶々とした反発を抱え込んだ魂の開放に希望を見出すムラドの渾身のパフォーマンスが冴えわたります!!
Title
トスカーナの幸せレシピ
2019.10.25公開
イタリア映画
Staff
監督/フランチェスコ・ファラスキ
製作/ファビアノ・グラーネ
Cast
ビニーチョ・マルキオーニ:アルトゥーロ
バレリア・ソラリーノ:アンナ
ルイジ・フェデーレ:グイド
Story
かつて三ツ星シェフとして名を知られたシェフのアルトゥーロは障害事件で社会奉仕としてある施設で料理を教えることになったのでした。
そこは、アスペルガー症候群を持つ若者たちの集まりで、なかでもグイドはそのこだわりから料理の才能を表します。
いやいやながらも彼らに料理の手ほどきをするうちに、グイドから若手料理コンテストへの参加をもちかけられるのです。
「なんで自分が・・・」と拒絶するも、グイドの抵抗を抑えるためにしぶしぶ二人でコンテスト会場へと長い旅にでます(^_^)v
コンテストを勝ち抜くためにはアルトゥーロの協力が不可欠ですが、その彼に至急の用事ができて、決勝にはグイドが一人で進出する羽目に・・・
そこでアルトゥーロはかつての恩師にグイドの援助を取り付け、なんとかコンテストを切り抜ける計画を立てるのです。
時に、グイドのまっすぐな感情が巻き起こす、痛手が哀しみを誘うのでした。
Title
ジェミニマン
2019.10.25公開
アメリカ映画
Staff
監督/アン・リー
製作/ジェリー・ブラッカイマー他
Cast
ウィル・スミス:ヘンリー
メアリー・エリザベット・ウィンステッド:ダニー
クライブ・オーウェン
Story
クローンである若い頃の自分との死闘・・・
こんな近未来的なアクション映画ってワクワクしませんか?
ヘンリーは優秀なスナイパー。
その彼が屈強な別のスナイパーに付け狙われるのですが、相手の正体がわからないまま。
まさか自分だったとは、という驚愕の真実が明かされ、新たな戦い方を強いられるのですね。
クローンという概念は、もう現実味を帯びた事実であり、いろんな分野において将来は当たり前のことになる危険性とはらんでいるものですよね。
自分の最強の敵が自分自身だった!ということもありうる現象かもしれません。
でも、外見はともかく、そのクローンの精神はどんなものなのか?という命題もこの作品では問います。
マシーンとしてだけの存在なのか、あるいは感情さえも持つ生身の存在なのか・・・
ここにも注目して頂きたいですね(^^♪
Title
エセルとアーネスト ふたりの物語
2019.10.11公開
イギリス・ルクセンブルク合作
Staff
監督/ロジャー・メインウッド
製作/カミーラ・ディーキン他
Cast
ブレンダ・ブレッシン:エセル
ジム・ブロードベント:アーネスト
ルーク・トレッダウェイ:レイモンド・ブリッグズ
Story
イギリスの絵本作家レイモンド・ブリッグズのグラフィックノベルのアニメ映画化です。
彼の両親の40年にわたる人生を丁寧に写し撮った秀作ですね♪
メイドのエセルと牛乳配達人のアーネストとの素朴な出会いから始まり、結婚・出産・戦争・息子の疎開・戦後の生活・・・
どこにでもありそうな人生の縮図を観た思いがしました(^_^)v
まさに、「市井の人」という良心的な、そして、模範的な人々の人生を切り取ったすばらしい作品でした。
『人生』っていいな~と心から思えるような心のこもった、愛情豊かな作者の家族の物語。
ボイスキャストがブレンダ・ブレッシンとジム・ブロードベントという名優ということも映画に味わいを添えてくれていると思います。
どこにでもいそうだけど、こんな人生が過ごせたら幸せですよね~♥♡
Title
T-34 レジェンド・オブ・ウォー
2019.10.25公開
ロシア映画
Staff
監督/アレクセイ・シドロフ
製作/ニキータ・ミハルコフ他
Cast
アレクサンドル・ペトロフ:ニコライ・イヴシュキン
イリーナ・ストラシェンバウム:アーニャ
ビツェンツ・キーファー:イェーガー大佐
Story
戦争映画なのにホントに面白い!!
こんな映画、初めて観ました~(^o^)
第二次世界大戦での勇気ある新米士官イヴシュキンがナチスドイツの捕虜となり、かつての宿敵イェーガー大佐からナチスの戦車演習を命じられ、裏をかいて遁走するコメディ映画です♪♪
英知と実力を兼ね備えたイヴシュキンが知恵を絞り、元部下を仲間として、演習にかこつけてナチスドイツに復讐を果たすのですが、それに至るまでの様々なエピソードが楽しい~(*‘∀‘)
「ロシア兵たちってこんなにユーモラスだったの?」ってビックリするのど同時に「人間、どこの国もそんなに変わらないんだ♥」とちょっと安心もしたりして・・・
本物のT-34戦車も登場して、戦闘機マニアにはたまらないお宝映像なのではないでしょうか?
どんな境遇になっても「希望」を失わない楽観性と強い精神力が必要だなと感じる映画でした。
Title
マシュー・ボーン IN CINEMA 白鳥の湖
2019.10.25公開
イギリス映画
Staff
監督/マシュー・ボーン
振り付け/マシュー・ボーン
Cast
ウィル・ボジアー:スワン/ストレンジャー
リアム・ムーア:王子
ニコル・カベラ:女王
カトリーナ・リンドン:ガールフレンド
グレン・グラハム:執事
Story
バレエの傑作「白鳥の湖」の大胆な解釈がマュー・ボーンによって紹介されました(*‘∀‘)
2019年にロンドン・サドラーズウェルズ劇場で上演された、まったく新しいバレエの傑作です!!
とあるお城の王子が連れてきたガールフレンド。
母である女王や側近(執事とか(^_^)v)に交際を反対され、窮地に陥ります。
悩む彼はある夜、ガールフレンドの後をつけてあるナイトクラブで不愉快な思いをさせられ、失意のまま彷徨ってたどり着いた公園で、この世に別れを告げる決意をします。
とそこへ、謎の白鳥が突如現れ(^^♪ 、誘うような踊りで王子を惑わすのでした・・・
白鳥が男性・・・
???な。
しかも、コールドバレエ(群舞)さえも男性( ;∀;)ばかり。こんなバレエ、観たことのない演出なのではないでしょうか?
少なくとも私は初めてでした♪♪
最初は戸惑いましたが、その迫力に圧倒されっぱなしでした。
通常のバレエで言う『オデット』『オディール』に当たる?『スワン/ストレンジャー』の妖しいまでの魅力に、王子ならずとも引き込まれる怪しい世界が「これでもか!!」とばかりに迫ってくるのです。
2時間を超えるダンスの競演にはため息が出るほど。
気の抜けないシーンが延々と続きます。
ダンサーの力量が試される演出は、さすがマシュー・ボーンですよね~♥♡♥
この画期的な映画を、バレエ/ダンスが好きな人も、そうでない人もぜひご覧になって下さいね(^_-)-☆
Title
キング
2019.10.25公開
オーストラリア・アメリカ合作
Staff
監督/デビッド・ミショッド
製作/ジョエル・エガートン
ブラッド・ピット他
Cast
ティモシー・シャラメ:ヘンリー5世
ジョエル・エガートン:ジョン
ロバート・パティンソン:フランス王子
ベン・メンデルスゾーン:ヘンリー4世
リリー=ローズ・デップ:フランス王女
Story
プランBが制作に関わっていますね~♥♡
なので、ブラッド・ピットがクレジットされています。
プランBの勢いはとどまるところを知りません!!
秀作を次々と世に送り出しています(*'▽')
ブラッドがこの製作会社を立ち上げた当初は、将来これほどの地位を確立するとは正直思っていませんでした♪♪
この『キング』も歴史ものとしてのレジェンドになっていくのではないか?とティモシー・シャラメファンとして密かに期待しています(^_-)-☆
元々は、ジョエル・エガートンが映画化を計画しており、主役級のキャストが随時決定していったようです。
英国の歴史絵巻は大好きなので、これからもこんな雄大な作品が作られていって欲しいですね。
ヘンリー5世がフランスとの「百年戦争」を制し、偉大な王として成長していくお話ですが、「王には友はいない」というような言葉がズシッときました。
また、ラスト近くで妻となるフランス王女にヘンリーが言う「本当のことを言うと約束してくれるか?」という言葉も意味深ですね・・・
いつの世もそうですが、地位が上がるにつれて、周りは「イエスマン」に傾いていき、「本当のこと」を助言してくれる誠実な友・側近がいない孤独、危うさが込められているように感じました。
Title
マレフィセント2
2019.10.18公開
アメリカ映画
Staff
監督/ヨアヒム・ローニング
製作/ジョー・ロス他
Cast
アンジェリーナ・ジョリー:マレフィセント
エル・ファング:オーロラ姫
ミシェル・ファイファー:イングリス王妃
ハリス・ディキンソン:フィリップ王子
サム・ライリー:ディアヴィル
MIYAVI:ウド
Story
前作「眠れる森の美女」のヴィランとして有名な(^_^)マレフィセントを主人公にした新作が公開されました。
アンジェリーナ・ジョリーが恐ろしい?魔女に扮したディズニー映画ですが、オーロラ姫への真実の愛が隠されていたのですね♥
アルステッド王国のフィリップ王子との婚礼と通して妖精界と人間界との軋轢が表面かし、前作では語られなかった闇が浮き彫りにされるのでした。
アンジェリーナ扮するマレフィセントの髪を下した姿も観られます(^_-)-☆
お互いに支配権と賭けて争うストーリーはいつの時代にも通じるものがあり、心底嘆かわしい気持ちになります。
共存共栄が理想でしょうけれど、人間は欲の塊・・・
どこの世界にも戦争がはびこるのも仕方のないことかもしれないですね。
フィリップ王子とオーロラ姫の婚礼に招かれた妖精たちの可愛らしさが胸を打ちます。
何も知らずにワクワクする彼らを容赦なく抹殺する計画が、イングリス王妃によって実行に移されるシーンは涙を誘います(*‘∀‘)
マレフィセントの愛がオーロラ姫と妖精の国ムーアを救うことができるのでしょうか?
Title
フッド ザ・ビギニング
2019.10.18公開
アメリカ映画
Staff
監督/オットー・バサースト
製作/ジェニファー・デイビソン他
Cast
タロン・エガートン:ロビン・ロクスリー
ジェイミー・フォックス:ヤキヤ/ジョン
ジェイミ・ドーナン:ウィル
イブ・ヒューソン:マリアン
ベン・メンデルスゾーン:ノッティンガ州長官
ティム・ミンチン:タック修道士
Story
今までに何度も映画化されてきた、『ロビンフッド』ですが、今回現代風に再映画化されて帰ってきました。
主役は現在乗りに乗っているタロン・エガートンです。若手俳優としては超一流だと言っても差し支えないと思われます♪♪
「キングスマン」シリーズであっと言う間に売れっ子になり、これから最も期待される才能でしょう!
中世イングランドの伝説的英雄ロビン・フッドは、領主でありながら盗賊として貧しい人々に施しを与えたというまれに見る♪義賊ですよね。
本作はそんなロビンが十字軍遠征に駆り出され、戦死として扱われた挙句、領地も没収。なにもかも失くして故郷に生還してからの活躍が描かれています。
愛するマリアンもウィルという他の男性と暮らしており、希望も砕かれますが、州長官の悪事を暴く使命に燃えて、人生の再生を賭けて戦う決意をするのでした。
普遍の英雄譚は世界的に好まれる題材であり、普遍的な魅力をたたえています。なぜ今『ロビン・フッド』なのかを、存分に楽しんでくださいね~♥♥
Title
ハワーズエンド
201910.18公開
イギリス・日本合作
Staff
監督/ジェームズ・アイボリー
製作/イスマイル・マーチャント
Cast
アンソニー・ホプキンス:ヘンリー
バネッサ・レッドグレーブ:ルース
ヘレナ・ボナム・カーター:ヘレン
エマ・トンプソン:マーガレット
Story
E・M・フォースター原作の映画化。
古き良き時代のイギリスを舞台に繰り広げられる支配階級の人々の物語ですが、当時の世界観なども見て取れる秀作ですね♥
中流階級のマーガレットとヘレンのシュレーゲル家の姉妹と資産家のウィルコックス家との交流が主点になります。
ヘレンがある夏に滞在したウィルコックス家の田舎の屋敷『ハワーズエンド』での切ない経験からスタートして、ロンドンに居を構える姉妹のすぐ目の前にウィルコックス家の女主人ルースが引っ越してきます。
ルースと親交を持った姉のマーガレット。
ウィルコックス家との不思議な縁がこの物語をある悲劇へと誘うのでした。
1992年に公開された本作が、新たに4Kデジタル・リマスターとして公開されたのですが、ジェームズ・アイボリー監督の作品らしく品格も高く、正統的な映画の見本として鑑賞することができました。
こんな映画がこれからも作られることを願いたいですね♥♡
エマ・トンプソンとヘレナ・ボナム・カーターが若々しくて、2人の魅力を再発見できたのはうれしいことでした。2人ともイギリスを代表する名女優ですし、さらに、ルース役のバネッサ・レッドグレープとアンソニー・ホプキンスという錚々たるキャストが秀逸でした。